朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

石原慎太郎を落としたいが

2007年03月25日 11時08分25秒 | 政治
統一地方選が始まっている。
東京は石原慎太郎に対して、浅野史郎がぶつかる、という構図。
実際に当選する可能性があるのは、この2人だけだろうなあ。

争点は「東京五輪誘致」だが、
だいたい、オリンピックなんかやって欲しくない。

オリンピックで元気に、とか言っているが、
そんなことは昔の東京五輪を懐かしんでいる、
赤字垂れ流しの報いを受けなくて済む(自分も含めてだろう)
世代のノスタルジーに働きかけるだけのこと。
実際に現役で活動している人間にとって、
オリンピックは迷惑以外の何者でもない。
東京マラソンの比ではないような交通封鎖。税金の無駄遣いとその尻拭い。
テロ対策と称した警察による監視の強化。

まあ、東京が招致に成功するとは思えないが、
税金を使ってハコモノは作るのだろう。
その赤字は誰が払う?
いなくなった慎太郎は良いにしても、後の都民の迷惑を考えないのか?
自己満足の(家族想いなのかも知れないが)ワガママなガキが。

とは言っても、浅野がこれを止められるとも思えないんだよなあ、正直。
青島幸男のような、「オリンピックを止める」だけの人間が
当選してくれれば良いのだが、難しそうだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三役兼ねる役者はいないものか

2007年03月24日 09時31分25秒 | 歌舞伎・文楽
青春18きっぷを勢いで買ったが(8000円だったからなあ)
使う機会がなくて困っていたので、
春分の日に歌舞伎座に行った。
因果関係はおかしいが、まあ、得てしてこんなもの。

「義経千本桜」の通し。
序幕「鳥居前」と「渡海屋・大物浦」を見る。
あまり「千本」は見る機会がなくて
(「猫の忠信」くらいしか、落語になっていないせいかも)
歌舞伎・文楽通じてこの幕は初めて。

序幕「鳥居前」。
うーん。無茶な話だ。
主人(義経)の恋人を縛って放置して、参宮するという発想が分からん。
そこに鎌倉方の捕手が来る、って、そりゃあそうだ。
忠信が来たからいいものの、来なかったら打首ものだわな。
まあ、それはそれとして、
梅玉の義経、菊五郎の忠信の雰囲気は良かった。
福助は私の気に合わなかった。最近、そんな思いが続いている。

次が「渡海屋・大物浦」。
藤十郎は女房は良いが、公家になってからは大げさな感じが嫌。
幸四郎はまあ良かった。

しかし、せっかくの「千本」の通しなので、三役兼ねて欲しいなあ。
今、兼ねられる人はいないのかなあ。
天王寺屋はできるだろうが、松島屋はできないか?

個人的には海老蔵に期待。
歌舞伎座では無理かも知れないが、どこかの機会で見たいなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京で上方落語を語るバカ

2007年03月17日 11時24分46秒 | 落語・講談・お笑い
吉川潮の「芸能鑑定帖」を読んでいる。
談志賛美が鼻に付くが、
それは、彼の価値観が立川流の価値観と合っているのだから仕方がないだろう。
その前提で読めばいいと思う。

しかし、なぜ文珍をほめるのかねえ。
はっきり言って彼は下品である。
客いじりや落語のギャグに対する説明など、ウケさせる際の心根が悪い。
落語はそれだけじゃなかろうが。
まあ、そういう芸人なんだから仕方がない。

吉川潮も結局、東京にいて、東京に来る人しか見ていないんだろう。
だが、本人も書いているとおり、「生で聴け」ということ。
東京の落語は、もちろん東京で聞けばよい。
上方の落語を語るのであれば、上方へ行って、上方で聴け。
東京に来る芸人の、東京でやるネタだけ聞いて語っていることなど、
表層に過ぎない。
それは、海外にいて、たまに来る一部の落語家の落語を聞いて
「落語はこういうものだ」と言っており、
しかもそれが「正しい落語の評論」として大手を振るようなもの。
それは変では?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする