朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

【書感】「日本国の正体」など

2009年09月30日 06時33分21秒 | 政治
金は使いたくないが時間はけっこうあるので、
図書館から少し前のベストセラーなどを借りてきて、
日に1冊程度のペースで読んでいる。


●「日本国の正体」(長谷川幸洋)

政権交代前に書かれた本だが、
民主党政権で「官僚」「記者クラブ」の位置付けが
どのように変わっていくか、
見ていく上での視点を提供する本。
若干、「陰謀論」的な面もなきにしもあらず、だが、
良い本だと思う。

「天下り先を作る官僚が評価される」という。
それが事実かどうか、実証されていないと思うが、
そのように考えると様々な官僚の言動・反発が
説明付けられるのは確か。
また、最近のネタにしても、
例えば「環境問題」は環境省が権益・予算を拡大する目的で
喧伝されており、記者クラブマスコミが乗っかっている、と言えるし、
亡国元幕僚長の「軍拡」発言も
自衛隊や防衛省の利益のためだ、と捉えられるだろう、と感じた。


●「唯脳論」(養老孟司)

うーん。何が言いたいのか、私には理解できないな。
同じことを視点を変えて繰り返し書いているように感じるのだが、
いまいち頭に入ってこない。
前提になっている問題意識・知識が必要なのかも。


●「反社会学の不埒な研究報告」(マッツァリーノ)

読みやすいのは読みやすいが、
この人の1冊目(「反社会学講座」)程の切れはない感じ。
時間つぶしと娯楽には良いと思う。
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9月29日(火)のつぶやき

2009年09月30日 00時15分00秒 | つぶやき

森院政は続く、ということか。結局、自民党は根本的に変わる気はないんだな。http://bit.ly/2fFEuR
posted at 09:55:01


時間をかけて人事制度を作り直す必要があるだろう。それなしに「天下り」だけ塞ぐのはTOTALで見るとマイナスになると思う。http://bit.ly/xxPn
posted at 10:55:14

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松喬名演集

2009年09月29日 19時12分13秒 | 落語・講談・お笑い
勢いで買ってしまった松喬の全集(10枚+特典盤)が届く。
※画像をクリックすると、「楽天」のページに飛びます


とりあえず、特典盤の「艶ばなし」を何度か聞いた。

昔クリスマスにトリイホールでやったものとの重複もけっこうあるが、
まあ、集大成的な位置付けにはなるだろう。
ただ、スタジオ録音のせいか、全体に地の文や説明的な科白が多い感じ。
演る際には少し整理する必要がありそう。

他のCDも、ぼつぼつ聞いていこう。
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9月28日(月)のつぶやき

2009年09月29日 00時15分00秒 | つぶやき

これはこれで、「府から市への天下り」ではないのか?まあ、これで「与野党相乗り」が減ればそれは一つの意義ではあるが。http://bit.ly/hsbia
posted at 06:46:37


ダム建設に伴う利権を明らかにして、彼らを白日の下に晒すべし。http://bit.ly/Eq1TH
posted at 19:14:44


時代錯誤のバカ。まず愛されるような国を作れ。裏金作りをしないとか。http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2009092801000775.html
posted at 21:08:04

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「環境関税」案

2009年09月28日 07時20分33秒 | 社会
# 「愛国と米国」(鈴木邦男)読了。

「アメリカ」に対する自分の感情・国民感情を
戦前から現代まで描いていく。
自分の言説に酔うことがなく、どこか醒めている
(読む側がどう捉えるだろうか、という目がある)ので読みやすい。
まあ、右翼左翼問わず、このような人は例外的なのだろうなあ。


「環境」について考える中で、
「環境関税」てなことを思いついた。
(まあ、もう考えている人はいると思うけど。)

公害を撒き散らしている国、
大量にCO2を廃棄する国、
その他環境に負荷を掛けている国から物を輸入する際に、
関税を掛ける。

名目は、
それらの国は環境への負荷を軽減するためのコストを負担しておらず、
その分安く製造できる。
そして環境悪化などの外部不経済は、
自国のみでなく、地球全体で負うことになる。
言わば「いいとこどり」。
その不公正を是正するため。

