キンギョソウはあざやかな色彩で色幅がバラエティに富み、春めいたにぎやかさを感じさせる花だ。甘い香りを
漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴で、英名では竜に見立ててスナップドラゴンと
呼ばれる。品種が多く、草丈1m以上の高性種、こんもり茂る小型種、そして中間のタイプがあり切り花や花壇、
鉢植えと幅広く利用されている。一重咲き、八重咲きのほか、花が杯状に大きく開くペンステモン咲きの品種も
あり、まったく違った印象を受ける。学名のマユス(majus)は5月の意味で、本来は5月ごろが開花の盛期なの
だが、さまざまな品種が育成され、短日でも咲くもの、長日条件で咲くものなどがあり、ほぼ周年咲かせること
が可能。また、本来多年草なのだが、高温多湿の夏場に弱いことから、一年草扱いにすることがほとんど。一代
雑種(F1品種)が多く育成されているため、成長、開花が早く、タネから容易に育てられる。
2016.04.26、柳井市「やまぐちフラワーランド」にて撮影した。
PENTAX K-3 ”雅” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。