朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

戦争、未だ過ぎ去らず

2007年09月30日 23時53分39秒 | 政治
沖縄、11万人が訴え 教科書検定「撤回を」(朝日新聞) - goo ニュース

あまり語られていないようだが、無視することはできない。

この人数は、米兵による少女暴行事件の際よりも多いらしい。
少なくとも沖縄では、戦争は「過去」ではない。
もちろん、本土でも「過去」でない、と感じている人はいると思うが、
その比率が少ないので、全体の雰囲気としては「過ぎ去ったもの」の
感覚だろう。私自身も、感覚レベルでは同じだと思う。

キナ臭い時代に、「過去」の戦争の体験をどのように生かすのか。
忘却するのは、自己・周囲・他者の体験を血肉にできていないせいなのか。
それとも、もう一度同じ体験をしても構わない、と思っているのか。
当人は、そのあたりをどのように意識して行動しているのか。

よく分からない。
しかし、ここを掘り下げていくと、
何か方向性が見えるかも知れないと思う。
ちょっと考えていくか。
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東十条病院が全科休診?

2007年09月29日 09時26分09秒 | 社会
東京の病院が新患・救急受け入れ休止、来月末で全科休診(読売新聞) - goo ニュース

何気なくリンクをつついたのだが、知っている病院で驚いた。
東京に転勤になって、最初に住んでいたのが東十条で、
この病院は2回ほど行ったことがある。
きれいで、大きな病院。
「北区内では最もベッド数が多い」とあったが、むべなるかな。

患者数が減って、経営が成り立たない、といった文脈ではなさそう。
大学がなぜ病院を引き上げたのか、がよく分からないので
何とも言えないのだが。
全科休診、てなことになると、次はそのまま閉鎖、ってことになるのか?

うーん。ちょっとショッキングなニュースだった。
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「ビルマ」に戻しませんか?

2007年09月29日 07時14分06秒 | 政治
在日ミャンマー人が軍政批判「国際社会の圧力強化を」(読売新聞) - goo ニュース

「ミャンマー」なり首都「ヤンゴン」て呼称は、
軍政当局が変えた名前なんやね。
確かに、談笑の「イラサリマケ」でも
「ミャンマージャナイヨ、ビルマダヨ」と泣くビルマ人が出てくる。

ビルマ軍政の言動と、北朝鮮当局の発表がかぶってみえる。
「ミャンマー」も、その意味するところは「偉大なる金氏高麗」と同じだろう。
いまいち、ジャーナリスト殺害(流れ弾、なんてレベルではなさそう)にしても、
日本政府には抗議の姿勢が見えないのだが、
ここは、「ビルマ」に呼称を戻す形で、
軍政やその姿勢を非難しても良いのでは、と感じた。
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夏休み終わりて

2007年09月27日 01時09分26秒 | 落語・講談・お笑い
明日(もう、今日か)から仕事。

9月に入って、3連休に2日有給休暇をくっつけて5日間の夏休み。

土曜は洗濯したり何やかんやで過ごす。
日曜は「歌の日曜散歩」も聞かずに多摩センターへ。
新百合ヶ丘から小田急の特急で小田原へ。
せっかく前売で予約したが、ホームで買えずに改札に戻ったりして、
何かムダな動きをした感じ。
そこそこ席が余りそうだったら、前売で取る必要はないな。

小田原から「こだま」で米原へ。
読書・ナンクロがはかどって良い。
# 京都まで行くと、特急料金が一区上がるし、というケチな料簡がためだが。
そこから新快速で大阪へ。

飲み会がなくなったので、寄席をいろいろ見ていたが、いっぱいやね。
天満繁盛亭の「出車ばりの会」も行ってみたが、当日券なし。
しかし、2,500円でも売り切れる、ってのは理解できん。
正直、この金額をかける程の顔ぶれか、って気がする。
(私は2人とも嫌いじゃないが、それと値段は別問題だろう)
今は人気があるから良いが、それに溺れていると危ないかも。
特に何もせず帰宅。

次の日は、昼前に出て京都へ。アバンティで学生落語の集まり。軽く覗く。
上手い/下手で言うと、全体に上手いと思う。
ただ、学生が上手くてそれでどうする、ってのが私の根本の価値観。
特に、「上手く見せる」メンタリティが前面に出ると、アホか、と思う。
たかが3,4年でどこまで出来るんだ、
で、それを出して何の意味があるんだ、という感覚。
もっと自由奔放に、自分のやりたいようにやるのが学生の本分じゃないか、
と思う。
そこで初めて、プロができないようなものが提示できると思うんだが。

