おばあちゃんのコクラ日記

ピアノとぬかみそ 台所からの風景

おみやげ

2017-12-21 21:00:26 | 日記
五年生のちずはちゃんと 二年生の誠くんは 冬休みにお母さんのお里 与論島にお里帰り。

与論島で楽しみに待っていてくださる
おじいちゃん おばあちゃんに お稽古をしている ピアノ曲を 聴いていただくのが おみやげ。

そのために 10月から 曲を暖めて来た。

ちずはちゃんは エリーゼのために 外五曲ーー かなり弾き込んで 聴いていて楽しい。

誠くんは トンプソンの 小さな曲
六曲ーー

誠くんは きれいな音で弾こうと 頭で
考えるようになったのです。

誠くんが頭で考えて きれいな曲になると 誠くんは嬉しい。先生もお母さんも嬉しいのです。

楽譜が読めるようになるまでは 先生の責任。 毎日の小さな積み重ねで 出来ないところが 出来るようになった時、
ながいながい間のやる気のなさを 全部栄養にして 子供が歩き出したときー先生は 嬉し泣きです。

もうすぐお正月

2017-12-20 19:33:25 | 日記
暖かい日が来たら 庭仕事を……と思っているのに 厳しい寒さが続いていて 出来ないでいた。

昨日今日 寒い中を朝の二時間足らずを
息子が 庭仕事を手伝ってくれた。

もみじの枝下し まきの木の剪定。

植木屋に頼んでいたことや おじいちゃんが手伝って下さったことを やってくれる息子が頼もしい。

上から落ちてくる枝や葉っぱを下で手伝う。前に後ろにカイロを抱いての仕事になる。

幼い時の息子は 暮れの忙しいときに
お母ちゃん お母ちゃんと泣くのが上手だった。

もうすぐ お正月が来るのよ。今ね 向こうのお山の所まで お正月が来てるのよ。

なみだで ぐちゃぐちゃの顔で 向こうのお山を見て にっこりえくぼの息子だった。

幼い時の二人の子育てが楽しかった日々をもうすぐお正月の日に思い出す。

きっと
今も あの向こうのお山の所まで お正月が来ているに違いない。

よばなし( 夜咄 )

2017-12-16 16:23:55 | 日記
夜咄の茶事をなさった茶道の先生から
よばなしの道具が出ているので 夜咄の雰囲気だけでもいかがでしょうかの
お誘いを受ける。

お言葉に甘えて 茶席に加えて頂いた。

六時の席入り。石灯籠の明かり 露路の行灯の灯りに迎えられる。

待ち合いの大きな火鉢には くぬぎの炭火の温もりと 美しさに見とれる。灯りは 行灯だけ…連客のお顔も ぼんやりとしかうかがえない。

席入りの前に 待合で熱いおしぼりのおもてなしに ほっこりする。

茶席は 懐古的な燭台にたんけい…
ほのかなあかり。ほの暗い席に若いお嬢さんのお点前で 手燭の明かりが お嬢さんの姿をほっこり浮かび上がらせる。

菓子器に盛られた饅頭は 温かくふかふか。

お運びの中には 殿方もいらして お客様がいらして下さったから 弟子たちのお稽古が出来ます…と おっしゃるお若い師匠の 優しい言葉にほっこり。



和蝋燭の明かりを見ているだけでほっこり。

日本の伝統文化のは 奥が深くてどこまで行っても入口で どこも ここも美しい。

厳しい寒さの 気持ちが忙しい師走に
ゆっくりと 美しい時を過ごさせて頂いて ほっこり。

今日のおひるは

2017-12-14 20:16:55 | 日記
目の前に なると金時のさつま芋が一個。

どんなにして食べましょうかと思案…

お芋ご飯にしましょうと 心が決まれば手が動く。

一合のお米を洗う。芋の皮をむき一口大に切る。

昆布 酒 塩を入れてスイッチオン

美味しそうなご飯の出来あがり。

吹きよせご飯にしましょうと思っていたけれども 手元の材料はお芋一個だけ。

実だくさんの味噌汁に 白菜の切り漬け
炊きたてのお芋ごはんで…

寒かった身体が ほかほかに暖まる。



吹きよせ

2017-12-12 17:44:03 | 日記
秋の料理で 何種類も彩りよく盛り合わせたものを 吹きよせという。

小さなせんべいや昆布等をいろいろ取り合わせた干菓子も 吹きよせ。

吹きよせと聞いただけで 季節の料理や
干菓子を思い浮かべることが出来る日本の言葉は美しい。

でも これは吹きよせではなくて 吹きだまり…


冷たい強風に 我が家の落葉はどこかに飛んでいき どこからか飛んできた落葉は 我が家に吹きだまりを作る。

葉を落とした植物は もう春に向かっての営みを始めていることを思う。

おばあちゃんは 寒くて何も出来ないけれども せめて落葉の季節らしいものを
食卓にのせて楽しむことは出来る。

吹きよせご飯でも 作ってみましょう。

しめじ 人参 銀杏 油揚げ さつまいもも入れてみようかな?