
西郷団地に和紙の工房を持つ種子田さんの「和紙アトリエTaneda日吉工房」です。
種子田さんはこのイベント「ちっちゃな秋を見つける、日吉町のアートな旅」の中心的存在。
旧吹上町から旧日吉町は江戸時代に日新公(島津忠良)が下級武士の生活基盤のために和紙作りを推奨したところです。
昭和初期まで伊作和紙として盛んに和紙づくりが行われていましたが、戦後は後継者も育たず消滅してしまったそうです。
しかし、和紙の原料である楮の木は、現在でも日置の各地に自生しつづけています。
種子田さんはそんな日吉に工房を作り、伊作和紙を復興する会を立ちあげ、伝統文化の継承に努めています。
日吉工房は15年間放置されていた古民家を再生。
釜戸でお湯を沸かし、訪れたお客さんにお茶のおもてなしをしています。
和紙と古い着物のコラボレーションでしょうか、種子田さんや和紙教室の生徒さんの大作がズラリ。
薄暗い古民家に和紙を通して温かい灯りが放たれています。
※ココは撮影規制があり土間からのみの撮影でした。
しかも手持ち撮影でぶれぶれ、私の技術ではこれが限界‥
一碗窯の東郷さんに「和紙アトリエTanedaは綺麗な写真が撮れますよ」と勧められたのに残念。