朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

第86回雀三郎つるっぱし亭

2010年08月31日 10時27分58秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は例月の如く「雀のおやど」の雀三郎の会へ。
開場10分くらい前に着いたのだが、既にかなりの待ち。
講談の会とはえらい違いだ。
結局ほぼ満員。


「兵庫船」(小鯛):△+

前のとま都かな。
名前が変わったことを特に言わなかった。
それはそれで一つの見識だが、まだ改名して1ヶ月くらいなのだし、
もっとアピールしていって良いと思う。

この人を見るのは初めてだと思う。
声が大きく、聞き取りやすい。
表情付けで不自然にクサい(変化が大き過ぎる)ところが少しあったが、
全体には悪くなかった。

前半やけに仔細にやり、謎かけで切ってしまう構成。
「足を交互に入れていく」とか「蛇が逃げた」とか、けっこう珍しい気がする。
船に上がる前や、このあたりの応酬で、
表情や科白の強弱を上手く付けて、細かくウケをとっていった。


「卯の日詣り」(雀三郎):○+

20年ぶりらしい。
マクラは、何故か小米朝のスカタン話で盛り上がる。

まあ、珍しいだけのことはあるネタだな。
この日はよくウケていたが、
一つ間違えばドッチラケになりかねないネタだと思う。

背虫の旦那が風流人であるところ、雰囲気がよく出ている。
この「風流人」であること、背虫であることをそこまで苦にしていない設定が、
その後の遊びの気色悪さを緩和する重要なポイントだろうな。

背虫は背中を曲げ、少し重心を後ろに置いていた。

磯七が瘡を作っていく所作がやけに細かく、丁寧。
糊の器に梅干を解き込んだり、顔に付けていたりするところなど。
うーん、そこまで丁寧にやらんでも、と感じなくもないが、
作り事なだけにリアルにやった方が良いのかも知れない。

住吉さんへの道中の乞食や放し鳥、客引きの女中、
さらには顔を洗う際の板場の男など、
周囲の人間の反応を丁寧に(それぞれの人物の違いも含めて)描写して
「かったい」の気味悪さを表現する。
このあたりが非常に上手い。

上がって酒を飲む。
仲居さんが旦那の方にだけ行くところ、
それを受けての旦那の満足げな様子や磯七の不服げなところが
きっちりと描写されていた。
磯七が膏薬をとって食べるところは、個人的には気色悪さが先に立った。
仕込みとしては必要だと思うのだけどねえ。
頬ずりも、ちょっとしんどい。

磯七が板場と話をし、顔の瘡をとっていく。
このあたりの板場とのやりとり、「犬に宜しく」まできっちりと。
このネタの磯七、
旦那と応対するときは幇間っぽいが、
仲居や板場など、お店の人とのやりとりは幇間っぽくないんだな。
確かに「客」ではあるからなあ。

騙された仲居が照れ隠しも込めて、
旦那を軽く叩いてサゲの科白を言う流れ、
切れがあって良かった。


「足上がり」(八天):○

マクラは「成り切る」話。
やけに焦っている感じがして、聞いていて不安になった。
間投詞が多いのと、妙なタイミングで息を吸うからだろう。

犬を踏み付ける「ああら、怪しやな」の所作が非常に大きく、声も大きく派手で良い。
後の「芝居心のねえ犬だ」も、きちんと世話に砕けて演るのが流石。

ネタは丁寧に演っている。
最初、丁稚の口調が少し女々しいかな、と感じた。
後は特に気にならなかったが。
「あるある」に至るまでの独り喋り、少し科白が多いかも知れない。

旦那は少し若い目だが、店を心配して尋ねる気がよく出ている。
丁稚が羊羹を摘んでしまうまでの独り喋りが自然で、
「何で羊羹を食べる」でよくウケる。
丁稚が言われてもなお口を動かしているのも面白いな。

