たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「伊豆半島ジオパークへ」ー IV 「伊豆市河津町へ」

2023年03月05日 | 千葉県

 

「カワヅザクラ(河津桜)」 の故郷 「河津町」へ

 

三島から伊豆箱根鉄道で修善寺下車。 バスで道の駅「天城越え」へ。

「河津桜」の見頃にはまだ早い時期でしたが

日当たりのよい場所には所々に咲き始めていました。

 

 

 

*案内看板の文字は小さすぎますが以下のように書かれています。

 

「伊豆半島の東側半分とその沖の相模湾には、約100個の単成火山

(一度の噴火で生じる火山)からなる「伊豆東部火山群」があります。

この火山群の中の鉢窪山と丸山は、約17000年も前に噴火した美しい

円錐形のスコリア丘で、その麓から流れ出した溶岩が本谷川に流れこみ

なだらかな溶岩台地と伊豆の名瀑といわれる 「浄蓮の滝」 を作りました。

この滝の崖には溶岩が冷え固まってできた 「柱状節理」 が見られます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三島駅から伊豆箱根鉄道で修善寺駅へと向かい、そこからはバスで

国道414号を南へと走り、月ヶ瀬温泉や湯ヶ島温泉などを通過し

道の駅かと思われるほどの広々とした「浄蓮の滝駐車場」に到着。

ワサビ田やみやげ物店の脇を下って「大谷川」河畔に着きました。

 

対岸の断崖を激しく流れ落ちる初めて眼にする「浄蓮の滝」の姿は

今でもはっきりと眼に焼きついています。

 

 

 

「浄蓮の滝」 (落差25m 幅7m)

 

山あいの滝周囲の岩盤には、かつての火山活動により噴出した溶岩が

冷え固まり、「無数の柱を立て並べたような」模様が見られます。

この滝にも、流れの右下の崖が露出した岩肌に

そのような模様が見えます。左側の崖は苔や枝葉で覆われて

残念ながらそのような模様は見ることができません。

このような昔の激しい火山活動を物語る 「柱状節理」 は

地質学の調査研究にも大いに役立っています。

(*滝がかかっていない崖にも 「柱状節理」 は見られます。)

 

 

 

 

滝前の苔むした巨岩は、石川さゆりが歌った名曲「天城越え」

(吉岡治作詞・弦哲也作曲)の記念碑となっています。

記念碑付近の川沿いにも「ワサビ田」が広がっていました。

 

「天城越え」の曲は、せつなくはかない踊り子と学生の恋と

「日本の滝百選」 、伊豆の名瀑 「浄蓮の滝」 の激しい流れを

歌いこんでいるかのように思えます。


「伊豆半島ジオパーク」へーIII

2023年03月01日 | 静岡県

 

 

駿河湾の沖合い(南)から富士山(北)を眺めるこの地形図では

富士山の下に見える市街地は沼津市から富士市辺りとなります。

説明文では、「駿河湾は港から数キロ沖へ出ると急に深くなり

水深は2,500mにもなり、南北に伸びる「駿河トラフ」と呼ばれる

  深い溝が存在して、湾を東西に二分している」と書かれています。

  この図は「激しい地殻変動」による「独特な地形」といえるでしょう。

 

*「伊豆半島の生い立ち」を調べてみると、とても信じられないような

 大昔からの伊豆半島の地殻変動がわかりやすく示されています。

 

  ① 深い海での火山活動(800~400km沖合い):2000~1000万年前

 ② 浅い海での火山活動(400~80km沖合い):1000~200万年前

  ③ 本州への衝突の始まり(80~40km沖合い): 200~100万年前 

④ 本州への衝突の進行(伊豆半島海面隆起):100~60万年前 

 ⑤ 伊豆半島原型完成(海底火山多数地上に現れる):60万年前 

   ⑥ ほぼ現在の伊豆半島の形に(箱根・天城火山等):60~20万年前

   ⑦ 現在の伊豆半島の形(火山活動):20万年前以降

 

 (注):富士山・箱根火山の活動開始時期には

    いろいろな説があり、 調べてみると ・・・

     *「富士山誕生」=古富士(2700m) 約25000年前

                新富士(3776m)  約10000年前

*「箱根火山誕生」=約40万年~50万年前

 

