朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

「ラジオ名人寄席」打ち切り

2008年03月29日 08時41分26秒 | 落語・講談・お笑い
NHKが音源を不正使用 司会の玉置さんラジオ番組降板(共同通信) - goo ニュース

ラジオ名人寄席はけっこう長く続いている番組で、
私もけっこう録音していた。
それがこんな形で終わる、というのが残念な話。

放送に携わるプロの行為としては、確かに「お粗末」だと思う。
しかし、エアチェックしたり、CDから録音したりして
個人的に所蔵している音源について、
「どこから録音したのか」を全て保証できるか?と言われると、
(同じようなことをやっている私も)自信はない。
結局、自分が持っているテープから放送するのが
リスキーだったのだと思う。

しかし、この著作権の問題については違和感があるなあ。
そもそも、元の音源をTBSが利用していたか、というと、
1回放送してそれっきりになっていたり、とか、
十分に利用できていないのでは?と思う。
それならば、こんな形ででも世に出た方が、
落語を好む人間としては有難い、というのが正直なところ。

死蔵しているだけで著作権が保護され、
「落語の良さを伝えたい」と思って放送に掛けると
(使用料を取られるだけでなく)番組も降板させられる、というのは
理不尽な気がするのだが。
コメント (3)
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死刑の抑止力

2008年03月26日 07時24分02秒 | 法・裁判
鳩山法相「粛々と死刑執行」 「治安の良い国つくる第一歩」(西日本新聞) - goo ニュース

まだ考えている途中、ではあるのだが。

「死刑があることによって、人を殺そうとする抑止力が働く」と
言うのだが、どうなんだろうか。

タイミングの悪いことに、
土浦ですれ違う人を次々刺す男が現れた。
この男は、「死刑になるから」といって止めるか、というと
止めないと思う。

まあ、極端な例を挙げても仕方がないのだが、
得・損で物事を考えない人間に対しては、
「死刑」は関係ないような気がする。

死刑の有無によって、どう行動するかを類型化してみると、
(本当は座標にした方が考えやすいのだろうが)
1.「死刑があろうがなかろうが、人を殺す」(今回のケース)
2.「死刑があると殺人を犯さないが、
   死刑がないと殺人を犯す」
3.「死刑があると殺人を犯すが、
   死刑がないと殺人を犯さない」
4.「死刑があろうがなかろうが、人を殺さない」(ほとんどの人)

で、2.に当てはまる人が(ごくわずかでも)存在するから、
「死刑には抑止力がある」という結論になるのだろう。

そりゃあそうなんだが、
それだけ考えても仕方がない。
「死刑」によるデメリットと、この抑止力を比較しないと
正しい判断はできないのでは?

特に、「抑止力」が過大評価されているような気がする。
(「死刑」によるデメリットは別途。)

「死刑があろうがなかろうが、人を殺す」(1.の場合)に対しては
抑止力が働かないと思うのだが、
こんなタイプの殺人が起こったときにまで、
「死刑をきちんと執行しよう」という議論が
出てきているように感じる。
あまり論理的だとは思えないのだが。

# 「抑止力」なんて綺麗事を言わずに、
 死刑とは
 「国民の復讐意識・憎しみが、その者を抹殺したいくらいに
  高まった場合に発動する刑罰」
 と定義してしまった方が、
 すっきりするような気がする。
 結局、国家が被害者の代わりに仇討をしてくれる、ということでは?
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花粉症だってのに

2008年03月25日 06時46分24秒 | 身の回り
土曜夜は、御徒町で大学の後輩と飲む予定があったので、
それまでフラフラと。

新宿から高田馬場に出て、CD借り換え。
田町へ回り、港区図書館でCD借り換え。
さらに有楽町へ。
山野楽器でCDを1枚買って歌舞伎座へ。

「吉田屋」を見ようと思っていたのだが、
「立ち見かも」と言われてあっさり諦めた。
天気も良かったので、前から一度行きたいと思っていた豊洲へ。
以前(2年位前か)稼働していたのだが、
どれくらい変わったのか?を確かめようと思っていた。

相変わらず、地下鉄を降りると風が強い。
駅前の交差点に立つと、「ゆりかもめ」の線路が延びてきている。
角に食べ物屋さんが入った建物ができている。(前何だったっけ?)
少し離れたところに商業施設ができている。
など。

