たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

小さな旅の楽しみ

2018年04月11日 | 写真

「日光東照宮」参道脇道散歩 (2018.4.5 )

 前日の滝撮影ではあちこちとずいぶん動き回り、いつも携帯している歩数計の数字も軽く5桁になっていた。この日は日光市へと向い、 のんびりと桜の咲き具合など見て回ることにした。日光市内へ入る手前辺りまではソメイヨシノは見頃を迎えていたが、東武日光駅から坂道を上がっていくにつれて桜が見当たらなくなった。いつものコースだが、「神橋」を渡って真っ先に大谷川「憾満ヶ淵」沿いの慈雲寺入り口駐車場へ向かった。参道の桜並木の開花具合を見れば日光地域の開花状況はだいたい想像がつく。

 駐車場に着いてみると、辺りの桜の古木もコブシの木もつぼみは固く、花は一輪も咲いていなかった。周囲の木々の芽吹きもない。これではいつも撮影を楽しんでいる川沿いの「並び地蔵」周辺はまだ冬枯れの景色で、近辺の霧降の滝、裏見の滝、寂光の滝などの滝へ向かう気持ちにもなれない。とりあえず直近の日光東照宮下の駐車場に入り、混んでいる参道は避けて脇道・裏道を散歩することにした。

  

 

 参道から外れた脇道の林の中に歴史を感じさせる建物がある。明治時代に建てられた石造りの洋館で、入り口に「西洋料理・明治の館」と書かれた小さな看板が立てられていた。東照宮参道の混雑とはまったく別世界のような雰囲気の中で静かなランチタイムを過ごすのも楽しそうだ。

洋館の横や裏手には庭園があり、水芭蕉が咲いていた。

 

桜も木々の芽吹きも見られない中で、「アカヤシオツツジ」の色彩が際立っていた。

 

東照宮造営大棟梁「甲良豊後守宗広銅像」 

これまで一度も近寄って見たことがなかったが、のんびり散歩のおかげでこの銅像の人物と初対面することとなった。

三代将軍家光に仕え日光東照宮造営の設計・施工の指揮にあたり、わずか一年五ヶ月で 大事業を成し遂げたという。

 


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