おそらく、中国・インドのみならず、
化石燃料を浪費してCO2を撒き散らすアメリカからの輸入品にも
関税を掛けることになるだろう。

輸出する側としては「環境負荷を軽減しないと、高くなって売れない」ので、
省エネや環境負荷軽減につながる。

まあ、一国だけでできる話ではないし、
どの程度関税率を細かく決めるか、どのように決めるか、など、
手順は大変そう。
また、関税分(本来かかっているべきコスト分)物価は上がるので
国民のコンセンサスを得られるかどうかは課題。

とりあえずアイデアまで。
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第75回雀三郎つるっぱし亭

2009年09月27日 11時10分07秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は例月の通り、鶴橋へ出て「雀のおやど」へ。
2,3分前に着いたが、既に開場していた。
まあ、前の方に席はとれたが。
開演時間には、相変わらず満員。


「お忘れ物承り所」(三四郎):×+

良くない落研みたいな落語。

マクラは、まあ面白い。自分の言葉で喋っている。

ネタに入ると、最初の傘の場面、
係員のツッコミまでの待つ間が気になり、イライラする。
リズムで次第にウケを大きくしていくべきところ、プツプツ切れる感じ。
傘以外の客ではそう感じなかったのだが。
この傘の場面がやたら長く感じてしんどかった。

あと、係員の人物描写に違和感があった。
やけに「しっかりした」人として描いているのだが、
そこまでではないだろう。弁当箱を家に忘れる人だし。
「あなたの持ち物だと証明しないと渡せない」と繰り返すところが、
何か官僚的で融通が利かない人、という感じで
少し不愉快になった。


「肝つぶし」(雀三郎):○-

病気になっている男の情けなさは流石。
話をきっちりと伝える。
ただ、「店の存在も夢」というのは、
一つ前の「夢やねん」で客に感じさせてしまったように思う。
少し科白を入れる必要があるかも知れない。
難しいところ。

兄貴分の方も良い雰囲気。
「酒を飲んで忘れる」あたり、少し余計かな、とも感じたが、
病気の男の気を盛り上げようとする感じは良い。

妹が「年月揃うている」ことに気付いてからは
「妹を殺す」気でいるのだが、
その気に「揺らぎ」も必要なのかな、と気付いた。
「殺す」気で一貫しているだけ、という訳にもいかないと感じた。

妹との会話、出刃包丁を研ぐところ、
寝間での独白からすっと下げるところまで、
トントンと運んでいて良かった。


「食通夜」(文三):○-

地方に行った時のウケ方の違いなど、マクラが面白い。
あったこと・感情を充分に表現し、面白く伝えるスキルがある。

ネタは、まあ、さして良く出来たネタとは思えないなあ。
食べる仕草がメインなところや、よく食べる人の朗らかな雰囲気が
演者に合っていると思うが。
食べ物と食べ物のつなぎや、場面場面が切れて羅列的に感じてしまい、
あまり積み上がらない印象。


「宿屋仇」(雀三郎):○

人物がきっちりと描写され、
それがこなれて調和している、という境地。
清八と源兵衛の違いが分かりづらいのだが、
腹では分けられているのでネタとしては特に問題にはならない感じ。

伊八の軽さ、適当さ(最初の43人との間違いから)が出ていた。
確かに、そもそも伊八が侍の隣に3人連れを放り込まなければ
問題は起きなかった訳だし。

3人連れの「旅の最終日」の明るさ、騒ぎぷりが自然で良い。
最初のこの散財っぷりが大事だと感じた。
最初に騒いでいるから、それを抑える~相撲~抑える~色事、と
全体に落差が大きくなり、
3人が振り回される感じが出るのだと思う。

サゲでふと、
「自分独りが寝たいからって、他の大勢を寝させないのは横暴だな」と
感じてしまった。
今まで感じたことがなかったのだが。
何か科白が必要かも。
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9月26日(土)のつぶやき

2009年09月27日 00時15分00秒 | つぶやき

ここまで自社の責任を軽減しようと努力するとは、株主様にご奉仕しなさる資本主義の鑑ですな。人殺しが。http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009092500353
posted at 08:50:19