部室に戻り、現役の部員が集まってきたので飲みに行った。
戻ってきて、さらにバカなことをくっちゃべっている。
そんな感じで夜は更けぬ。

次の日(火曜やね)は昼頃までぼんやりして、京都から品川、新宿から帰宅。
今日ものんびり過ごして、夜は後輩の送別会があったんで私服で参加。

あと夏休みは1日。さて、どのように消耗されることやら。
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新総理が決まったが

2007年09月26日 13時43分49秒 | 政治
夏休みをとって帰省してきた。
いつの間にか自民党の総裁・日本の首相に福田が就任していた。
いつからか、
「安倍路線だと国民に思われてはいけない」「目先を変えないと」と
いう雰囲気が、自民党の中に充満したのだろう。

とはいえ、「清和会出身の首相」がまだ続く状況。これは異常。
元はと言えば、森が死人に口なし、とばかりに
小渕から政権を盗んだところから始まっているんだよなあ。
趙高のようなもの。
正統でない政権が続いていることに変わりはない。

しかし、福田が何をするんだろう。
参議院選挙後の安倍内閣と同様、福田は看板で、
自民党の各派閥の代表者が寄り集まって無責任な政策を打ち出すのでは?
背景は、「来るべき衆議院選挙で勝たなければならない」の思い。
これに基づいて、自民党の票田を維持するために金をばらまく構図に
なるのではないか。

もちろん、「国民の目を意識する」ことによって、
急がれる政策・国民が歓迎する政策が出てくる、という面はある。
ただ、その場しのぎの、一貫性のない政策が次々と出てくる状況もあり得る。
このあたりは、状況を注視しておく必要があるだろう。
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久々にざこばを見た

2007年09月23日 00時26分36秒 | 落語・講談・お笑い
3連休に、残っていた夏休みを2日くっつけて5連休。
明日は大阪に行くので、さて、今日は何をしようか、と一思案。

「東京かわら版」を見ていると、
ざこばの会が青梅で開催、ということで、電話予約した。
考えると、ざこばを見るのは久しぶり。
東京異動になってから初めてでは?と思う。

事務室でチケットを受け取ったのだが、非常に応対が良い。
青梅市って住んでもいいかも、と思った。

トークショーつき。
スーツ姿で出てきた。
話は、ざこばの入門するまでの話、テレビで売れてきたときの話など。
ほとんどが聞いたことのない話で、良かった。

落語は團朝とざこばが一席ずつ。

「秘伝書」團朝:△
マクラはよくある話。昔話など。
まあ、ウケていたし、そんなにあざとさは感じなかった。
ネタは大した噺じゃない。
テキ屋のマクラから、「秘伝書」を売って、
買った男が家で独りで読む、という形。
「アイデア」だけの形になるので、あまり好きではない。
笑福亭の「対話をする」形の方が、ウケも取りやすいと思うんだけど。

「青菜」ざこば:○
夫婦の会話のマクラ。
生活が出て、特に奇を衒っている訳でなく、面白い。良いマクラやね。
昔のざこばに比べて、植木屋・旦那とも落ち着いていて聞き易い。
程が良いところでバランスがとれている。
ただ、旦那の前で「家に帰って同じようにやってみせる」ことまで
言うのは、台詞として好きじゃない。
少しくどくなった感じがする。
あと、サゲの台詞回しもくどい。一言「弁慶!」で下げて欲しい。

全体的には、値段も安く、満足できる落語会だった。
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今週のCD

2007年09月17日 11時06分40秒 | 音楽
このところ、新宿を通るたびに
「TowerRecordでCDを買う」
パターンに陥っている。

うまく乗せられているなあ、と思いつつ、
乗っかるのも悪くはないな、とも。

先週も6組買ったが、期待外れが多かったので
(オイストラフの「春」+「クロイツェル」が良かったぐらい)
書くのはパス。


今週は4組5枚。

○ウィーンのロリポップ
 ボスコフスキー(Vn、指揮)

軽く聞けた。希望どおり。


○リスト「ハンガリア狂詩曲集」
 シフラ(P)

持っているかも、と思って先週買わなかったもの。
演奏は、いかにもシフラ。
リストの軽い、というか派手な一面は
この人の演奏が(今まで聞いた中では)一番合うのでは、と思う。
リストはそれが全てか、というと微妙だが。


○ベートーベン「悲愴+月光+熱情+告別」
 グルダ(P)

うーん。期待したほど、好みに合わなかった。
さらさら流れた感じ。


○カリンニコフ「交響曲第1番+第2番」
 スヴェトラーノフ+ソビエト国立放送響

最近カリンニコフが流行っている、と聞いたような気がして(錯覚か?)
試しに買ってみた。
(昔エアチェックしたテープは、どこかにあるはずだが…)
きれいで聞き易い曲。演奏の良し悪し、はよく分からないけど。