*伊豆半島はこのような遥か昔からの激しい海底火山の活動と

   本州への衝突を続け現在の姿になったことがわかりました。

 

  上の①~⑦の長い長い歴史を頭に入れて、伊豆半島だけではなく

   日本列島全体の激動の生い立ちに思いを馳せながら、今後は

  このような観点からも探究心を持って国内各地へでかけて、

ジオパーク旅を楽しみ味わいたいと感じています。

 

 

とても小さい写真ですが駿河湾沿いの沼津市の位置がよくわかります。

湾岸沿いの沼津市内には「沼津アルプス」と呼ばれる山系があります。

この写真手前に見える山々の標高は以下のとおりです。

「牛臥山(70m)」「香貫山(193m)」「横山(182m)」

「徳倉山(256m)」「志下山(214m)」「小鷲頭山(330m)」

「鷲頭山(391m)」 「大平山(356m)」

標高の低い山々ですが実はこれらは昔々は海底火山群でした。

北への移動で本州への衝突開始となり姿を現したのです。

 

「沼津アルプス」は小さな連山でも起伏が多く鎖を使い歩く場所もあり

眼下には駿河湾、北には富士山の大パノラマが楽しめるコースで

県外からも山好きで訪れる人が多いということです。

 

 

*< 「プレート」の動きについて >*

( 「プレート」とは、「地球の表層部を覆う厚さ100km もの硬い岩盤」 )

 

 

「伊豆半島UNESCO世界ジオパーク」について詳しく調べているうちに

これまでとてもわからなかった多くのことを学ぶことができました。

ネット検索中にこの図が眼に入り、日本列島周辺の「プレート」

について初めてはっきり認識することができました。

 

伊豆半島が 「フィリピン海プレート」上に乗っているということは

想像さえもできないことでした。南からその「フィリピン海プレート」

 そして北からは「オホーツクプレート」が 伊豆半島直下でぶつかり

 さらに両側からは「太平洋プレート」と「ユーラシアプレート」が迫り

 伊豆半島の地盤はとても不安定であるといえるでしょう。

 

<*以下は上の図面の解説になります。>

 

約2000万年前、伊豆半島は数百キロ南方の現在の硫黄島付近

の海底火山群で、2011年の東日本大震災の原因となった巨大な

「太平洋プレート」が伊豆半島が乗っている「フィリピン海プレート」

の下に沈みこんでいて、フィリピン海プレートは本州が乗っている

「ユーラシアプレート」の下に沈み、「フィリピン海プレート」の上に

できた海底火山は、プレートと一緒になり北方へと移動を始めた。

 

およそ100万年前には本州に衝突して、陸地同士が海を埋めて

現在の姿の伊豆半島が形成された。その後約20万年前までは

陸上のあちこちで噴火が始まり、天城山や達磨山など、現在の

  伊豆半島の骨格を形づくる大型の火山が誕生することになった。

プレートの動きはまだ現在も伊豆の大地を本州に押し込み続け

地殻変動により、さまざまな地形を作り続けている。

 伊豆半島は世界のどこにも同種の例を見ない「地球上の特異点」

ともいえるほどの 「Global Geopark」 となっている。

 


「伊豆半島ジオパーク」へーII (柿田川と源兵衛川)

2023年03月01日 | 静岡県

 

 

柿田川は静岡県駿東郡清水町を流れる狩野川水系の一級河川で

全長は1.2kmと短いが、「日本最短の一級河川」といわれる。

透明度の高さから高知県の四万十川・岐阜県の長良川と並び

「日本三大清流」の一つに数えられている。

 

都会の清流に接して多くの貴重な動植物が豊かに育っていることも

「天然記念物 柿田川湧水郡」の名称の所以となっている。

 

 

 

 

「柿田川湧水群」は約40km北方の富士山が水源となっていて

富士の高嶺に降った雨や雪が地下水となり十数年流れ下る。

一日の湧水は約120万トン。川の水すべてが湧水といわれ

沼津市・三島市・熱海市・函南町・清水町35万人分の飲料水となる。

ほぼ無菌でミネラルも含む国内有数のすばらしい湧水といわれる。

 