「足が上がる」の言い換えもいろいろ考えられていた。
「クビになる」を(一度だが)入れるのは手だな。

番頭が丁稚を呼んで芝居の真似事。
もう少し芝居っぽい動き、クサさがある方が好みだが、
お岩が子どもを渡すところの上下の振りや体重移動など、丁寧に描写していた。
# 最初から石仏を渡しているように見えたのだが、
 個人的には、「渡すときは子どもだが受け取ると石仏に変わる」設定だと
 思っているのだが。

サゲまでトントンと運んでいた。


「天狗裁き」(雀三郎):○-

夢の話のマクラからネタへ。
全体に漫画的な作りではあるなあ。
隣の男や家主など、「どうでもいい」から「夢を聞きたい」に変わる際に、
徐々に変化する、というより、スイッチが入り転換する感じ。
また、夢を見た男の変化も、あまり明確でない。
まあ、(サゲから考えて)全て夢の中の出来事、とすれば、
それはそれでありなのかも知れない。

おかみさんとの絡みは、如何にも夫婦らしい日常のやりとりが
いつの間にか大喧嘩に発展する感じ。
少し唐突に感じたのは、夢を見た男の変化がよく分からなかったからかな。

止めに入った隣の男の
「それで「さあ殺せ」までいくんかい」の唖然とした言い方が良かった。
転換は夢を見た男を見ていない時に表情が変わり、
「で、ホンマはどんな夢…」に入っていく。
ここが少し漫画的かな、と感じたところか。
喧嘩に入っていくが、
個人的には少しクドくなる気がするので、
「3年前」云々は入れない方が良いと思う。

家主が止めるところが少し早いかな。
もう少し掴み合うくらいの動きがあってからの方が良いと思った。
これも隣の男と同様、男を見ていない時に表情を変えて
「けど面白そうな…」と言っていく。

奉行はちと違和感があった。
転換後「奉行」にしては少し崩し過ぎかな、と感じた。
次の天狗との差を付けるためかも知れないが、
逆に家主との差が小さくなる(下手するとそれ以下になる)ので、
奉行は奉行の矜持を持ったままで聞きたがるようにして欲しいなあ。

天狗は良かった。
羽団扇を引っ繰り返すあたり、自然で良い。

最後「ちょっとあんた」でウケが来なかった。
天狗とおかみさんの差があまり付けられていなかった、ということなのかなあ。
米朝のように、気張ってウケを引きずり出すものでもないだろうが。


20時半前に終演。
1時間半足らずとあまり長くなかったが、けっこう満腹。
何か、サゲの調子がよく似たネタが続いた気がする。
良いサゲではあるんだけどね。
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8月30日(月)のつぶやき

2010年08月31日 01時44分25秒 | つぶやき
06:53 from Twit for Windows
起床せり。今日はもう少し有意義な日としたく。医者行くかな。
07:05 from Twit for Windows
12/19、トリイホールで川柳・ブラック二人会だそうな。http://bit.ly/dvoSoa快楽亭ブラックの出直しブログ 20100824
07:41 from Twit for Windows
いろいろ違和感はあるな。給与の額もだが、ここに現れない「手当」や、残業手当の打ち切りといった話も明らかにする必要があると思う。http://bit.ly/aVQ5us不況の影響で高まる公務員志向 民間よりも給料が高いというのは本当か? - Infoseek ニュース
09:58 from Twit for Windows
菅が絶対的に首相にふさわしいと思っている訳ではなく、あくまでも「小沢に比べて」のはずなのだが。消費税引き上げには反対なのだが、誰を支持すれば良いのだ?http://bit.ly/b8GzeL毎日新聞世論調査:「首相にふさわしい」 菅氏が78% - 毎日jp(毎日新聞)
12:47 from Twit for Windows
なぜ円高に振れているのかよく分からないので、この資金供給の追加が有効かどうかも分からないのだが。http://bit.ly/9m0JgU日銀、追加金融緩和を決定 資金供給30兆円 - 47NEWS(よんななニュース)
15:25 from Twit for Windows
昔デジカメ買った気がするのだが見つからない。確か、すぐ電源が切れるような碌でもない代物だった覚えがあるので、改めてコンパクトで安い代物を買おうかな。
15:34 from Twit for Windows
ロジカルな話をしない人間のようだな。児童ポルノにせよ何にせよ、あまりまともに取り合ってはいけない存在のように感じる。http://bit.ly/cfW08Kアグネス・チャンがブログで弁明 「薬事法抵触全く知らなかった」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
15:43 from モバツイ
医者は明日にしよう。今日は5時くらいに出れば間に合うかな。
17:13 from モバツイ
ようよう外出。試験終わってバテているのかなあ。そのまま引き籠もらないことを祈る。
18:21 from モバツイ
雀のおやど。金曜より混んでいるのは無論だが、先月の「つるっぱし亭」よりも混んでいる気がする。
20:36 from モバツイ
つるっぱし亭終演。「卯の日詣り」は初めて見たかな。満腹。
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8月29日(日)のつぶやき

