瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

愛の公開日誌その11

2006年07月12日 22時14分57秒 | ワンピース
今回は劇場版第5作目、『呪われた聖剣』について。

え~、毎度同じ事ばっか言ってて飽きるでしょうが(汗)、この映画についても私の感想は辛いです。


これまで書いて来た中でもいっちゃん激辛です。


この映画が好きだという方は、決して下記内容をお読みになられないようお願い致します。(礼)



……こちらとしても別に文句ばっかり言いたくて書いてる訳じゃあ無いんだって………信じて、お願い。(汗)








































これまた随分御都合主義てんこ盛りな脚本に感じられました。

『七星剣』の噂を聞き、探しにやって来たルフィ達。
偶然にもそこは、かつてのゾロの幼馴染で親友『サガ』が流れ着いていた島であった。(しかも部下付)
ゾロが島にやって来たのを偶然にも聞き及んだらしいサガは、人知れずゾロを自分の元へと招き入れる。
居なくなったゾロを探してる内、海軍に追われる破目になったらしいメリー号は、何時の間にか船に内臓されていた宙を飛ぶ装置を使い(アルカディア号?)、偶然にも探していた『七星剣』伝承の地へと辿り着く。
そこで偶然にも物語の鍵となる巫女『マヤ』と巡り会ったルフィ達は、彼女をしつこく追回した末、偶然にも伝説の宝珠が眠る村へと入り込んだのであった……


これだけ重なるだけでも凄いと思いますが、更に息吐く間も無く襲い来る偶然の嵐。


ルフィとウソップが落ちた穴は、偶然にも3つの聖堂を繋ぐ地下道の入口だった。
地下道を彷徨ってる内、敵側付いたゾロに盗まれてしまった宝珠を、偶然にも拾うルフィとウソップ。(盗んだ意味有ったんだろうか…?)
偶然にもその日は、赤い月が出る夜だった。
サガとマヤしか知り得ない筈の事情まで、詳細に語れる村人達…それも偶然聞き付けたのですか?
サガを追い、偶然にも聖堂に真直ぐ辿り着けたゾロ…先天的迷子症が治ったらしい。


…御都合主義が絶対拙いとまでは言わないです。


しかし此処まで偶然が続くと、何か見得ざる神の手によって、全てが操られてる様な気がして参りますね。(苦笑)


…『七星剣』って名の割に、宝珠は3つなんですか…7つだとドラゴンボールになるから?
北斗七星関わりで『七星剣』って名が付いたらしいけど、あんま北斗七星関係無く思えたんすが…。(汗)
伝説の内容も…3人の皇子が1人の娘を争い、流された多くの血を吸って呪われた聖剣って……だとしたら単純に強き者の血を吸う云々となるのはおかしい…何かズレてやしないかと感じるんすが。
恋しい娘を求めて~ってのが入ってた方がすっきりしない??(どうでしょ??)


どうしてこんなに不自然な脚本になったのか?


想像するに、先に話を作って、後からキャラを当て嵌めるというよな作り方したからじゃないのかな~と。

で、キャラを当て嵌めた時点で生れた不自然は、キャラ設定を捻じ曲げてでも無理矢理蓋をしてしまう。
異論を唱えるキャラは無く、「兎に角そうなの!!」と、最後まで強引に展開して行く話。
ルフィの「俺達だって大変さじゃ負けてねェ!!」って台詞には笑った……まるで側で見ていたかのような台詞ですねぇ、船長。(笑)


キャラを動かして話を進めてくっつう作り方だったら、こんな風な作品にはならなかったんじゃないかと。


今回ゾロが主役って事らしいけど…私の目から見て主役はゾロでなく、サガとマヤに感じました。

極端な話、ルフィ海賊団居なくても良いような話ですよ。
ゾロも含めてルフィ達は外野で、ただサガとマヤを盛り立てワイワイ騒いでるだけに見えました。


…所で……トーマって居た意味何か有ったんですか…?(汗)


毎度のささやかなフォローポイント――


…今回本当にささやかなんすけど(ゴメン…)、


オリキャラ『マヤ』ちゃん可愛い~~~vvv(笑)
・性格は有りがちでどうでも良いけど、デザインがらんまに出て来るシャンプーに似て可愛い!!(似てない?)(笑)
・何なら麦藁チームに加入しないか!?
・そうだ船長!!チームに足りない役職は巫女だ!!!
・世は正に巫女巫女ナース!!!
・船長の「あいつは死んだりしねェ!!ゾロは世界一の大剣豪になる男だ!!」とか、「本当にゾロの友達かァ!?本当に最強ならそんな刀に頼るなァ!!」っつう台詞には、話に関係無くほろりと来た…船長らしいゾロへの信頼に感じて。
・絵は(CG画面が多少ちらつくとはいえ)、それなりに綺麗だったと思います。
・演出も極々普通に感じました。
・ゾロのアクションも格好良かったですよ。


この映画、もう1度観たいか?と聞かれたら………


大変失礼ながら「いえ、結構です」とお断り致します、自分は。


先ずこれは『ワンピース』じゃない。

ワンピースの話だと言うなら…主役はゾロだと言うなら…呪われた聖剣に取り憑かれるのはゾロでなければならなかった筈。

百歩譲って「どうしても取り憑かれるのはオリキャラにしたい」と言うなら、話はゾロとサガの対立・対決から始めるべきだったと思う。
『ゾロ』というキャラ考えたら、そういう展開になってこそ自然だったと思うので…。


オリキャラを主役にして映画作るなんて、同人でも嫌がられるパターンだから、止めた方が良いと思いますよと失礼ながら。


以上、素人のクセして乱暴な意見、失礼しました。(礼)
コメント
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