三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」、またまた訪問。今回はウクライナワインを堪能すべく、夜営業のある金曜に4人でお邪魔しました。
まずはビールで乾杯!こちらはベルギーのヒューガルデン。ほかにプレミアムモルツとアサヒあり。いずれも瓶入り、700円。
遅れて来る友人を待つ間、お店の方がコールスローをサービスしてくださった。こういう臨機応変な気づかいが嬉しい限り。
ビールのつまみに、ウクライナの水餃子ワレヌィキ(700円)をいただく。3個のうち2個はジャガイモ入り、1個は鶏ひき肉入り。
全員そろったところで、ほうれん草のムリンツィ(1000円)を迷わず注文。これを頼まなくして何としよう!
さて、本日の主役、ウクライナワインはボトル販売のみ。夏向きの白ワインのおススメをうかがうと、こちらの2種を出してくださったので、右のビオロジスト/シャルドネクリスプ(5500円)をチョイス。キーウ地方産の辛口オーガニック。フルーティながら、きりりとした味。
「BIOLOGIST」●https://annavinos.co.jp/wineries/biologist
もうひとつ楽しみにしていたのが、新メニューのチキンキーウ(1500円)。日本では「キエフ風カツレツ」とも呼ばれるウクライナの鶏肉カツレツ。
2つに切ると、中身がみっちり!見た目以上に食べごたえがあります。つけ合わせのマッシュポテトとニンジンのマリネがまたおいしい!
そばの実と鶏ひき肉のグレチアヌィキ(1500円)、こちらもヘルシーで大好きな一品。つけ合わせは、コールスローとキュウリのピクルス。
新デザートのカシタンも気になるところですが、次回のお楽しみということで、この日は食事とワインを堪能したところでお開き。
レジ脇にはウクライナ語のフレーズ集が。「プリヴィッ!(こんちは!)」と読み上げると、キッチンから「プリヴィッ!」と声が返ってきました。いつも誰かしら日本語堪能なスタッフが常駐しているので、日本語のやりとりで終始してしまいますが、せっかくなので少しずつウクライナ語を覚えて使ってみたいものです。
さてその3日後…。またまた来店。
今度は、来日した海外在住の友人を囲んで5人でランチ。
先日撮り忘れましたが、壁には「クパーラ祭」の写真が。7月7日に川崎市の公園で開催されたそう。
「クパーラ祭」とは、スラブに伝わる夏至のお祭り。詳しく知りたい方は、「ウクライナ伝統の夏祭り クパーラ祭」をご参照あれ。
この日は37℃近い猛暑日だったので、とりあえずプレミアムモルツをかっこむ。手前はノンアル組がオーダーしたブルーベリー入り、スイカズラのレモネード。
定番のほうれん草のムリンツィ。これはどなたにお薦めしても好評の一品。注文してから、ほうれん草を生地に練りこみ、丁寧に仕上げてくれます。
グレチアヌィキの盛り付けが、先日とは微妙に違ってますね。
ジャガイモの上にキノコたっぷりのデルヌィ(800円)。
この日賞味したウクライナワインは、ファーザーズワインのマスカットオットネル。テルノーピリ地方の辛口の白。ちゃんと氷で冷やしてくれました。
「Father's wine」●https://annavinos.co.jp/wineries/fathers-wine
チキンキーウもまた注文。中央までしっかり火が通ってなかったので、お願いすると火を入れ直してくれました。お昼どきはほぼ満員で忙しいにもかかわらず、嫌な顔ひとつせずに対応していただき感謝。
白を飲み干したあとは、赤ワインを各自グラスでいただく。グラスワインはイタリア産ですが、いつもなみなみとついでくれるので、お得感ハンパなし。証拠写真を撮り忘れましたが、友人が「アイスコーヒーみたい!」と驚愕したほどのつぎっぷりの良さ。
デザートには「リヌヴィ(怠け者)ワレヌィキ ベリーソース添え」(1320円)を初オーダー。時間をかけずに簡単に作れるメニューを「怠け者の〇〇」と形容するのだそう。普通のワレヌィキのように餃子型に成形しないで、生地をニョッキのように丸め、上にパパっとソースをトッピング。
こちらは果物入りのムリンツィ。甘そうに見えますが、リンゴのシャリシャリ感がさわやかで軽い口当たり。あんなに食べたあとなのに、ぺろりと完食してしまいました。
いつもながら感動するのは、材料も手間暇も惜しまぬお料理の安定感、盛りつけやメニュー写真のセンスの良さ、そして至れり尽くせりのサービス。すべてが避難民支援カフェの域を超えていて、つい長居してしまう居心地の良さ。常連客が多いのもうなづけます。
レジ脇には、おチビちゃんが描いたこんな可愛い絵が飾られてました。
ウクライナカフェ、クラヤヌィ。重宝してます。また来ます!ブヴァイ!