2010年08月30日 01時34分36秒 | つぶやき
08:13 from Twit for Windows
日記帳・月末資料等を見ながら職務歴作成。多摩に3年近くいたんだなあ、とか、この仕事意外に短かったのか、とか、振り返ってみるといろいろ新鮮。
11:30 from Twit for Windows
「空想科学読本9」読了。筆者が以前から関心を持っていたところを取り上げる。軽く読める。ただ今までに比べて、物理や生物学的な見地からツッコむ部分は少なく、「科学」っぽくない感じではある。[楽天] http://a.r10.to/hBsoZ2
11:36 from Twit for Windows
なんか気が入らんなあ。旅行の予定など立てねばならぬのに。
11:55 from web
危険と分かって走らせる訳にはいかないだろうが、「当分の間」っていつまでだ?山頂に割れ目、バスで一部代行輸送 大井川鉄道井川線 http://t.asahi.com/9ie
12:41 from Twit for Windows
那覇行きの飛行機って高いなあ。と思ってしまう。フェリーも安くはないが。
12:54 from Tweet Button
“鬼軍曹”逝く 元プロレスラーの山本小鉄さんが死去 ニュース-ORICON STYLE- http://t.co/whYy7Ff via @oricon
13:53 from Twit for Windows
8月半ばの「らくご道」の感想追記。http://bit.ly/amxroLらくご道 - 朝寝-昼酒-夜遊
23:49 from Twit for Windows
久し振りにゲーム三昧で、不毛なる一日が終わる。
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月例谷六寄席

2010年08月29日 10時29分17秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は、谷六の小つるの落語会へ。
毎月開催されているらしいのだが、
値段が割高かな、と感じることもあり、
行くのは初めて。
今回行ったのは、ネタ出しされていた「豆屋」「蛇含草」とも、
私が学生の頃やったことのあるネタだったから、という理由。

喫茶店の地下にあるステージ。
音楽コンサートなどが開かれることもあるようだ。
15人程度の入り。


「豆屋」(小つる):○-

マクラで襲名について新聞社などを回った話。
この人の喋り方、無駄な間投詞がなく、強弱の付け方も明確で聞きやすい。

上方の「豆屋」って、けっこう丁寧な設定がなされている(元々職人だ、とか)し、
台詞回しや感情の変化などもきっちり描写されているのだが、
個人的には不要だと感じる。
「一人目の客で仕込んで、二人目の客でバラす」程度の噺として済ませる方が良いと思う。
丁寧に台詞回しやら感情付けやらをしていくと、
客が嫌な人間に感じられてしまい、却ってマイナスになると思う。

