サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

2024年春作野菜の収穫、総決算

2024-08-22 | 体験農園日記
夏真っ盛りですが、夏野菜の収穫はほぼ終了し、残すはナスだけとなりました。あっという間だった2024年の春作を振り返ると…。

*5月

春作の準備開始は3月末。根菜や葉物の種まきから始まり、5月の連休の頃には、写真のようにキュウリとトマトの支柱立てと苗の定植も完了。


同じ頃、大根を間引き。もちろんこのチビ大根と葉っぱも食します。よって、間引きとはいえ、これが立派な収穫第1号。


オプションで3月上旬に植えつけたジャガイモも、この頃、開花。


体験農園では、基本的に栽培作物が決められていて、全員で同じものを作ります。が、園主さんの許可を得て、アレルギーのあるピーマン・唐辛子は去年からパス。代わりに今年は、JAの直売所とホームセンターで購入した大玉トマト3種を植えてみました。


5月中旬、ラディッシュ、カブ、小松菜、春菊の収穫が始まると、毎朝忙しくなります。ラディッシュは目を離すと大玉化してしまうので、今年はこまめに収穫して連日サラダに。カブの葉っぱは、スープ用に刻んで冷凍。


ズッキーニの花も咲き始めます。この時期は毎朝雌花と雄花の咲き具合をチェックして受粉作業。昨年は、雄花から咲き始めてなかなか受粉できなかったのですが、今年は雌花から咲き始め、雄花を借りて回ってました。


受粉から1週間ほどでズッキーニの収穫。葉の陰になって、うっかり気づくのが遅れると、あっという間に巨大化。


5月下旬の畑のようす。ぐんぐん成長する健気な野菜たち。


なかなか出てこなかった里芋の芽が、やっと出てきてひと安心。昨年まではこの区画にはサラダゴボウを植えていたのですが、収穫の手間がかかるわりには持て余す人が多く、今年から里芋とエビ芋に変更。実はうちもゴボウは苦手なので、助かります!


5月のある日の食卓。トマトは市販品ですが、カブ、ズッキーニ、ラディッシュ、春菊は自家製。

*6月

6月上旬、オプションの玉ねぎも収穫時期を迎えます。オプションで申し込んだ野菜は、各自の区画で作る指定作物とは別に、共同の畑で育成。


大きくなったものから順次収穫。今年は2口申し込んだので、全部で40個採れました。プラス、間引きした苗を自宅の庭に移植したので、庭育ちのチビ玉ねぎが数十個。しばらく玉ねぎは買わずにすみそう。


収穫した玉ねぎは、葉の上部を切り落とし、日陰にぶら下げて保存。


キャベツも結実してきました。虫よけにネットをかぶせてますが、それでもナメクジが入ってきてしまいます。


インゲンも着々と実をつけていきます。


キャベツ、キュウリ、ズッキーニの収穫。


大根、小松菜、ブロッコリー、インゲン、トマトも収穫。


大玉トマト3種も結実。ですが、葉が茂りすぎて、実のつき方がいまひとつ。味は申し分ないのですが、上部が割れてしまうのはなぜ?


指定作物のミニトマト、アイコも結実。黄色と赤を植えてますが、いつも黄色が先に実をつけます。今年は房がたくさんつき、実も特大サイズ。


ビールのお供に欠かせない枝豆も、実が入ってきました。


キュウリはかつてないほど順調。いつも枝の下のほうばかりに実がつき、上の実がつかないので、今年はこまめに剪定。

各種野菜が出そろう6月の食卓は野菜尽くし。
     

*7月


トマト、キュウリ、ナスがそろうと一気に夏気分。


枝豆が食べごろになったので、一気に収穫して、その日のうちに塩ゆでしてさまし、小分けして冷凍。このタイミングを逃すと、得も言われぬ甘さが損なわれてしまうので、見極めが肝心。


里芋とエビ芋も順調に伸びてきました。その隣で育てていたラディッシュは終了したので、空きスペースにビーツとハーブの種をまいてみました。


オプションのジャガイモを申込者一同で一斉収穫。炎天下、汗だくになりながらの共同作業。1口5㎏を我が家では2口申し込んだので、計10㎏プラスおまけ数㎏を2人がかりでかついで持ち帰る。


そうこうするうち、早くも秋作の準備が始まります。収穫の終わった小松菜・ほうれん草の区画を耕しなおし、ニンジンの種まき。


こちらも秋作準備。大根とカブを採り尽くし、空いた区画に長ネギを植えつけ。猛暑のせいか、長ネギの苗がまだ細いのが少々心配。


そして夏野菜本番!ズッキーニはすでに収穫終了したものの、日持ちするのでまだしばらく楽しめます。

毎日手を変え品を変えて、野菜料理をつくりまくり、食べまくる!
     

*8月


秋作のニンジンが発芽し、葉を伸ばして来たら、間引きしつつ雑草とり。暑すぎるせいか、発芽率は今ひとつ。


夏野菜にしては、意外と早く終わってしまうのがキュウリ。それでも8月上旬までもち、100本も採れたのは上出来!一昨年は大雨、昨年は猛暑のため、あっけなく枯れてしまいましたが、今年は早い時期に雨がたくさん降ったので、農園始まって以来の豊作だったそう。