 

 

 

川の岸辺付近からも(写真上)、旧織物工場の井戸跡からも(写真下)

こんこんと純粋な湧水が湧き出している。

 

 

 

透明度の高い見た目にも美しい湧水は柿田川から駿河湾へと注ぐ。

 

 

 

 

三島市内を流れる「世界かんがい施設遺産」に登録の「源兵衛川」

この川の水も 柿田川 と同じく 100% 湧水で

一時は水辺の環境悪化が進んだが、その後の努力によって蘇り

  初夏の「源兵衛川」にはホタルが舞う清らかな流れとなっている。

 

 

 

 

三島駅前の市立公園 「楽寿園」 に湧き出る富士山からの伏流水が

1.5kmの清流 「源兵衛川」 となって市内を流れ

「水の都・三島」を代表する貴重な水辺スポットになっている。

 


「伊豆半島ジオパーク」へーI

2023年03月01日 | 静岡県

 

「伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク」

(Izu Peninsura UNESCO Global Geopark)

これまで詳しく調べたことも訪ねたことも一度もなかったのですが

この度二泊三日の旅で伊豆半島の各地へ足を運びました。

行く先々で深く心に残る景観と出あい、まさに感動の連続でした。

まずは「ユネスコ世界ジオパーク」とはどのような地域のことか

世界に何ヶ所、特に日本には「伊豆半島ジオパーク」の他に

何ヶ所、どこにあるのかをくわしく調べてみました。

 

「ジオパーク」は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)

推進しているプログラムで、地質学的に国際的な価値

高い地域であり、「保護」「教育」「持続可能な開発」が一体と

なった概念により管理された地域で、2015年の第38回総会で

正式プログラムなり、世界で177地域、日本で9地域が

「世界ジオパーク」指定された。「日本国内ジオパーク」は

この他に46地域が指定され、指定を待つ地域も多い。

 

*参考:国内「ユネスコ世界ジオパーク」=伊豆半島以外の8地域*

北海道(アポイ岳・洞爺湖有珠山)・島根(隠岐)・新潟(糸魚川)

長崎(島原)・熊本(阿蘇)・高知(室戸)鳥取・京都・兵庫(山陰海岸)

 

*次回から伊豆半島各地の「ジオパーク」の記録を掲載します。*


厳冬の奥日光

2023年02月22日 | 栃木県

 

 2023. 2.19 撮影    奥日光 「湯  滝」

 

日光最深部の滝「湯滝」は、二枚目の写真「湯ノ湖」から流れ落ち

  「戦場ヶ原」を貫流する「湯川」となり、やがて「中禅寺湖」に注ぐ。

「中禅寺湖」から「華厳の滝」となって落下し日光市内を流れ下る。

 

滝の周囲の林、滝の中流・下流の岩盤上には積雪がなく

最上部急斜面の激流の飛沫が滝脇の岩壁に激しく飛び散り

その飛沫が岩壁上で氷結し迫力ある氷塊になっていました。

 

 

先週末ほんとうに久しぶりに雪景色撮影にでかけました。

関東北部の情報はライブカメラでチェックしていましたが

 2月に入ってからも積雪の便りはほとんどない毎日でした。

それでも、雪の多い群馬県の山間に近い奥日光には

以前何度となく雪景色撮影やスキーで出かけたことがあり

雪景色が乏しいことは承知の上での撮影旅でした。

 

今回は初めての列車とバス利用ののんびり旅でした。

温暖な千葉市ではこの冬はまだ降雪・積雪は一度もなく

雪景色の中で動き回ることだけを期待していました。

 

日光市内には雪はなく、「いろは坂」にさしかかって

この冬初の雪景色に包まれ歓声を上げたい気分でした。

 

 

 

奥日光湯元温泉郷前 「湯ノ湖」の冬景色

 

いろは坂を上がるとさすがに「奥日光」!!

「辺り一面」とは言えないまでも、中禅寺湖の畔も男体山も雪景色!

一瞬にして子ども心に戻り叫びたいような気持ちになったものです。

深雪でなくてもこのくらい雪があれば、最深部の「湯滝」「湯ノ湖」や

手前の「竜頭ノ滝」「戦場ヶ原」など撮影散策が楽しめるはず!