少し歩く。駐車場ができているが、ここも前何だったっけ?
けっこう覚えていないものだなあ。

角のラーメン屋で飲んで「ゆりかもめ」に乗る。
眼下では工事をしている。
ここが築地から移転してくる、という卸売市場なのか。
オリンピック関連の施設も作っている様子。

新橋に着く。
御徒町に早めに行き、上野公園をふらふら歩いて、
その後後輩諸師と飲みました。

…花粉症だってのに外を歩き過ぎだって。
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右朝を思う

2008年03月24日 07時26分38秒 | 落語・講談・お笑い
# 古今亭志ん輔「噺家パラダイス」読了。

日曜夜は「ラジオ寄席」を聞いていた。
そろそろ野球が始まるので、もう終わりかも、と思っていたが。

右朝の特集で「花見酒」と「明烏」。
どちらも持っていないので、ちょうど良かった。
他の作業をしながらだったので、きちんと聞けていないのだが、
やはり聞きやすい声で良い。
また後で聞きなおしておこう。

「志ん輔パラダイス」でも、
彼の弟弟子にあたる(でも年齢・寄席文字書きを含めた芸歴では上である)
右朝の話が出ていて、
妙にシンクロした感じ。
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花粉め!

2008年03月17日 07時01分13秒 | 身の回り
数年前から花粉症なのだが、
今年は症状がひどい。
特に、目が痛いのがつらい。

そんなこともあってどうしても出不精になる。
何か理由を見つけて出掛けようとはしているのだが。

土曜は「CDを返さないと」という理由で外出。
高田馬場の新宿区立図書館で借り換え、
先日利用証を作った三田の港区立図書館で初めて借りる。
最近ハマっている「双蝶々」など。
スタジオ録音なので、実演する場合にはいろいろ考慮が必要だろう。
このネタを覚えることは(いくらなんでも)あり得ないが、
一般的に言えることだと思う。

港区は土曜は17時までなんやね。
高田馬場は遅くまでやっているんで、行く順番は今後考えよう。

日曜は、コインランドリー・コンビニに行った以外は、
本当に家に篭っていた。
やれやれ。
来週末は、歌舞伎座に行こうかな。
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ボイコット放棄が早すぎる

2008年03月16日 18時19分31秒 | 社会
チベットの暴動、聖火リレーに影響せず=北京五輪組織委(ロイター) - goo ニュース

IOC会長も、
「ボイコットしても仕方がない」みたいな発言をしたようだ。

しかし、中国がチベットでやっていることは、
「人権抑圧」以外の何者でもない。
そして、今回の暴動に対する制圧行為が、
適切に行われているかどうかまだ分からない状況。

ボイコットが常に正しい、とは言わないが、
この状況で「ボイコットはしない」と言うのは
早すぎると思う。
「あまりにも乱暴な対応をすれば、ボイコットもあり得る」という
メッセージを発して、
中国政府の対応をけん制しておくべきだったのでは?
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公約違反を認めて、早く手を打て

2008年03月15日 13時41分28秒 | 政治
年金名寄せ 政府、公約達成を強調 民主「終わったとはいえない」(産経新聞) - goo ニュース

「コンピュータでの照合ができたから、公約達成」なんて
思っている人は少ないのでは?
もし本気で与党がそのつもりだったとすると、
参議院選挙の際、最初から騙すつもりだったのだろう、と
思ってしまう。

しかし、ある程度「達成できなくても仕方がない」
と覚悟している人が多いと思う。
何十年もいい加減にやっていたことが、
そんなすぐに解決できないだろう、と思っている面があるだろうし。

優先してやって欲しいことは、
「なぜこのような事態になっているのか」(再発しないよな、まさか)と、
「できるだけ、不明になっている情報を集計して、
少しでも支払った保険料を還元する、ということだろう。
そして、責任の所在を明確にすること。

今、「公約違反だ」「公約違反でない」を論議の中心にするのは、
多くの人が求めていることとずれていると思う。
しかし「公約違反でない」と与党がムチャを言い出すと、
当然野党としては「何を言っているんだ」ということで
「公約違反」論争に踏み込んでいかざるを得ない。
# 本当に求められていることから目を逸らすために、
 あえて「公約違反ではない」とか言い出したのでは?なんて
 勘繰ってしまうところもあるが。