亀井は郵政担当だけにして、金融担当から外した方が良い。早く決断しないと、手遅れになるぞ。
posted at 08:51:39


不明瞭な部分に切り込むのは良いが、その分家賃が上がるだけでは、と危惧する。http://www.asahi.com/national/update/0925/OSK200909250108.html
posted at 09:12:10


谷垣では変わり映えしないなあ。http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY200909250347.html
posted at 13:02:38

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日航の驕り

2009年09月26日 06時33分01秒 | 社会
国交省が日航再生に専門家チーム 11月めど計画確定(産経新聞) - goo ニュース

本来、民間企業は国からの支援なんか受けず、
売上を上げてそこから経費を賄い、利益を出すことによって
存続するべき存在。
利益が出せなければ存続できなくなり、市場から退場する。
もし需要があれば、新たな企業が市場に登場するだろう。
「なくなると困るから、手を打つ」のは、あくまでも例外的な取扱。

日航は、民間企業の本来のあり方を踏まえず、
「わが社がないと困るだろ、助けろ」と居直り、
恫喝しているように見える。
「お前の会社がなくても、別にいいんだよ」というのが基本だと、
思い知らせてやる必要があるのではないか。

少なくとも、税金の投入を受けるのであれば、
なぜ税金を投入するに至ったか、や、
税金を投入する他に手がないことを
税金を払っている国民に対して説明し、
企業経営に失敗した責任をとるべきだろう。

経緯は説明しない、コスト構造の見直しはしない、責任はとらない、
でも金を払え、などという言い草が認められるか。
このあたりの日航の感覚は狂っていると思う。
# 日航には、
 政府が「儲からない路線も運行せよ」と指導することに乗じて、
 「儲からなくても仕方がない」と甘えている面もあるだろうな。
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9月25日(金)のつぶやき

2009年09月26日 00時15分00秒 | つぶやき

目が覚めた。この時間に起きて朝食まで勉強するってのも手かも知れん。
posted at 04:44:30


公的支援を受けた新聞社なんて、権力の犬でしかないのでは?http://diamond.jp/series/kishi/10054/
posted at 09:41:13


前回否決したときと状況が変わっていないのであれば、今回も否決するのが筋だろう。http://www.asahi.com/politics/update/0925/OSK200909250069.html
posted at 20:41:06

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法科大学院の位置付け

2009年09月25日 05時25分41秒 | 法・裁判
多すぎた法科大学院…新司法試験、崩れた構想(読売新聞) - goo ニュース

私の周囲でも、
法科大学院に通ったり、卒業して司法試験を受けたりする
人間がいるので、あまり他人事ではない話なのだが。

そもそも法科大学院の目的には、
法曹人口を増やすだけでなく、
法律的な基礎素養を持つ人を様々な分野に供給する、というのも
あったように思う。
その目的を考えると、今後は、
・「法科大学院を卒業している」ということで
 法曹に携わる程のスキルはないにせよ、
 法律的な素養は持っている、と認定する
・法曹に携わる人は、その後司法試験を受験する必要がある
と二段階で考えるのも良いのではないか。

ただ現状では、
その「素養」すら教えられないようなレベルの法科大学院もあるようだが。
現状の設置基準のままでは、実際の教育レベルは分からないので、
受験する側が
「この大学院は合格率が低い、レベルが低そうなので受験するのは止めよう」と
選択することにより大学院間の競争が働き、
レベルが低い学校が淘汰されるしかないだろう。

しかし、最初に入学した時は「合格率」はまだ分からない状況だった訳で、
受験する側は選択するための情報がなく、
法務省が言った「7~8割は合格するはずだ」という前提で受験しているだろう。
そのような「騙された」被害者に対してまで、
「5年で3回不合格だと受験資格を失う」のは不公正ではないか。
このルールを停止するなど、何らかの救済措置が必要だと思う。

あと、最初に書いた「二段階の選抜」も含めて考えると、
「5年で3回不合格だと受験資格を失う」制度は
廃止した方が良いのではないだろうか。
法科大学院を卒業した時点で、例えば企業に法務担当者として就職し、
その後法曹関係を目指す、といったライフプランも
認めるべきでは?
コメント (4)
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