と期待していたものの、なんと午後になると雪ではなく本降りの雨!

この後の「竜頭ノ滝」などの撮影はあきらめて戻ることにしました。

この日は気温が緩む予報で日光も 5℃前後だったでしょうか。

 

一ヶ月ぶりの更新です。きっと忘れられない思い出旅になるでしょう。

 


「カラスウリ」と「センダン」

2023年01月22日 | 植物

 

「カラスウリ」 (烏瓜) の実

 

「カラスウリ」 : ウリ科 ウリ目カラスウリ属の蔓性植物で中国・日本原産

本州、四国、九州に自生する。林の中の草木にからみついて成長する。

 

夏の純白の花びらは後部に反り返り、花弁ふちには白く細いひもが

網状になって広がり美しい。

緑色の果実は直径7cmほどの卵型で

秋になるときれいなオレンジ色または朱色に色づく。

 

冬には枯れた枝や蔓などあちこちにぶら下がっている。

冬枯れの林の中や散歩道脇でひときわ目に鮮やかに映る。

 

 

 

 

「センダン」(栴檀)の実

 

「栴檀」:センダン科センダン属の落葉高木でヒマラヤ山麓原産

 日本では本州、伊豆諸島、四国、九州、沖縄に分布する。

 

薬用植物の一種として知られ、果実はしもやけ、樹皮は虫下し

葉は除虫など、古くから薬用植物として重宝されてきた。

 

 

 

「センダン」(栴檀)の花

 

五弁の白い花びらとピンクの蕾が可憐。

5月~6月には 枝が隠れるほどに咲き乱てとても美しい。

 


外房いすみ海岸の夜明け

2023年01月14日 | 千葉県



2023年1月11日撮影 雀島(夫婦岩)の夜明け


久しぶりに房総半島外房のいすみ海岸にでかけました

前回二年前にでかけて撮影したのは下の 6 枚目の写真です。

雀島の姿は大きく変わっていてびっくり仰天!!

頑丈そうな外海側の岸壁の一部が崩れ落ちていたのです!!

荒波で長年の間に岩壁が少しずつ削られたのでょうか。
 
二年ぶりに見た左下に洞穴が見える雀島は
 
以前に劣らず魅力的なバランスの良い姿に変身していました。
 
今後とも、天体写真や風景写真の愛好家だけではなく
 
この海辺を愛するさらに多くの人たちが訪れることでしょう。
 
願わくば、これ以上は崩れてほしくないものです!
 
 


 
 
 
日の出の瞬間を目を凝らして待ち続けました!
 
「雀島」の大小二つの島の中間に朝日が姿を現す直前から
 
おそらく何十回もシャッターを切り続けたものです。
 
 
 

 
 

幸いこの日は東方の空にはほとんど撮影にじゃまな雲がなくて
 
日の出前から美しいオレンジ色の空が広がっていました。
 
 
 

 
 
 
 
間もなく朝日が水平線上に現れてまばゆく輝く瞬間から
 
水平線上に刻々と上がって行くまで
 
ひたすらシャッターを切り続けていました。
 
 
 
 
 
 
朝日がはっきりと姿を現してまばゆいばかり!
 
 
思わずシャッタースピードを上げて夢中で連写を続けました。
 
 


 


2021年1月2日撮影  (* 2年前の正月の思い出深い写真です。)
 
 

元旦の初日の出は曇天のため撮影できず翌日もでかけました。

翌日の2日も厚い雲が広がりきれいな初日の出はだめでした。

以前の雀島はこのような姿をしていたものでした。
 

 「シマサルスベリ 」 の紅葉

2022年11月26日 | 植物・花

 

 千葉市若葉区多部田町 市営霊園 「平和公園」 にて

(11月24日撮影)

 

「シマサルスベリ (島百日紅)」 : ミソハギ科サルスベリ属

落葉高木で樹高は 15m~20m

沖縄、台湾、中国、フィリピンに分布する。

花期は6~8月。白、ピンク、紫色の小花を房状につける。

木の幹は 平滑で、普通の「サルスベリ」 の木肌によく似ている。

 

同属の 「ヤクシマサルスベリ (屋久島百日紅) 」 は

屋久島 と 種子島、奄美大島で見られる 固有変種で花は白花。

 

 

 

 

実はこの樹木を紅葉の時期に見たのはこの日が初めてでした!

