きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

野上電鉄の遺構を訪ねて(序)

2012-08-30 | 散歩
ご要望にお応えして野上電鉄です(笑)

実家からは、白浜や有田川に行く場合は阪和道の海南ICが最寄りになります。
海南ICに向かう際には、野上電鉄に沿った道路(国道370号他)を使います。

有田鉄道にしても、野上電鉄にしても結局、廃線前に乗ることはありませんでした。
ただ野上電鉄は上記のように沿線を通ることが多かったので、走っている電車は数回程度見たことがあります。

ここでお断りしておかなければならないのですが、今回紹介する写真は昨年末に帰省した際に通りすがりに撮ったものです。
(この時は紀勢本線を撮りに行く途中でした)
今夏は残念ながら本当に通っただけで写真も撮りませんでした。

いずれきちんと全線を踏破してからご報告を、と思っていたのですが、Satokawaさんのコメントにまんまと釣られて(笑)公開することにいたしました。

写真1. モハ30

(2011年12月29日撮影)

野上中学校の近くにある公園に保存されています。
かつての駅で言うと下佐々駅の近くということになります。

この電車はこの時通りかかった際に偶然見つけました。
きちんと屋根があり、保存状態も悪くないようです。

写真2. 案内板

(2011年12月29日撮影)

案内板も設置されています。
「モハ30形 モハ31号」とあります。

実は今夏、この近くにもう1両の電車が保存されているのを発見しました。
残念ながら写真は撮れませんでしたが、個人で保存されているものらしいです。


電車が保存されている公園から約900mほど海南(日方)方に移動しました。
今度は野上小学校の裏手です。

写真3. 路線跡

(2011年12月29日撮影)

駅で言うと動木駅の近くのはずです。
写真に写っているのは近所のおばさんのようです。
その先にはトンネルが見えます。
が、実はこれはトンネルではなく跨線道路橋だということです。

写真4. 橋梁跡

(2011年12月29日撮影)

さきほどのおばさん達の足元付近にある橋梁を下(横)から。
橋の上が線路跡です。

と、ここまでが昨年末の散歩結果。
今年はこの続きを、と一応予定していたのですが、ここまでは手が(足が?)回りませんでした。

有田鉄道廃線跡とともに野上電鉄廃線跡が探索予定のリスト入りです。

そんなわけで、タイトルには「(序)」と付けましたが、続編は未定です。