今年で第26回目を迎えた栃木県日光市湯西川温泉郷のかまくら祭りが1月26日~3月3日までの予定で開催されている。壇ノ浦合戦で敗れた平家の落人の隠れ里として知られる湯西川温泉郷は、日光市北部の奥深い渓谷を流れる利根川水系一級河川「湯西川」沿いの温泉旅館や民家が並ぶ集落となっている。
約1200もの大小のかまくらが並ぶ県内でも最大規模といわれるスノーフェスティバルで、毎年特にこの期間に訪れる人が多い。夕暮れ時になると川沿いや平家の里などの全てのかまくらには灯りが灯され幻想的な雰囲気を楽しむことができる。このイベントは日本夜景遺産にも指定されている。
雪深いメイン会場の「平家の里」には「落人の里」を思わせる茅葺き屋根の古民家が立ち並び、貴重な資料館や休憩所などになっている。また周辺には大小のかまくらも多数並んでいる。
あちこち動き回っているうちに辺りもすっかり暗くなってきた。寒さも忘れてシャッターを切り続け、橋の上に立ちつくして眺めた湯西川沿いの無数のかまくらの灯りは「日本夜景遺産」に相応しい幻想的な美しさで今でも目に焼きついている。
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