枝先には茶色の小さな種子がたくさんついていました。

 

 

 

 

平和公園には墓参や春の見事な桜並木を見に出かけていますが

これからはこの季節にも忘れず散歩に出かけて

きれいな秋空を背景にして

紅葉撮影も楽しみたいと思っています。

 

 

 

また来年の夏にも、「シマサルスベリ」の満開の花を楽しみにして

ぜひ出かけたいと思います!


錦秋の散歩道

2022年11月21日 | 植物・花

 

2022. 11. 18  千葉市緑区「泉谷公園」にて

 

「メタセコイア」( 「生きた化石」 ): ヒノキ科(スギ科)メタセコイア属

全国各地の公園や並木などで見られる「化石植物(一属一種)」

 樹高は25~30 m、直径は約1.5m。秋には葉が黄褐色に色づく。

   花期は 2~3月で「雌雄同株」。生命力強く病気にかかりにくい。

 

1939年 関西地方で三木茂氏によって第三世紀地層から

「植物遺体」(化石の一種)が発見されて「メタセコイア」と命名され

1941年には 正式に学会で発表された。

 

日本では、 2016年に福島県広野町の中世期白亜紀地層から

 発見された化石が国内最古のメタセコイアの化石とされている。

 

【参考】: 「生きた化石」 とは、太古の地質時代に生きていた

   祖先種の形状を色濃く残している生物を指す。

 

[例」 メタセコイア ・ イチョウ ・ ソテツ ・ ゼニゴケ ・ ウミユリ

 シーラカンス ・ ゴキブリ ・ カブトガニ など。

 

 

 

1950年に三木茂氏が結成 した「メタセコイア保存会」 により

国内の研究機関や自治体の植物園などに配布されて広まり

現在では国内の多くの場所で見られるようになってきた。

 

 

 

錦秋の日差しを浴びる 「メタセコイア」 と 「イロハモミジ」

(日陰では緑色の葉も残っています。)

 

【参考】: 「メタセコイア」 は千葉市中央区「都市緑化植物園」内でも

             多数見られます。まだ落ち葉は少なく、しばらくは見ごろです。

 

 

 

公園内の池でのんびりする [親子亀」 と 「カモ」 を入れて撮影。

 

 

 

竹林前の 「ウワミズザクラ」 の若木の彩りもきれいで一枚。

 

 「ウワミズクラ (上溝桜)」 : (バラ科サクラ属の落葉高木)

    4~5月に白いブラシのような花をたくさん咲かせる。

   同じ「サクラ属」の仲間でも、花の色と形は異なるが

    紅葉は 「上溝桜」 も 「桜」 も色合いがよく似ていて美しい。

 

 

 

 「サザンカ(山茶花)」は五分咲きでもうすぐ見頃です。

 優しい色合いに見とれて縦・横二枚撮影しておきました。

 

 


深まる秋

2022年11月16日 | 散歩

 

2022. 11. 11  いつもの散歩コースにて

 

10月22日更新記事 *「キタキチョウ」と萩の花* の中で書きましたが

真夏に運転免許を返納したため、それ以来近いところは自転車で

自転車で無理な所はバスや電車を利用して出かけています。

 

今回は千葉市中央区の自宅からバスでJR千葉駅へ向かい

JR千葉駅からJR鎌取駅まで電車を利用し、駅の南口側に広がる

千葉市緑区の自然豊かな公園も多い「おゆみ野」地区散策でした。

早めに色づいた木々の彩りや落ち葉の美しさに眼を奪われ

時々立ち止まってはカメラを構えるのんびり散歩でした。

 

 

 

樹林に囲まれた小さな池の脇道に入ると

対岸のアオサギの姿が目にとまり立ち止まりました。

 

アオサギはじっと水面を見つめて獲物を探しているようでした。

水面には対岸の色づき始めた秋彩が写りこんで美しく

池の中で育ったたくましい 「セイタカアワダチソウ」 も入れて

この位置でそっとカメラを構えて一枚撮影し

アオサギの動きをじっと観察していました。

 

 

 

 

アオサギ が獲物を見つけたのか長い首をぐっと伸ばした瞬間に

シャッターを切った一枚です。

素早く飛び立ち水中の獲物を捕らえてほしい!!