「豆、豆、はじき豆」の売り声やその表情が、クサ目だが楽しい。
仕草など、参考になった。
籠の中に枡を置いて、そこに豆を流し込んでいくんやな。
その前提で、枡を片手や両手で囲んで豆を入れていくところもよく分かった。


「二人ぐせ」(生寿):△

マクラで結婚までのいろいろ話。
個人的には面白かったが、
生寿のことを知らないであろうこの日の客には、
あまりハマらなかった気がする。

ネタは生喬から習ったのだろう。
全体に表情付けが少しキツいのと、口をいがめて喋るクセが気になる。

割って決めるところ、最初から「つまらん」と言わせる意図が見えて分かりやすい。
ただそれに対して、
「10と数が揃っているから、割るな」と止める側が少し弱い感じ。

大根百本はまあまあ。
「つー」で止まるところ、もう少し自然にやる方が好み。

また戻ってきて将棋の説明。
ご隠居さんは盤や駒を出さず、口頭で説明するのだが、
実際に並べて見せた方が分かりやすいと思う。
口頭で済ませる意義がよく分からなかった。

戻ってきて盤を出して待っている。
待ち構えて疲れている感じが、
呼び止めるところや「言うた!言うた!」と力いっぱい叫ぶところに現れていて良かった。

あと、飛車を上から打っていたのだが、
中段に入った時に成れるので、下から打つ方が普通なように思う。


「蛇含草」(小つる):△+

どこかへ行った帰りに寄った、という体。
なので甚平を着ている訳でなく(着ているものへの言及なし)、
取った蛇含草も懐に入れる。

自分の家の暑さの言い立てなし。
家の涼しさも、言い立て、という感じでなく、細かく描写していく。
どんな家か、のイメージは持ちやすかった。

餅を食べずに素麺を食べる。
そう言えば、小つるの「蛇含草」ってそうだったな。
個人的には餅の方が好み。
確かに「夏に餅を食べる」不自然さはなくなるし、
「にわ素麺」とか「揖保のヒモ」といったギャグを入れる余地は出てくるのだが、
サゲの「餅が甚平を着ている」絵面は「素麺がごろごろしている」よりも良いと思う。
また、素麺の曲喰いで一度下において水気を取るのが、あまりきれいでない。
「滝のように素麺が流れる」のも少し汚い感じ。

おかみさんや帰って来た後の様子は、まあ普通。
サゲ前の「蛇含草が人間を溶かす草である」説明の地の文が
少し分かり辛かった。


1時半開演で、3時前には終わった。
2000円は、やはりちと高いかなあ。
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8月28日(土)のつぶやき

2010年08月29日 01時36分40秒 | つぶやき
00:20 from Tweet Button
焼損、って今まであまり聞いたことがないな。他の運送会社でもあるのか?>ゆうパック:運送トラック事故で一部焼損 中央道 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/yrcuuvA via @mainichijpnews
05:03 from Twit for Windows
起床。何か、あまりやる気が湧いてこないな。崖っぷちに立っているのか?
06:13 from Twit for Windows
眠気が酷い。もう一眠りしようか。
08:40 from Tweet Button
小泉が橋龍に勝った自民党総裁選を思い出す。ただ、民主党の議員が、そこまで世論に左右されるのか、選挙に勝ってナンボ、と思うのかどうか。>民主代表選:世論重視 VS 組織固め - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/Wy4WoFs via @mainichijpnews
09:38 from Twit for Windows
試験も終わったし、一度、就職してからの業務歴を整理しておこうかな。SEとしての経歴が多いと思うが。
09:40 from Twit for Windows
先月末の落語会の感想追記。また修正するかも知れんが。さて、あとは「らくご道」だけだな。http://bit.ly/bjPpOD第85回雀三郎つるっぱし亭 - 朝寝-昼酒-夜遊
09:44 from Tweet Button
膝を痛めた相撲、ちょうど名古屋で生で見ていたのだが、太り過ぎだろう。土俵に上がるのもやっとだったし。見世物と考えれば良いのだが。>山本山:“自己新”更新! 最重量266キロ - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/s3JbFnZ via @mainichijpnews
09:50 from Tweet Button
最近、「死刑は廃止できないのでは?」と悲観的。もういっそ、日本人は犯人を殺して復讐心を満足させる、非理性的な国民です、と宣言したら?>社説:「刑場」公開 まずは議論の出発点に - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/C99MwhM via @mainichijpnews
10:41 from Twit for Windows
元々「市民派」である菅が「庶民派」をアピールだなんだと言われること自体がおかしな話だが。http://bit.ly/98FGKq庶民派アピール?首相がレバニラ定食とギョーザ : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
12:20 from モバツイ
外出。昼間は今尚暑い。これから谷六行けば、丁度良い加減か。
15:28 from モバツイ
「谷六寄席」終わって梅田。生寿は「二人ぐせ」だったので、3席とも我が過去ネタ(笑)
17:11 from モバツイ
思い付き。「肝つぶし」で地の文なしで進められへんかな。「台所行って」とか一切なしで、立ち上がって場所を移動する様子だけ見せ、庖丁を研ぎにかかる。
18:31 from モバツイ
3合飲んで帰路。明日は旅行の計画など。
by kkmaru on Twitter
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第14回講談毎日亭・3日目

