エミール・クストリッツァ監督の最新作「ライフ・イズ・ミラクル」。
バルカンの土着的アナーキーなパワーと
愛らしくて切ない寓話的ストーリーもさることながら、
いつもながら素晴らしい動物たちの存在感!
旧共産圏の映画は、どうしてこうも動物の使い方がうまいのか。
猫は猫のまま、犬は犬のまま、ロバはロバのままに、
人の世界に寄り添いながらそこにいる。
この一見自然な絵を撮るために、どれだけの労力が費やされようとも
妥協しない意思の力と忍耐力がまずスゴイ。そもそもこの人たちは
動物についての認識の仕方が西側(死語?)とは違う。
この世は人間だけで成り立っているのではなく、
人間だって愛すべき動物の一種にすぎないと思うからこそ、
人間も動物も等しく魅力的に描けるのだ。
かたや人間絶対主義、文明至上主義に陥っている人たちは、
動物を擬人化して、あざとい演技をつけたがるものです。
にしても、あのデカ猫の演技(演出)は見事な限り!
がっついた食いっぷり、一触即発の犬とのマジ喧嘩、
頭を叩かれたときの「うにゃっ!」というしかめ面や
抱っこされてベッドに連れて行かれるときのブッとした表情、
そして、いつだって人の気配のあるところにちゃんといる。
このコが出ると場内爆笑でした。
バルカンの土着的アナーキーなパワーと
愛らしくて切ない寓話的ストーリーもさることながら、
いつもながら素晴らしい動物たちの存在感!
旧共産圏の映画は、どうしてこうも動物の使い方がうまいのか。
猫は猫のまま、犬は犬のまま、ロバはロバのままに、
人の世界に寄り添いながらそこにいる。
この一見自然な絵を撮るために、どれだけの労力が費やされようとも
妥協しない意思の力と忍耐力がまずスゴイ。そもそもこの人たちは
動物についての認識の仕方が西側(死語?)とは違う。
この世は人間だけで成り立っているのではなく、
人間だって愛すべき動物の一種にすぎないと思うからこそ、
人間も動物も等しく魅力的に描けるのだ。
かたや人間絶対主義、文明至上主義に陥っている人たちは、
動物を擬人化して、あざとい演技をつけたがるものです。
にしても、あのデカ猫の演技(演出)は見事な限り!
がっついた食いっぷり、一触即発の犬とのマジ喧嘩、
頭を叩かれたときの「うにゃっ!」というしかめ面や
抱っこされてベッドに連れて行かれるときのブッとした表情、
そして、いつだって人の気配のあるところにちゃんといる。
このコが出ると場内爆笑でした。