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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

甲府市でつくられるワイン

2012-10-12 13:11:09 | イベント

 「ワインフェスティバルinやまなし2012」で甲府市のワインを学ぼう!


市民レポーターの浅野です。

今回は、甲府市で醸造されているワインはどんな味?を学ぶために、
「ワインフェスティバルinやまなし2012」に行ってきましたので、
その報告をしましょう。

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山梨大学のワイン工程の見学、
食文化の達人を招いてのパネルディスカッションがあって、
出展ワイナリー8社のワインが飲み放題で、
ビュッフェスタイルの軽食もついている
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という楽しみいっぱいの企画でした★☆
最近のワインへの嗜好の高まりのせいか、100名を超えるワイン愛好家が集まり、
大盛況のフェスティバルとなりました!!

 

1.山梨大学ワインの工程見学

今回の会場は山梨大学ワイン研究センターです。
ここにはれっきとした商用ブランド「山梨大学ワイン」があるので、
このセンターの見学からスタートです。


山梨大学ワインの製造工程の一部。 
  説明を受けている人の中に、アれ 一番目立っているのは
  宮島市長も熱心に聞き入っていました。

一般の企業ワイナリーと違う点は、製造工程、検査工程がとても小さな規模なのに、
研究開発工程が立派で、世界でも珍しい酵母菌の貯蔵があり、
普段は先生方や生徒さん達が学んだり研究したりする部屋になっている点です

山梨大学ワインは大学らしさ、
つまり「独創性」とか「創造性」が感じられる珍しいワインが特徴ですから、
研究開発に重点を置いていることに力強さが感じられました

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 分析や検査をする部屋です。

 ここでワインの安全性や品質をチェックしています。

 

 


 


  実験室の一部で、ここで実験の準備を整えます。

  実験結果の最後の判定は、テイスティング?

 

 

 

 

  ≪実験コーナー≫
  他にも実験室がありますが、
  どこもだいたいこんな感じです。 

 

 

 

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2.パネルディスカッションの会場

次は、学生会館に移動して、パネルディスカッションです
場所が山梨大学ですから、パネラーやコーディネーターの薀蓄(うんちく)に耳を傾けるのもオツなものです。

パンとオリーブオイル、ワインの組み合わせがどんなに歴史的な流れをもったものなのか、
食文化の達人たちの話にしばし時間を忘れます。
この組み合わせに塩をまぶすと良く合うんだそうです
塩はミネラル成分ですから・・・・・(ハイ!)。

 

100人の皆さんの頭の中が、だんだんと次の「テイステングパーティー」にと飛んでいきかけたころ、
食文化の素晴らしさを頭に入れて、いよいよ次の会場に向かいます

 

3.テイステングパーティー

今回のフェスタでは8社のワイナリーが自信作を出品しています。

その中で甲府市のワイナリーは何と5社もあります
サドヤ、信玄ワイン、山梨大学ワインの3社は、甲府駅から気軽に歩ける範囲ですし、
シャトー酒折はJR酒折駅から、また甲府ワインポートは石和駅から歩いていける距離にあります。

ですから甲府市はいつでも気軽に試飲できるワイナリーが5社もある、ワイン天国 なのです

今回のフェスタには、勝沼地区の著名なワイナリー、勝沼醸造、白百合醸造、中央葡萄酒からの出品もあって、
100名の心は期待に満ち溢れます

 

「信玄ワイン」のコーナー

信玄ワインは、甲府市中央5丁目にあって、城東通りを少し入ったところです。
  駅から歩いて15分程度です。

「甲斐ブラン白」と「マスカットベリーA赤」の2品種です。
小粒なワイナリーですが、葡萄一粒一粒の味をしっかりと閉じ込めたワイン造りをやっています
という説明通りの素晴らしい香りが口の中に広がりました

 

「サドヤ」のコーナー

サドヤは甲府駅から5分以内という市街中心部にありますが、
  サドヤ構内に入ると、ワイナリーに相応しい森閑とした環境に一変します。

シャトーブリアン「ミュール白」と「ミュール赤」の2作品です。
食卓にワインのある豊かな暮らしを目指しています、
というサドヤのテーマに相応しい香り豊かなワインです

ミュールは仏語で果実が熟したという意味で、
複数年のワインをブレンドして多彩な料理とあわせやすいワインということです。

 

「シャトー酒折」のコーナー

JR酒折駅から里山の急坂を上ります。
  15分位の時間をかけてゆっくり登ると、シャトー酒折に行き当たります。
  シャトーというだけあって、優雅なヨーロッパ調のお城を模したワイナリーです。

甲州種の「甲州ドライ2011白」と、マスカットベリーA種の「クレーレ2011ロゼ」の2品種です。
フルーティーな香りが広がる白、大人のパンチ力があるロゼ、
いずれもワイン文化を彷彿とさせる、深みのあるワインです

 

「甲府ワインポート」のコーナー

甲府ワインポートは、JR石和温泉駅から20分もあれば到着します。
  若き醸造家にエールを送ります。

2000年に設立されたドメーヌ久のワイン。
自らが語るように「おそらく日本で一番小さいワイナリー」のようですが、
使用するブドウは自社畑や管理畑で産出し、
ピノ・ノワールや青いデラウェア、ネオマスカットにこだわっています。
白は日本で一番早い新酒で、青リンゴのような酸味、赤はブラックベリーのようなワインです

 

「山梨大学ワイン」のコーナー

大学に隣接した敷地にあるワイン科学研究センターは、ぶどうの栽培から、
  ワイン醸造までの一貫した技術を総合的に研究する我が国唯一の研究所です。

「山梨甲州・海洋酵母仕込み」、「ヤマソービニヨン」、「山梨甲州シュール・リー」の3品種が出品されました。
「海洋酵母仕込み」のワイン、海から採取した海洋酵母(大学の登録商標)を用いて、
山梨大学が開発したワイン醸造法をもとに作られているそうです。
フルーティーさがすっきりとして、どこまでも軽やかに感じるワイン、
繊細な日本料理と良く合う貴重なワインです

 

「こんな素敵なワイナリーが甲府市内にあることに乾杯!!」
の声と共に、100名全員がワインが醸し出す酒楽の世界に入っていきました

 


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