与党としてやるべきことは、
まずは「公約どおりできなかった、申し訳ない」と潔く謝罪するでは?
そして、状況・見通しを嘘偽りなく公表しながら
作業を引き続き進めていくことではないのか。
その中で、野党が「責任を追及する」ばかりで、
「真相を解明する」行動をとらなければ、
そこには国民から「それは後回しにして、まずは真相を解明せよ」という
声が出てくることもあるだろう。

「公約違反でない」なんてことを言い出して誤魔化そうとする姿勢は卑怯であり、
却って与党にその報いが来ると思うのだが。
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自浄能力がないのであれば、制度を改めるしかない

2008年03月10日 22時53分25秒 | 政治
「粉飾国家」(金子勝)読了。


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少し古い本ではあるが、
特殊法人などの問題が整理された良書だと思う。

この本を読みながら感じたこと。
今、税金や保険料、郵便局で貯金したお金が
どこで何に使われているのか不明、という状況。
官僚に限らず、
組織の変化が乏しく閉鎖的で、
しかも周囲が無関心な状況が続くと、
このような不透明な状態になるのは仕方がないのかも知れない。

しかし、今や財政的な危機に瀕しており、
国民の関心が高まっている状況で、
「お任せ下さい」と言われても任せられる訳がない。

今、官僚機構には自浄能力が求められていると思う。
自ら状況をオープンにして、金の使い道などについて
国民の判断を仰ぐようになる、とか。
しかし、それがない以上、違う手を打たざるを得ない。
そうしないと、不透明なまま金が漏れ続け、
どれだけ納税しても増税を受け入れても、
生活に何も還元されない状況が続いてしまう。

能力が多少劣っていようとも、
官僚機構のメンバーを入れ替えるべきではないか?

組織を作っているのは一人一人の個人であり、
特に上位に位置しているメンバーである。
例えば、アメリカのように政権交代の際に官僚機構のトップや
中堅層を入れ替える、といった方法を検討するべきではないか。
もちろん、良し悪しではあるのだが。

ただ、そうでもしないと、
情報は官僚に独占され、
一般の国民は知らないまま、自ら選択できないまま
奈落の底に突き落とされることになりかねない。
そこまでの手を打たなければならない状況だ、と認識すべきだと思う。
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見苦しい男

2008年03月09日 07時31分19秒 | 政治
新銀行東京、石原知事の責任が焦点に 都議会追及へ(朝日新聞) - goo ニュース

人には「責任をとれ」とか「私財を投じろ」とか言うくせに、
自分がその立場になると保身に走る、見苦しい男。
こんな行動まで戦争指導者を倣ってどうする。

前にも書いたが「新銀行東京」を継続する必要はない、と思う。
また、「焦げ付きが多い」という話だが、
都市銀行が優良中小企業への融資を増やしている状況で、
「貸し出しを増やさなければならない」要求に応えるためには
仕方がないのでは?
センスがなさ過ぎる。

政策ミスを潔く認め、清算せよ。
ここで400億円投入して、それで終わり、という証明はできないだろうし、
正直、それで終わりになるとは思えない。

今回の税金投入は「輸血」でしかない。
ちゃんとした止血策を講じず、
しかも生きていくことができない機関に、
生み主の体面だけのために輸血し続けられてたまるか。
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最近読んだ落語の本など

2008年03月04日 07時24分37秒 | 落語・講談・お笑い
いくつか、ピックアップして。


●東京かわら版(3月号)

笑志改め生志の真打昇進インタビュー。
が、途中で切れている?
かわら版、大丈夫か?


●桂米朝集成読了。

図書館で借りて読んだのだが、買ってもいいかも。
(全部買うと5桁になるが)
門人のパンフの記事なども載っている。
個人的には、吉朝追悼の文章を残して欲しかった。
追悼CDのコメントとか。


●明治の寄席芸人(円生)を読んでいるところ。

直接は関係ないことだが、
古谷三敏の「寄席芸人伝」が、
けっこう実話に基づいている、と改めて感じた。


そんなところか。
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