竹原市重要文化財森川邸は、元竹原町長森川八郎宅。大正初期に造成した敷地に石垣及び土塀を巡らせ、
主屋、風呂場、及び便所、離れ座敷、茶室、隠居部屋、土蔵、表門、脇門の8棟の建物を配している。
主屋は江戸末期から明治初期の町家を移建改築したもので、玄関、座敷、及び台所を同時に増築したも。離れ
座敷は、やや遅れて新築された。茶室は、不二庵の作となるもので、当初は竹原地蔵町野島家に建てられたが、
大正頃に森川家に移建された。 また、座敷に面して庭園が設けられている。
森川邸は、大正期の豪邸の典型例であって、質の高い和風住宅。特に、座敷、離れ、表門に使用されている材木
は吟味されたものであり、意匠的にも優れ大工技術も高い。
また、この住宅で特に評価されるのは、後世の改造が少なく、大正期の姿をよく保っていること、母屋や離れ座敷
だけではなく、風呂場や便所などの付属屋までもが完全にのこっていることである。
(竹原観光HP参照)
PENTAX K-5 ”雅” + smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR で撮った。