2022. 11. 18 千葉市緑区「泉谷公園」にて
「メタセコイア」( 「生きた化石」 ): ヒノキ科(スギ科)メタセコイア属
全国各地の公園や並木などで見られる「化石植物(一属一種)」
樹高は25~30 m、直径は約1.5m。秋には葉が黄褐色に色づく。
花期は 2~3月で「雌雄同株」。生命力強く病気にかかりにくい。
1939年 関西地方で三木茂氏によって第三世紀地層から
「植物遺体」(化石の一種)が発見されて「メタセコイア」と命名され
1941年には 正式に学会で発表された。
日本では、 2016年に福島県広野町の中世期白亜紀地層から
発見された化石が国内最古のメタセコイアの化石とされている。
【参考】: 「生きた化石」 とは、太古の地質時代に生きていた
祖先種の形状を色濃く残している生物を指す。
[例」 メタセコイア ・ イチョウ ・ ソテツ ・ ゼニゴケ ・ ウミユリ
シーラカンス ・ ゴキブリ ・ カブトガニ など。
1950年に三木茂氏が結成 した「メタセコイア保存会」 により
国内の研究機関や自治体の植物園などに配布されて広まり
現在では国内の多くの場所で見られるようになってきた。
錦秋の日差しを浴びる 「メタセコイア」 と 「イロハモミジ」
(日陰では緑色の葉も残っています。)
【参考】: 「メタセコイア」 は千葉市中央区「都市緑化植物園」内でも
多数見られます。まだ落ち葉は少なく、しばらくは見ごろです。
公園内の池でのんびりする [親子亀」 と 「カモ」 を入れて撮影。
竹林前の 「ウワミズザクラ」 の若木の彩りもきれいで一枚。
「ウワミズクラ (上溝桜)」 : (バラ科サクラ属の落葉高木)
4~5月に白いブラシのような花をたくさん咲かせる。
同じ「サクラ属」の仲間でも、花の色と形は異なるが
紅葉は 「上溝桜」 も 「桜」 も色合いがよく似ていて美しい。
「サザンカ(山茶花)」は五分咲きでもうすぐ見頃です。
優しい色合いに見とれて縦・横二枚撮影しておきました。