「ヤブデマリ」(藪手鞠):スイカズラ科・ガマズミ属の落葉小高木で樹高は2~6mになる。「藪」の中で「手鞠」に似た丸い花序をたくさんつけていることから「藪手鞠」と名づけられたという。国内では本州の関東地方以西、四国、九州に分布する。山地の沢沿いに多く見られる。長く伸びるしなやかな枝が特徴で、その枝に一見するとアジサイに似た白い花をたくさん咲かせる。花ビラに見える白い部分はアジサイと同じく「装飾花」(無性花)で、それに囲まれた小さなつぶつぶが本当の花(両性花)である。葉はアジサイよりもずっと小さく、同属の「ガマズミ」の葉に似ている。ちなみに「アジサイ」はアジサイ科・アジサイ属で分類上はまったく異なる植物である。分類上は「オオデマリ」、「ガマズミ」に近い。
千葉市内「青葉の森公園」内の「生態園」の森の中を散策中に、この花が小さな沢の脇で咲いているのを見つけた。木漏れ日を浴びて白い花が光っていてとてもきれいに目に映り何枚も撮影した。 (2016/5/5 撮影)
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