2010年08月28日 08時22分37秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は「雀のおやど」の講談の会へ。
通し読みの会、というのは初めて。
目的は南海の「伝説の講釈師・後藤一山物語」というもので、
ちょうど昨日が「講談・くっしゃみ講釈」だったため。
…なのだが…。


「若軍師真田大助」(南湖)

マクラで「伊勢戦国時代村」(今は「伊勢・安土桃山文化村」というらしい)での仕事の話。
(リンク先参照。→伊勢・安土桃山文化村|三重県|伊勢観光|ちょんまげ・安土城
…ちょっと行きたくなってしまった。

ネタは真田大助などが江戸で将軍に会い、
豊臣家の再興を願おうとする際の話。
藤堂家の屋敷に泊まっている、という話の一環で
「出世の白餅」の件も入る。

内容もまあ面白く、次の日への引っ張り方も興味深かった。


「一山先生の御難」(南海)

これが目当てだったのだが、
椎間板ヘルニアの手術?を受けた直後、ということで、
医者から正座の時間を制限され、
くっしゃみしまくるなんて論外、と言われている、とのこと。
そんな話と、少し落語「くっしゃみ講釈」に関わる話をするだけ、になってしまった。
うーん、残念。
またネタ出しの会でやって欲しいなあ。


「在原業平・春」(南青)

藤原高子との物語。
歌のやりとり、這っていっての話から、
連れ出したところを高子の兄に連れ戻される、というところまで。

「伊勢物語」の「白玉か」の歌の段(第6段)の前に
夜這していく話(他の段にあるのかも知れない)をつなげた構成。
よく出来た作りだと思う。
「西行」のような地噺の雰囲気。


「くっしゃみ講釈」がなかったのは残念だが、
たっぷりまとまった話を聞ける機会はあまりないので、良かったと思う。
客が少ない(12,3人)のは勿体ないなあ。
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8月27日(金)のつぶやき

