kosakuの雑念

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デリバティブとコンピュータ

2009-03-18 21:50:10 | 日記
 「最強ヘッジファンドLTCMの興亡」(R・ローフェンスタイン)
 ようやく読み終わる。

 金融工学やらデリバティブやらの話で素朴に疑問に思ったことは、ウォール街のロケットサイエンティストなどと呼ばれた、工学系の学問を学んだ人たちが、いきなり参入してきたこと。

 ハイスクール出が結構いる現場で、いきなり大学院出が幅を利かせる歴史的経緯が良く分からなかったのである。

 この本はLTCMというドリームチームの結成から崩壊までのわずか4年間の物語が中心で、そういう部分が詳しいわけではないのだが、なるほどと思ったのは、そもそも金融工学が勃興しつつある過程は、まだマイクロコンピュータが出現するかしないかという時代である。

 PCが存在しないか、あったとしてもホビーパソコンの時代で、それなりの実務能力を持ったものといえば、最低でもミニコンピュータと呼ばれるものが必要だったはずである。

 そのようなわけで、大学院で学んだ人たちしか、そのような機器を使ったことが無かったのであろう。

 あとLTCMの手法が、人を出し抜くというよりは、本来妥当と思われる価値より低く評価されているもの、高く評価されているものを吟味するというのも意外だった。

 最終的には、過大評価されていたものは、価格が下がるし、過小評価されていたものは価格が上がるのだが、その市場による価格調整の過程で儲けたというわけだ(インフレがちの国とそうでない国の通貨の交換レートが、即座には、きちんと反映していないことは最近みたばかりだ)。

 特に日本のように市場が迅速に機能しない所だと、こういう人たちにムシられてしまうのだなあと思う。


 

マインドマップの原典を拾い読み

2009-03-18 00:20:06 | 日記
「人生に奇跡を起こすノート術」(トニー・ブザン、田中孝顕訳、2000年)
 The Mind Map Book, 1993

シンプルマッピングを始め、いろいろ一部では盛り上がりを見せているマインドマップについて、まるで知らないので、その原典というべき本を読んでみることにしました。

 まず、冒頭から6ページにまたがる序文が原著者のものではなく、訳者のものなのには面食らった。

 気を取り直して読み進めるが、右脳とか左脳とかいう話になったりして、なかなか先に進まない。35ページにいたり

 ”一目瞭然で全体が見え、しかも関連づけや、強調すべきポイントも表現できるノート法。それは、たとえば地図を描くように、ノートを取ればよいのではないか!”

 とマインドマップをひとことでまとめた言葉が出てくる。

 ようやく、イメージが掴めてきた。
 さあ、始まるぞ、と思うと、また、みんなの脳みその潜在能力があまり使われていないとかが始まるので勘弁して下さいと言いたくなる。

 で、50ページに

 ”これまでのノート取りにはこれだけの弊害があった!”
 と分析してみせる。
 これが、冒頭でもいいんだけどなあと思いつつも読み進める。

 これまでのノートの問題は、
 「キーワードが埋没してしまい目立たない」
 「退屈なので覚えにくく、忘れやすい」
 「繰り返しが多く、時間の浪費」
 「創造性を抑え込んでしまう」

 という具合だ。

 そこからマインドマップを作成するための技術がいろいろ語られる。

 私が知りたいのは、これがどう記憶することとつながるかという点。

 記憶するためにはリプロダクションが必要なようで、

 ・10分から30分後
 ・1日後
 ・1週間後
 ・1ヶ月後
 ・3ヵ月後
 ・6ヵ月後

 以上6回、最初に作ったマインドマップを見ながら書き写すということだ。
 反復練習がやはり必要らしい(111ページ)。

 そして、フレッシュマインドマップという記憶を頼りに再現することで記憶のチェックと、元のマインドマップの欠落、矛盾を補正することができるとしている。

 どんなメモも直接マインドマップを直接適用してノートを取って行くのは、ちょっと難しそうではあるけど、ちょっといろいろ思考錯誤してみようかなという気にはなりました。