サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

花泥棒

2010-02-23 | ダーチャごっこ

ぴ~、ぴっき~~!!とサルのような金切り声をあげて
ヒヨドリが飛んでくるなりこの始末。
ためらいなく花びらをひきちぎり、ぱくりと丸呑み。
翌朝には花という花がむしりとられて散乱してた。

がっくり。しかも↑落し物まで。

近年めっきり蜂や蝶が飛んでこなくなったので
野菜の受粉のための虫よせに、と思って久々に花を植えてみた。
すると初めてメジロがベランダに連日姿を見せるようになり、
それに気をよくしてパンやミカンの皮をまいたのが誤りでした。
最初はスズメが可愛くパンをついばんでいたのだが、
そこへヒヨの群れが乱入して横取り。
お、ミカンもあるぞ!と毎日通ってくるようになり、
ついには花むしりを始めてしまったというわけ。
虫よせのつもりが、鳥がよってくるとは…。

さて!気をとりなおして、今年もそろそろ種まきの季節。
ベランダ・ダーチャの再開であります。
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リジュコフ通りの猫

2010-02-22 | ロシアコラム
今日は2・22、にゃん・にゃん・にゃんの猫の日です。
ほとんど唯一といっていい自分で買ったヴォロネジ土産がこのマグネット。
ニャにかしら、この猫? ヴォロネジのシンボル?
調べてみたら、これ「リジュコフ通りの子猫ちゃん」というアニメのキャラ。
ヴォロネジに同名の通りがあることから、2003年に記念像ができたそう。
てことは、まだ新しい街のシンボルなのだけど、
今では名犬「ビム」像と並ぶパーミャトニクなんだとか。
なんだかほのぼのしてますね。

ところが! 改めて検索しなおしてみたら、最近になって
この記念像の移転が計画されているのだそうです。
だだっ広い場所にポツンと立っているのがたたり、
酔っ払いやフーリガンによって猫の耳やシッポが破壊されてしまったとか。
どこにもいるんですねー。不届きなやからが。
そこで人目の多い街の中心部にお引越しすることになったもよう。
(しかも監視カメラつき!)
でも…それじゃリジュコフ通りと関係なくなっちゃいますけど??


猫マグネットを買った革命大通り沿いのマーケット。
実はこのマグネットと一緒に、ご当地名入りボールペンを買ったのだけど、
肝心の「ヴォロネジ」の文字パネルがポロリと落ちて、
ただのボールペンになってしまった。悲しすぎ…。
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グルジアに行くのか?

2010-02-21 | ロシアコラム
ロシアに一時帰国するS先生、春休み前最後の授業にて突然の宣言。
「そうだわ、今年こそグルジアに行かなくちゃ。
一緒に行くでしょ?行くわよね?行くのよっ!!」
えっ…。いや、行きたいことは行きたいですが…。

グルジアに知人のいるS先生は、前々からグルジア旅行を
ほのめかしてはいたのだが、ロシアとの関係悪化により
モスクワからの直行便がなくなり、この話は自然消滅。
…したかと思いきや、トルコ経由で行くプランが急浮上。
「Uさんも行くでしょ?」と振られた学友のUさん、
「あ、いや…その…。ええと、行くとしたらいつですか?」
「11月よ」
い、いつのまにそんな具体的に??
「気候もいいし、トルコ航空なら55000円よ!
イスタンブールで市内観光もできるし。そうねぇ…」
と早くもカレンダーをめくりながら
「3日の祝日をはさんで行けばいいじゃない!
そうよ、そうしましょ!」と民意を無視した強行採決。
まさか…これで決まっちゃったってこと!?

その前日、ロシアのニュース番組「ヴェスチー」を見ていたら、
「グルジア大統領は、ロシア連邦にとってペルソナ・ノングラータだ」
とメドべージェフ露大統領、公式の場で発言。
暗雲たちこめてますねー。知らんぞー。
Comments (12)
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窓口の攻防

2010-02-16 | ロシア取材2007
*写真はイメージです。本文中の両替所とは関係ありません。。。

ナタリアさんの案内でヴォロネジの両替所で両替をしたときのこと。
お札を数えてさあ出よう、としたそのとき…
「あれっ、1枚足りない!」と同行のOさん。またまたトラブル発生~。
ナタリアさんが窓口のおばさんにその旨を告げると、
おばさん、上目づかいでOさんを見て
「彼女がどこかにしまったんでしょ」と泥棒呼ばわりの失礼な物言い。
「そんなわけないでしょ!」とナタリアさんも強気の応酬。
あ~始まっちゃったよ~。ソ連的窓口の攻防が。

押し問答の末に、おばさん、物も言わずに窓口をいったん閉め、
おもむろに両替所に残っているすべてのお札を数え始めた。
そして今度は帳簿を広げ、電卓をたたき始める。
どうやら本日の収支と残金をつきあわせるつもりらしい。
当然いやいやながらの作業なので急ぐでもなし、
これじゃあ一体いつまで待たされることやら…。
気の毒なのは、あとから入ってきたお客さん。
え~なんだよぉ、閉まってるのかよぉ~、と
半ば追い出されるように出ていってしまった。