2010年08月28日 02時06分12秒 | つぶやき
07:59 from モバツイ
起床。やはり、涼しくなるものやなあ。
11:43 from モバツイ
明日の小つるの会、前売予約。我が持ちネタ2席(笑)楽しみ。
18:43 from モバツイ
雀のおやど。雀三郎の会と違ってガラガラ。まあ、これくらいがちょうどいいや。
20:31 from モバツイ
毎日講談席終演。椎間板ヘルニアの影響で、南海「くっしゃみ」やらず。嗚呼。
22:17 from Twit for Windows
将棋界では、まずあり得ない話だな。関西棋院が久し振り、ということと、理事長が塩川だというのが、何とも。http://bit.ly/9yqoBB<囲碁>碁聖位に異色棋士 医師の坂井七段が初タイトル(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
22:53 from Twit for Windows
「世界を知る力」(寺島実郎)読了。あまり引っかからず、さらっと読んでしまった。浅いレベルではあるが、私が同じ感覚を持っているからかも知れぬ。
23:01 from Twit for Windows
部室で「映画やぶ睨み」や「ラ・マラゲーニャ」、帰ってきて「大ガーコン」を聞いているが、やはり川柳は素晴らしい。次の未年も独演会やってくれるのかな?
by kkmaru on Twitter
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8月26日(木)のつぶやき

2010年08月27日 01時47分40秒 | つぶやき
07:04 from Twit for Windows
ようやく起きた。けっこう熟睡できたようには思う。さて、今日は(も?)小旅行じゃな。
09:23 from モバツイ
外出。今日も青春18を消化する小旅行。
11:02 from モバツイ
湖西を北上。古い歌謡曲を聞きながら。妙にマッチする。
12:27 from モバツイ
敦賀から小浜線。この車両になってから乗るのは初めてか。線路状態はあまり良くなく、やや揺れ大きい。
13:00 from モバツイ
快速鉄道とか、ムダとしか思えん。1時間に1本の2両編成だって埋まらんのに。
13:05 from モバツイ
近くの席にいたおっさんが喧しくて移動。どこの人間であろうが、ああいうのを「田舎者」と思う。己の狭い世界しか目に入らんバカ。
15:22 from モバツイ
舞鶴から宮津線。冷房効かず、窓を開ける。音、匂いが入り、これめ一興。
16:12 from モバツイ
初めての宮福線。新線でもあり、宮津線よりかなり快適。車両にトイレが付いていないのは頂けないですが。
17:01 from モバツイ
福知山。以前に比べて、綺麗になっている気がする。
22:22 from モバツイ
終電で福知山発。そこそこ飲んだはずだが、あまり酔っていないな。
by kkmaru on Twitter
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8月25日(水)のつぶやき

2010年08月26日 02時28分21秒 | つぶやき
08:17 from Twit for Windows
まだ若干呆けておるな。ちと泳ぎに行くかな。
08:42 from web
図書館にはまだ置いていないみたいだ。買おうかな。>空想科学読本9 http://calil.jp/xhfjj #calil
08:55 from Twit for Windows
死亡して「住民票を削除」しても「戸籍の削除」に連動しない、という手続の問題かな。個人的には、「ずれているのはイヤだろ?」と脅して管理強化につなげそうで、薄ら寒いが。http://bit.ly/agULU1東大阪市:120歳以上228人が戸籍上「生存」 - 毎日jp(毎日新聞)
09:15 from web
税金で政治活動をする、というのはそういうこと。気に入らなければ、自分の歳費でやればいい。高い給料貰ってんだろ?>政調費の監査請求、熊本市議がブログで「テロに等しい」 http://t.asahi.com/8t4
09:25 from Tweet Button
大相撲そのものが基本「昭和の遺物」(必ずしもマイナス評価ではない)なのだから、横審も当然そうなるだろう。>横綱審議委員会:伊藤理事の「昭和の遺物」批判に“物言い” - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/PgGbbmw via @mainichijpnews
09:31 from Tweet Button
そこまで科学が万能か、という留保はあるのだが、乳児に「病は気から」と言っても通じないだろう。>ホメオパシー療法:「科学的根拠なし」学術会議会長 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/llr4VJJ via @mainichijpnews
10:43 from モバツイ
何か、泳ぎに行く気にもなりゃしねえ。まあ、しゃあないかな。青春18使って、ちとフラフラしてくるか。
11:55 from モバツイ
外出。気分転換に関空から神戸空港まで船に乗るかな。ある知人は大阪空港で飛行機をぼうっっと見るらしいが。
13:58 from モバツイ
阪和線を南へ南へ。酔いも微妙に回って良い感じ。
14:38 from モバツイ
関空。初めてかな、と思っていた。確かに空港に入るのは初めて。電車で日根野から入ったことはあるようだ。
15:07 from モバツイ
関空から神戸空港へのベイシャトル内。けっこう揺れる。あまり寛げる感じではない。
16:01 from モバツイ
神戸空港からポートライナー。久し振りやなあ。震災の年に余興で来た時以来やも知れぬ。
16:52 from モバツイ
三宮から兵庫駅。けっこう立派な作りの駅。
17:22 from モバツイ
和田岬線。最早103系だからなあ。昔の片扉の旧客が走っていた頃とは違う。車内に広告の類いが全くないのが面白い。
21:46 from Twit for Windows
伝統主義、保守主義って、しょせんは「栄光の明治時代、大日本帝国に還れ」でしかないんだな。たかだか150年程度の「伝統」か。伝統のつまみ食い、自分の主張に合うところのいいとこどり。
22:13 from Tweet Button
今、実際には体外受精ってけっこう多いらしいからなあ。それとは別に、自民党の頭の堅い連中が「事実婚」をどう捉えるのだろう。>野田聖子氏:妊娠、体外受精で 来年出産予定 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/wmwYoad via @mainichijpnews
22:49 from Twit for Windows
コミケで販売された「不安ブック」注文。>さよなら絶望放送不安ブックhttp://bit.ly/dgBCi3
22:57 from web
22点って何じゃい。7回、8回で17点とって逆転って…。>阪神猛打、22得点で首位に〈25日のセ・リーグ〉 http://t.asahi.com/8ym
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戦いすんで暇くれて

