図書館から少し前のベストセラーなどを借りてきて、
日に1冊程度のペースで読んでいる。
●「日本国の正体」(長谷川幸洋)
政権交代前に書かれた本だが、
民主党政権で「官僚」「記者クラブ」の位置付けが
どのように変わっていくか、
見ていく上での視点を提供する本。
若干、「陰謀論」的な面もなきにしもあらず、だが、
良い本だと思う。
「天下り先を作る官僚が評価される」という。
それが事実かどうか、実証されていないと思うが、
そのように考えると様々な官僚の言動・反発が
説明付けられるのは確か。
また、最近のネタにしても、
例えば「環境問題」は環境省が権益・予算を拡大する目的で
喧伝されており、記者クラブマスコミが乗っかっている、と言えるし、
亡国元幕僚長の「軍拡」発言も
自衛隊や防衛省の利益のためだ、と捉えられるだろう、と感じた。
●「唯脳論」(養老孟司)
うーん。何が言いたいのか、私には理解できないな。
同じことを視点を変えて繰り返し書いているように感じるのだが、
いまいち頭に入ってこない。
前提になっている問題意識・知識が必要なのかも。
●「反社会学の不埒な研究報告」(マッツァリーノ)
読みやすいのは読みやすいが、
この人の1冊目(「反社会学講座」)程の切れはない感じ。
時間つぶしと娯楽には良いと思う。