こんな時はだれもがそう期待して待つでしょう。

 

その瞬間をしびれがきれるほど待ち続けたものの・・・

とうとうそのチャンスは訪れずアオサギはいつまでも動きません。

 

やがて散歩中の人や子どもたちが次々に集まってきて騒がしくなり

これ以上待つのは無理で、残念ながら撮影はあきらめました!!


「皆既月食」観測(2022年11月8日)

2022年11月10日 | 日記

 

≪ 国立天文台提供 *11月8日 「月食中の月の位置」図 ≫ 

(*この図面は「東京の空」となっていますが、千葉市とは

それほど違いはないので参考にさせていただきました。)

 

*以下4枚の月食当日の写真は、上の図のだいたいどの位置で

 (何時頃)撮影したものかが、撮影時刻参照でわかりやすくなります。

 

 

( 17時45分 撮影

 

この一枚目は図面の一番下の18:09分の位置よりも下で

月食の始まりよりもかなり早い17時45分に撮影しました。

 

皆既月食観測 2022/11/8 (千葉市中央区 青葉の森公園にて)

 

以前にも皆既月食は観測したことがありますが

カメラを持って撮影に出かけたのは今回が初めてでした。

いつもの散歩コースになっている青葉の森公園には

多くの人があちこちに集まっていました。

 

撮影に適した「彫刻の広場」上方の高台に上がり

まずは一枚目の東の空をゆっくり上っていくきれいな満月を撮影し

*18:09 から始まる「部分(月)食~皆既月食」撮影に備えました。

 

 

(18時26分「部分(月)食」 撮影)

 

この二枚目の写真は、図面の一番下と二番目の月の間で

撮影したものです。

「部分(月)食の始まりは18:09 から」 の予告どおりに

月の左下の方から地球の影が月に映り始めて

月面は次第に三日月のような形に変化していきます。

 

 

(19時21分 「皆既 (月)食の始まり」 撮影)

 

この三枚目の写真は、上の図面の下から三番目の

「皆既月食の始まり(19時16分)」の約5分後に撮影しました。

 

地球の影が月面に映り始めてから一時間を過ぎると

太陽の光は上部のほんの一部を照らすだけとなり

地球の影が月面のほとんどを覆いました。

この間奇妙なことに次第に月面が赤っぽい色に染まり

このとても不思議な色彩は目に鮮やかに映りました!

 

 

( 19時33分 「皆既(月)食」 撮影)

 

この4枚目の写真は、上の図面の下から4番目の

「(皆既月)食の最大」(19時59分)となっている月の

約26分前に撮影した一枚です。

更に皆既月食はこの後も長く続き、

図面で下から5番目の月を見ると

「皆既月食の終わり」 20:42分となっています。

長い時間、不思議な赤銅色の輝きを眺め続けました。

 

* 442年ぶりの 「皆既月食+惑星食( 天王星 )」 *

( 太陽 - 地球 - 月 - 天王星が一列に!

 

(*  442年前は 「皆既月食+惑星食 (土星)」 *)

( 太陽 - 地球 - 月 - 土星が 一列に! )

 

この四枚目の写真で、月の左下にとても小さな白い星☆が見えます!

(*この星が 「天王星」 ではないかと思われます。)

 

20 時41分頃には月の左下に隠れ(*図面下から5枚目の直前)

21時22分頃月の右側に現れる。(*図面下から6枚目の数分後)

 

残念ながらその瞬間を撮影することはできませんでした。

(* 次にこの現象が見られるのは322年後! )

 

きっと日本全国いたるところで大きな歓声が上がり

シャッターを切り続ける音が響いたことでしょう。

 

それにしてもこの日は雲ひとつない好天気に恵まれ

久しぶりに夢中で長時間撮影を続けることができました。

とても楽しく心休まるひとときでした。


ガマの穂「爆発」

2022年10月24日 | 植物

 