2010年08月25日 07時32分33秒 | 落語・講談・お笑い
# 注文していた「寄席囃子100」が届いた。
 ※画像をクリックすると「楽天」のページに飛びます
 

 まだ聞いている途中なのだが、
 従来の寄席囃子集に比べて、
 「現役の咄家の出囃子を収録する」意図が強いように感じた。
 選曲にしても昇太「デイビー・クロケット」や白鳥「白鳥の湖」、
 小遊三「ボタンとリボン」など、
 邦楽を元にしない曲も入っている。
 解説書も「誰の出囃子か」を明記してある。
 こういう作り方もありかな、と思う。

 上方の咄家の曲が入っていないのは、まあ、仕方がないだろう。
 収録される機会が意外に少ない「雪の合方」が入っているのは有難い。


試験が終わってとりあえずほっとしたので、
月曜はワッハの「上方講談を聞く会」へ。

「江島屋騒動」(南舟)

この人の口調に割とマッチした演題だと思う。
番頭の堅気さとか。
科白が途中で出てこなくなったのが惜しい。


「名月松坂城」(南青)

トントンと運んで快い。
表情付けなどけっこうクサ目で、楽しんで聞けた。
落語でもできそうな演題だなあ。


「応挙と幽霊の花魁」(南左衛門)

先日雀松との二人会でも演ったもの。
少しトチリがあった。
声・表情付けの大きさが素晴らしい。
講釈師に限ったことではないが。


「生首の碁盤」(南鱗)

久し振りの南鱗。
マクラは訥々と、相変わらず陰気に見える、ちょっと引いた雰囲気。
福団治を思わせる。

ネタは初めて聞いたのだが、
碁盤を売り付けて返しに来るところなど、「へっつい幽霊」を思い起こさせた。
血を拭っても怨念が残っている、というのは設定として理解し辛い。
最後の方、人物関係が少し入り組み、分かり辛かった。
仕方ないんだけどね。
最後の「鍋島猫騒動」に続く設定を外し、
「碁の上での諍いでの刃傷」、といった単純な理由付けにすれば、
落語でもできそうな気がする。
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