ズッキーニ、インゲン、ブロッコリー、キャベツが終わった区画を耕しなおし、たっぷり雨が降ったあと、穴なしマルチを張って日光消毒。


これからはひたすらナス、ナス、ナス!8月21日時点ですでに160個収穫。人に会う機会あらば、ナスを持ち、配りまくる。


こちらは勝手に生えてくるスベリヒユ。スベリヒユは食べられる野草の優等生。雑草として抜いてしまうのは惜しく、うちでは毎晩前菜として食しています。


畑の野菜が少なくなる頃、自宅の庭では毎年恒例のゴーヤが実をつけ、貴重なビタミン源として大活躍。

こうして見てみると、自家製野菜だけで食卓を飾れる期間は意外と短く、夏は6・7月の2か月のみ。今はまだ、ナス三昧に加え、トマト、玉ねぎ、ジャガイモのストック、瓶詰めにした保存食、冷凍したトマトソースや枝豆、大根葉などがあるけれど、じきに野菜を買わなければならない季節に突入。そうこうするうち秋作の収穫が始まり、再び野菜三昧の日々…というのが例年のパターンなのですが、猛暑の影響がどう出るか⁉
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三鷹ウクライナカフェ「クラヤヌィ」連続訪問

2024-08-10 | ロシア料理とその仲間たち

三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」、またまた訪問。今回はウクライナワインを堪能すべく、夜営業のある金曜に4人でお邪魔しました。


まずはビールで乾杯!こちらはベルギーのヒューガルデン。ほかにプレミアムモルツとアサヒあり。いずれも瓶入り、700円。


遅れて来る友人を待つ間、お店の方がコールスローをサービスしてくださった。こういう臨機応変な気づかいが嬉しい限り。


ビールのつまみに、ウクライナの水餃子ワレヌィキ(700円)をいただく。3個のうち2個はジャガイモ入り、1個は鶏ひき肉入り。


全員そろったところで、ほうれん草のムリンツィ(1000円)を迷わず注文。これを頼まなくして何としよう!


さて、本日の主役、ウクライナワインはボトル販売のみ。夏向きの白ワインのおススメをうかがうと、こちらの2種を出してくださったので、右のビオロジスト/シャルドネクリスプ(5500円)をチョイス。キーウ地方産の辛口オーガニック。フルーティながら、きりりとした味。
「BIOLOGIST」●https://annavinos.co.jp/wineries/biologist


もうひとつ楽しみにしていたのが、新メニューのチキンキーウ(1500円)。日本では「キエフ風カツレツ」とも呼ばれるウクライナの鶏肉カツレツ。


2つに切ると、中身がみっちり!見た目以上に食べごたえがあります。つけ合わせのマッシュポテトとニンジンのマリネがまたおいしい!


そばの実と鶏ひき肉のグレチアヌィキ(1500円)、こちらもヘルシーで大好きな一品。つけ合わせは、コールスローとキュウリのピクルス。


新デザートのカシタンも気になるところですが、次回のお楽しみということで、この日は食事とワインを堪能したところでお開き。


レジ脇にはウクライナ語のフレーズ集が。「プリヴィッ!(こんちは!)」と読み上げると、キッチンから「プリヴィッ!」と声が返ってきました。いつも誰かしら日本語堪能なスタッフが常駐しているので、日本語のやりとりで終始してしまいますが、せっかくなので少しずつウクライナ語を覚えて使ってみたいものです。

さてその3日後…。またまた来店。
今度は、来日した海外在住の友人を囲んで5人でランチ。


先日撮り忘れましたが、壁には「クパーラ祭」の写真が。7月7日に川崎市の公園で開催されたそう。


「クパーラ祭」とは、スラブに伝わる夏至のお祭り。詳しく知りたい方は、「ウクライナ伝統の夏祭り クパーラ祭」をご参照あれ。


この日は37℃近い猛暑日だったので、とりあえずプレミアムモルツをかっこむ。手前はノンアル組がオーダーしたブルーベリー入り、スイカズラのレモネード。


定番のほうれん草のムリンツィ。これはどなたにお薦めしても好評の一品。注文してから、ほうれん草を生地に練りこみ、丁寧に仕上げてくれます。


グレチアヌィキの盛り付けが、先日とは微妙に違ってますね。


ジャガイモの上にキノコたっぷりのデルヌィ(800円)。


この日賞味したウクライナワインは、ファーザーズワインのマスカットオットネル。テルノーピリ地方の辛口の白。ちゃんと氷で冷やしてくれました。
「Father's wine」●https://annavinos.co.jp/wineries/fathers-wine


チキンキーウもまた注文。中央までしっかり火が通ってなかったので、お願いすると火を入れ直してくれました。お昼どきはほぼ満員で忙しいにもかかわらず、嫌な顔ひとつせずに対応していただき感謝。

白を飲み干したあとは、赤ワインを各自グラスでいただく。グラスワインはイタリア産ですが、いつもなみなみとついでくれるので、お得感ハンパなし。証拠写真を撮り忘れましたが、友人が「アイスコーヒーみたい!」と驚愕したほどのつぎっぷりの良さ。


デザートには「リヌヴィ(怠け者)ワレヌィキ ベリーソース添え」(1320円)を初オーダー。時間をかけずに簡単に作れるメニューを「怠け者の〇〇」と形容するのだそう。普通のワレヌィキのように餃子型に成形しないで、生地をニョッキのように丸め、上にパパっとソースをトッピング。


こちらは果物入りのムリンツィ。甘そうに見えますが、リンゴのシャリシャリ感がさわやかで軽い口当たり。あんなに食べたあとなのに、ぺろりと完食してしまいました。

いつもながら感動するのは、材料も手間暇も惜しまぬお料理の安定感、盛りつけやメニュー写真のセンスの良さ、そして至れり尽くせりのサービス。すべてが避難民支援カフェの域を超えていて、つい長居してしまう居心地の良さ。常連客が多いのもうなづけます。


レジ脇には、おチビちゃんが描いたこんな可愛い絵が飾られてました。


ウクライナカフェ、クラヤヌィ。重宝してます。また来ます!ブヴァイ!
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