解説書がロシア語で読めない。


まあ、全体的に見ると「当たり」の買い物だった。
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名台詞に到るまでがしんどい芝居

2007年09月17日 01時28分34秒 | 歌舞伎・文楽
歌舞伎座に行ってきた。
秀山祭夜の部「二条城の清正」。

18時20分から幕見売り出し、と思っていたら
1時間間違えていた。(19時20分から)
テレビ音声の入る携帯ラジオで「笑点」を聞きながら、
例によって新宿のTowerReordでぐるぐる回ってCDを買い
(その感想は別途)、
のんびりと銀座へ。

久しぶりに、空いている芝居。
3連休の真ん中なのが一つの理由だろう。
開始時刻も遅いし、あんまり華のある演目でもないし。

で、芝居。
雷の表現で、録音や照明の点滅を使うのは、私の趣味じゃない。
最初の若い連中の会話も長いし、時代劇みたい。
そこから、最初の幕での吉右衛門の出番になる。
雰囲気は良いが、別にどうってこともない。馬に乗るだけが
華の場面か?

二条城の場面はまあまあ。
ただ、家康の左團次がいまいち。
「隙あらば殺してやろう」とする狡猾さ・腹黒さが薄い。
なので、丁丁発止の緊迫感が出ない。
これがないとねえ。

緊迫感が薄れたもう一つの理由は、
家康などが並ぶ場面の前に、「討ち取ろう」とする部下の
密談の場面が入っていること。
そんなもの入れなくても、「家康は秀頼を殺そうとしている」設定は
分かると思うのだが。
分からない客には、何をやっても分からないだろうし。
こんな演出が普通なのか?

で、無事に退出して舟での会話になる。
名台詞が、ところどころにちりばめられている、という感じ。
ただ、何となく緊迫感がないなあ。
それは、二条城の場面がゆったりと流れてしまったからだろう。
吉右衛門の口調は良かった。
福助は不安定でしんどかったけど、まあ、どうしようもない、という
レベルではなかった。

全体的に、あまり台本が良くなくて、
吉右衛門がどれだけ頑張っても一貫性がなく、しんどい、という芝居だった。
今月は、これぎり、かな。

来月は「牡丹燈籠」と「恋飛脚大和往来」が楽しみ。
しかし、季節感がムチャクチャだな。
10月の芝居ではないと思うんだが。
牡丹燈籠は夏芝居だし、
「新口村」の雪の場面は10月に見るものではないだろう。
何だかなあ。
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迷惑な独善野郎

2007年09月13日 22時55分15秒 | 政治
「残業代出なかったら、さっさと帰る」舛添厚労相が持論(朝日新聞) - goo ニュース

「残業代が出ないから、さっさと帰る」働き方ができるのは、
恵まれている立場の人だけだろう。

ほとんどの企業(役所もか?)は、社員が残業する前提で
要員計画を立てていると思う。
社員が残業しなくなると、とたんに仕事が回らなくなり、
中小企業だと倒産することになりかねない。
採用も、そんな簡単にはできないしね。

また、社員も残業する前提で生活していたり、
企業も社員に残業手当を支給して生活を保障することを
考慮に入れている場合がある。

このあたりの、現状の(歪んだ)調和を立て直す取っ掛りとして、
「残業代ゼロ法案」は乱暴。
それは過労死や、
「働けど、楽にならざる」ワーキング・プアーの増加を招くだけではないか。
(ただ、どこから立て直していくか、というと、
難しいのは確かなんだけどね。)

このあたり、世間知らずの恵まれた、
大学教授の独善を感じる。
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辞任は遅すぎた

2007年09月12日 23時44分48秒 | 政治
安倍、辞任。

安倍首相、辞意表明 「私が残ることが障害に」「党首会談を断られ」(gooニュース) - goo ニュース

辞めた人間について、どうこう言っても仕方がないが、
所信表明しておいて辞任したら、
あの「所信表明演説は何だったんだ?」となる。

次の首相は、また閣僚を選んで(留任も多いだろうが)
所信表明演説をして、の流れになる。
時間的なロスも大きい。

参議院選挙の結果に「民意」を感じ取り、
その追い風で民主党が全面的に反対するだろう、と想像できていれば、
選挙で負けたタイミングで辞められたのでは?
そこが鈍感だったことが、辞任が遅れた原因だろう。
一国の代表としては、センス・能力に
いろいろ不足点があったのだと思う。

この後は、自分の得意な「拉致」問題で行動してくれることを祈る。
せっかくの「元首相」の箔で、北朝鮮に対しても行動して欲しい。
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