見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

芙蓉の花…日吉町遠矢ケ原

2008年11月07日 07時54分32秒 | 訪ねたイイ所…鹿児島編

木の工房”Ryu"さんの裏の民家に咲いていた芙蓉の花です。
こんな大きな芙蓉の木は見たことがありません。
軒先に薪が積まれた民家の風情と庭にいっせいに開いた芙蓉が綺麗です。



芙蓉は昔から美人のたとえに用いられる花で、美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」と言います。
また、枯れたあとの姿も好まれ、”枯れ芙蓉”と呼ばれています。
中国後蜀の時代、後主昶(こうしゅちょう)という帝は都に160Kmもの長さにわたり芙蓉を植え数千人の美女たちと鑑賞したと言われています。(羨ましい)
芙蓉の花言葉は、しとやかな恋人・繊細美、微妙な美しさ


芙蓉を調べたらこんな芙蓉もあります。

「酔芙蓉(すいふよう)」
→朝のうちは白く、夕方になるにつれてだんだん赤くなるという珍しい花。
お酒を飲んで顔が紅くなったと形容され、「酔芙蓉」と呼ばれた。

芙蓉の【学名:Hibiscus mutabilis】 の由来はこの辺りからきているのでしょう。
 Hibiscus : フヨウ(ハイビスカス)属
 mutabilis : 変わりやすい、不安定な


美しい人がお酒で顔がほのかに赤らんでいるのはいいものです。
男心をくすぐります
そして花が終わっても(妙齢になっても)美しさを表現できる女性は素晴らしいです。

ちょっと前までは美しくしとやかな顔立ちの「芙蓉の顔」の日本の女性がたくさんいらしゃたのではないでしょうか?
現代にもいらしゃるとは思いますが私が出会っていないだけかも知れませんが‥
(※決して現在の女性が美しくもなく、しとやかでもないとは言っておりません。念のために)


与謝野鉄幹の歌にこんなのがあります。

「白き芙蓉 あかき芙蓉と かさなりて

        児のゆく空に 秋の雨ふる」



YouTube 第2弾
『山口百恵 Playback part1』



すっかり70年代から80年代にプレイバックです。