初めて見た「ガマの穂の爆発」光景 (10月22日撮影)

 

ガマの穂から綿毛のついた種子が飛び出すのがわかるように

逆光で撮影しました。

奥の方で白く光っているのはススキの穂です。

 

 

 

**7月29日投稿の記事に載せた「ヒメガマ(姫蒲)」の写真(再掲)

 

この記事では「ガマの穂の爆発は8月頃を予想」していました。

以後何度も同じ場所に様子を見に出かけましたが

そのたびに期待外れでしょんぼりしたものでした。

 

 

 

 

それでもあちこち通い続けて(最終的には別の湿地帯でしたが)

初めて見る圧倒的な迫力の「爆発」写真を撮ることができました。

日が西に傾くのも忘れ、ただ夢中でシャッターを切り続けました。

 

 

 

 

 

ガマの群生場所の奥に見える「ススキ」や「セイタカアワダチソウ」も

夕日を浴びて美しく輝き、なんともいえない感動的な光景でした。


「キタキチョウ」と萩の花

2022年10月22日 | 花と昆虫

 

秋の花「萩」にとまり吸蜜する「キタキチョウ」 

(千葉市内 「県立青葉の森公園」にて 2022.10.21 撮影)

 

「キタキチョウ」は写真のように鮮やかな黄色が特徴的で

翔の表側が細かい黒点以外はほとんど黄色の「秋型」と

 外側が黒い縁どりのある「夏型」に分かれる。

 北海道を除く本州・四国・九州に生息する。

 

去る8月から10月まで長期間ブログをお休みしました。

夏場の猛暑とコロナ禍蔓延で撮影旅に出る機会もなく

いつしか後期高齢年数も進み、身の回りの不要物の片付けなど

連日のように取り組み千葉市から出ることもないほどでした。

更には6月下旬に誕生日を迎え運転免許更新をどうするかと

ずいぶん思い悩んだ末に結局運転免許の返納を決心し

55年間の車生活に別れを告げることになりました。

 

以後これまで約4ヶ月間は自転車と徒歩で動きまわり

千葉市内のいくつもの緑豊かな公園などを歩き回りました。

いつも忘れずに歩数計を携帯して

ほとんど毎日5000~10000歩を歩きました。

最近ではかなり足腰が丈夫になったことを実感しています。

 

申し遅れましたがこの間も多くの方々にご訪問いただきまして

ほんとうにありがとうございました。

今後コロナ禍も下火が続くようでしたら

列車やバスを利用して撮影旅にも出かけたいと思っております。

 


「フヨウ」(芙蓉)の花

2022年08月22日 | 植物・花

 

「フヨウ(芙蓉)」の花

アオイ(葵)科 フヨウ・ハイビスカス属の落葉小低木

ピンク・白色の大きめの花を咲かせる。

昔から「美しい人のたとえ」とされてきた花

*参考:「酔芙蓉」:ほとんど同じ形の花だが

  朝開花した時は白い花で夕方になると赤くなる。

ピンク色のフヨウを夕方に見ると

見分けがつきにくいほどになる。

 

 

 

きれいな純白のフヨウ 

 

花ことば:「繊細な美」 「しとやかな恋人」

11月10日の誕生花

 

 

 

 

反り橋の 小さく見ゆる 芙蓉かな    夏目漱石

 

 

 

 

早朝の散歩中にふと見上げると

北の空には秋雲が広がっていました。

8月ももう残りわずかになってきました。

 

( *撮影場所:千葉市中央区「青葉の森公園」 )


「サルスベリ」(百日紅)の花

2022年08月18日 | 植物・花

 

 

 

「サルスベリ」 (百日紅)

ミソハギ科 サルスベリ属の落葉小高木で中国原産

開花期は6~10月(最盛期は盛夏の7~8月)

「百日紅」の名は盛夏の長い間咲くことからつけられた。

 

「猿も滑りそうな」 つるつるとした木肌が特徴の夏の花

花の色は ピンク・白・赤・紫などがある。

*花ことば: 「愛嬌」 「雄弁」

*8月29日の誕生花

 

*「猿滑り」 について調べてみると ・・・・・・・・

  実際には猿はまったく滑ったりはしないそうです。