昨日は八天の会へ。
文の里の「アークカルチャースタジオ」なる所。
この会場に行くのも初めてだし、
考えたら文の里という駅で下りるのも初めて。
谷町線の列車は半分くらいここで折り返すので、
耳にする機会は多い駅名なのだが。
開場すると、椅子が2列しか並べられていない。
こんなんで入り切るんかいな、と思っていると、充分だった。
「つ離れ」はしたが、15人に満たない入り。
「鷺とり」(天使):△
前に見た「寿限無」よりは安心して聞ける。
まだ、登場人物が会話している感じ。
少し上下を振るタイミングがおかしい(早い)が、
人前で演っていく内に自然になっていくと思う。
「かわりめ」(八天):△+
酒の話をマクラに、ネタに入る。
まあ、きっちり科白を喋っているのだが、
時に酔っ払いが醒めているように感じた。
ふと思ったんだが、この酔っ払いは
後半のうどん屋に言うところの「娘を嫁にやった友人と飲んだ」
気持ちをハラに持って、
俥屋を呼んだり、おかみさんへの感謝を言ったりする必要があるのではないかな。
「友人の娘が嫁いだ」ハラがあると、
おかみさんへの感謝の科白も
現在だけでなく、夫婦としての歴史が出て、厚みを持って喋れそう。
その結果、クサくなりがちなこの科白が多少聞き易くなると思う。
そこまで考えるものでもないかも知れないが。
「あくびの稽古」(あさ吉):△+
マクラは三味線などのお稽古に行った話。
上手いか下手かというと、話も持っていき方など拙い点も多いのだが、
面白く聞けた。
ネタは、出来の悪い新作のよう。
ところどころに光る設定はあるのだが、
このネタの作り方としては、根本的に違うと思う。
個人的には、このネタは
先生が「納まりかえっている」くせに「あくび」などをやる、という
「緊張の緩和」で作られているものだと思うのだが、
あさ吉は先生は落ち着いた人ではなく、割と情けない人として作っていた。
彼のニンがそのまま出ている感じ。
1回目と2回目で違うことを言って突っ込まれたりしている。
サゲもその情けない造形の方向のサゲで、
まあ、整合性は取れている。
稽古屋さんが庭を尤もらしく造っている設定は初めて聞いたが、
「納まりかえっている」ベースとして悪くないと思う。
あくびは江戸風の「船頭さん」の形。
言葉遣いが芝居みたいで、ちと変だと思った。
まあ、この「あくびの稽古」で変なのは、ここだけではなかったが。
「蛸芝居」(八天):○-
少し芝居の話をマクラに振ってネタへ。
細かいトチリが散見されたが、
芝居の仕草・表情付けは細かいところまでよく手が入っていたと思う。
「豪快さ」という面では少し不足感があるが、
まあ、きっちりと演じていた感じ。
婆の位牌を見て「死ね、あ、もう死んでる」は面白かった。
あさ吉だと思うが、笛が素晴らしかった。
文の里の「アークカルチャースタジオ」なる所。
この会場に行くのも初めてだし、
考えたら文の里という駅で下りるのも初めて。
谷町線の列車は半分くらいここで折り返すので、
耳にする機会は多い駅名なのだが。
開場すると、椅子が2列しか並べられていない。
こんなんで入り切るんかいな、と思っていると、充分だった。
「つ離れ」はしたが、15人に満たない入り。
「鷺とり」(天使):△
前に見た「寿限無」よりは安心して聞ける。
まだ、登場人物が会話している感じ。
少し上下を振るタイミングがおかしい(早い)が、
人前で演っていく内に自然になっていくと思う。
「かわりめ」(八天):△+
酒の話をマクラに、ネタに入る。
まあ、きっちり科白を喋っているのだが、
時に酔っ払いが醒めているように感じた。
ふと思ったんだが、この酔っ払いは
後半のうどん屋に言うところの「娘を嫁にやった友人と飲んだ」
気持ちをハラに持って、
俥屋を呼んだり、おかみさんへの感謝を言ったりする必要があるのではないかな。
「友人の娘が嫁いだ」ハラがあると、
おかみさんへの感謝の科白も
現在だけでなく、夫婦としての歴史が出て、厚みを持って喋れそう。
その結果、クサくなりがちなこの科白が多少聞き易くなると思う。
そこまで考えるものでもないかも知れないが。
「あくびの稽古」(あさ吉):△+
マクラは三味線などのお稽古に行った話。
上手いか下手かというと、話も持っていき方など拙い点も多いのだが、
面白く聞けた。
ネタは、出来の悪い新作のよう。
ところどころに光る設定はあるのだが、
このネタの作り方としては、根本的に違うと思う。
個人的には、このネタは
先生が「納まりかえっている」くせに「あくび」などをやる、という
「緊張の緩和」で作られているものだと思うのだが、
あさ吉は先生は落ち着いた人ではなく、割と情けない人として作っていた。
彼のニンがそのまま出ている感じ。
1回目と2回目で違うことを言って突っ込まれたりしている。
サゲもその情けない造形の方向のサゲで、
まあ、整合性は取れている。
稽古屋さんが庭を尤もらしく造っている設定は初めて聞いたが、
「納まりかえっている」ベースとして悪くないと思う。
あくびは江戸風の「船頭さん」の形。
言葉遣いが芝居みたいで、ちと変だと思った。
まあ、この「あくびの稽古」で変なのは、ここだけではなかったが。
「蛸芝居」(八天):○-
少し芝居の話をマクラに振ってネタへ。
細かいトチリが散見されたが、
芝居の仕草・表情付けは細かいところまでよく手が入っていたと思う。
「豪快さ」という面では少し不足感があるが、
まあ、きっちりと演じていた感じ。
婆の位牌を見て「死ね、あ、もう死んでる」は面白かった。
あさ吉だと思うが、笛が素晴らしかった。