市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。
********************************
『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』
~“く”の巻~
********************************
◆くうきがそだててる=空気が育ててる。
何を・・・ 子どもを
仙人の主食は霞らしいので、
空気でオッケーなのかもしれないが、人間は無理だ。
空気なんか吸って吐くだけで、血や肉にはならない。
それはその通り
肉体を育てるだけなら、食事が充実していればいい。
しかし、育つのは肉体だけではない。
そこに宿る心と精神もだ。
空気が育ててるのは、そっち
メンタル部門。
右も左もわからない子どもの躾(しつけ)をするのは、
ママやパパやじじばばの言葉、及び一挙手一投足という、
視覚や聴覚にダイレクトに訴える手段が中心になるが、
心と精神の発育には、音もしないし姿も見えない、
すかしっ屁よりも存在感の薄い家庭の空気という、
ファジーな環境の影響が大なのだ。
これを思春期前に知っている親と、知らない親とでは、親的覚悟が全然違ってくる。
値段のつけようもなく、つかみ所もない家庭の空気だが、
その価値は、想像を絶するほど馬鹿でかいのだということを忘れてはいけない
◆ぐったり=ぐったり。
病気になった乳幼児の一番イケナイ状態。
「さっきまで泣いたりわめいたり大騒ぎでまいったけど、
やっと静かになって、ホント、助かったわ」
などとコーヒーブレイクしながら、
新聞の折り込み広告を見て日替わり限定商品に赤丸を付けている場合ではない
それこそ子どもが助からないことになりかねない。
具合の悪さを泣いて知らせるうちはまだましで、
知らせることさえできぬほど容態が悪化したから静かになる
ぐったりはマジやばい状態なのである
元気な子どもはうるさくて手の掛かるものだということを肝に銘じておきたい
うるさくないし手も掛からない状態になったら、必ず子どもの様子をうかがう必要がある。
ときに素早く、ときに辛抱強く。
それは乳幼児の時の‘ぐったり’に限らず、
大人になるまでの成長過程におけるいわゆる‘つっぱり’にも
応用したい難度の高い親の技のひとつである
母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから
(つづく)
◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
≪イベント≫
2012年9月8日(土)
・第2土曜市+マルシェの開催
2012年9月15日(土)~17日(月)
・秋の山梨県地場産業まつりの開催
2012年9月20日(木)
・子ども☆わくわく映画会
2012年9月30日(日)
・郷育フォーラム2012
・子育て応援フェスタ
≪ 教 室 ≫
2012年9月27日(木)
・ベビーマッサージ
2012年9月29日(土)
・お琴体験教室
・まちなか健やかサロン健康教室日程
・パパママクラス
・子育て支援施設