「え~、もういいですよ~」といつになく弱気のOさん。
「どうせルーブル余ってもしょうがないし、ロシアだし~、
こういうときはニチェボーですよねっ。にちぇぼ~(No problem)!」
するとそのロシア語単語を聞きつけたナタリアさん、カッと目を見開いて
「何言ってるの!ニチェボーじゃないわよっ!!」
こ、こわ!美人のナタリアさんは怒ると目が超キツイ。
そりゃそうですよね。こういうときこそ断固として闘うのがロシア人。
そもそも誰のために闘っているんだか。

やがて…すべての計算を終えた窓口のおばさん、
ぺらりと1枚、お札をぞんざいに放ってよこした。
ほーら、やっぱりおばさんが間違えたんじゃないですかー。
でも謝罪はもちろん弁解の言葉もない。終始無言、無表情。
そしてお金さえ戻ればナタリアさんももう抗議はしない。
無言の勝利。何事もなかったかのように、とっとと帰る。

うーん、郷に入っては郷に従えとはいうものの、
日本人にはなかなか馴染まない決着法。
ポスト・ソ連世代に属するナタリアさんなのに
こういうやりとりに手馴れたふうで、なんだか頼もしかったです。
なのにOさん、
「ロシア人でも二チェボーじゃない人もいるんですね!」
うーん。そういうことじゃなくて、
ニチェボーの使いどころを間違えてると思うんだけど…。
Comments (2)
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速報・ロシア文化フェスティバル2010

2010-02-13 | ロシア系イベント
「ロシア文化フェスティバル2010 in Japan」のパンフが届きました。
それによると今年度のプログラムは全36本。
4月13日の国立モスクワ音楽劇場バレエ団ガラ・コンサートで
幕を開け、公演終了後にセレモニーがあるようです。
正式なオープニングセレモニーは、京都オークラホテルで開催。
う~ん、今年は京都ですかぁ。それを先に知っていれば、
オーチャードホールのセレモニーに申し込んだのに残念!

詳細は、ロシア文化フェスティバル公式サイトにて
2月20日以降、公表されます。
が、その前に、気になるプログラムを一部ご紹介しましょう。

プーシキン美術館創立100周年記念
「ロトチェンコ+ステパーノワ展~ロシア構成主義のまなざし」
4月24日~6月20日 東京都庭園美術館
*何度も見てますが、やっぱり見たいロトチェンコ。
 ミュージアム・グッズにも期待してます。
 
ロシア民芸工芸展「マトリョーシカ大博覧会」
5月3・4日 宮城県白石市・ホワイトキューブ
*ついにマトがEXPOに!しかしそこは何処?
 沼田元気さんの「コケーシカ鎌倉」主催だそうです。

よく見えないと思いますが、左端に新刊書のおしらせがあります。
2010年、沼田元気・著『マトリョーシカ図鑑』二見書房より発売
だそうです。これでマト・ブームがさらに盛り上がる!?

ロシア人収集家のコレクションより、
日露修交条約締結155年記念写真展「幕末・明治の日本」
5月25日~30日 銀座洋協ホール
*これはシブイ!ロシア連邦文化省所蔵の古写真の数々。
 特筆すべきはカラーであること。通りがかりの犬も写ってます。

このほかバレエ、オペラ、コンサート、サーカスはじめ
ユーリー・ノルシュテインの「話の話展」、
カレン・シャフナザーロフ監督作品映画祭、
そして待望のチェブラーシカ新作アニメなどなど、
今年も今から楽しみです!
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渋谷ロゴスキー

2010-02-11 | ロシア料理とその仲間たち
先週末、久々にロシア料理の正統派「渋谷ロゴスキー」を訪問。
しかも2日連チャン! 両日とも超満員、予約しておいて正解でした。
まずは「ロシアの声」アナウンサーいちのへ友里さんと初ランチ。
ロシア滞在のご経験に基づく貴重な生情報をうかがいつつ、
1951年創業の老舗の味をいただく。

 
ピロシキと田舎ふうボルシチのランチセット。サラダつき。
肉入りと野菜入りの揚げピロシキは、ほっこり味。

 
壷焼きランチセットにはウクライナふうボルシチと
ポークと野菜のラグーソース煮込み、黒パンつき。

このあとジャム入りチャイが出たのに、楽しいお話に没頭して
写真を撮るのをすっかり忘れてました!


そして翌日は灯ともし頃、ニコライ難民ミニ同窓会。
トレチャコフの「忘れえぬひと」(の複製)を背に
老若男女6人でバルチカとスタリチナヤを飲みまくる。

  
前菜は冷菜の盛り合わせ、酢漬けの盛り合わせ。そして…


見よ、このボリューム!じゃが芋ときのこの壷焼きであーる。
ほかの壷焼きより二回りくらい大きくて食べであり。

あ…肝心のメインのペリメニ撮るの忘れた。
話に夢中だったのに加え、食べるのに夢中だったもよう。
ペリメニ(シベリアふう水餃子)、それほどおいしかったです!
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