瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

愛の公開日誌その7

2006年07月08日 15時08分13秒 | ワンピース
今日から数日、各ワンピ映画の感想をちんまりと書いてく予定~。
未だ観た事無い方で何時か観る予定が有る方はネタバレ…にあんまならんよう書く積りだけど(汗)、読まない方が良いです。


それと先に断っておきますが、自分、今迄観て来たワンピ映画の中で、も1度観たいな~と思える物あんま無いんですよ。(汗)(まだメカカメな映画は観てないんで、それについては何とも言えずだけど…)

という訳で、どうしてもあんま宜しくない的な感想になっちまいがち…自分はワンピ映画楽しく観られたぞって方は、この先読まない方が良いと思います…気分悪くなるだろうから。(笑)


済みませんが、御了承下さいませ~。











そんな訳で先ずは『第1作』…これ唯『ワンピース』としかタイトル無いんですけど、この時は毎年公開するとは決まってなかったんだろうか?


起承転結纏まってるって意味では、この映画が1番かもしれない。
ちゃんと伏線も解消されてるし、観終っての後味が良い。

何でかってぇと、悪役が悪役らしく、「こんな事されたらもう怒るしか無いだろう」と、観ていて思えるから。


ワンピの最大的面白さって何かと言えば、私は『ルフィの怒りにシンクロしてぶっ飛ばす』事に有るんじゃないかと考えてるんですが…。(あくまで個人的にな)

だからルフィの怒りに同調出来ないようだと辛い。
「そんな怒らんでも…」なんて考えちゃうようじゃ、後味悪い訳ですよ。


人が真心籠めて作った料理を、作った人の前で踏み躙る様な奴は、怒って当然じゃないですか。(笑)


もし同じ様な場面に出くわしたら、自分だって叩いちゃうよ。


敵は黄金オタクで、黄金以外気にも懸けない。
金さえ与えりゃ自分の思い通りに人が動かせると思っている。

…解り易いキャラ設定だけど、こういう人間性の欠片も無い敵が出てこそ、ぶっ飛ばし甲斐有るってもんで。(笑)


それ以外でも…まだキャラが揃ってなく、人数少ないお陰っつうのは有るでしょが、キャラの役割がしっかり定まっててバランスが良い。

ナミとウソは知略で、ルフィとゾロは戦闘で…ちゃんとチームで戦ってるのが見えて嬉しかったり。

サンジチョッパーロビンが居ないのは寂しいんですが、約50分だとこのくらいの人数の方が話纏まるんだろなと感じた。


問題を挙げるとしたら…何時の間にかおでん屋の親父がウーナンにおでんを届ける話になっていた事。

ルフィとゾロが食い逃げ犯としてとっ捕まる→ウーナンの宝が眠る島に連れてかれる…

……よくよく考えると繋がり不自然じゃね?(苦笑)

以前からウーナンにおでん食べさせたいと考えてたんなら、何故もっと早くに実行しようとしなかったんでしょうか??………謎。


後は…「麦藁海賊団はあくまで良い子の海賊団でーすv」ってノリになってる事かな~。
これはまぁ子供向けに作ったアニメなんだから仕方ないんじゃないかと。(苦笑)


脚本の○○満氏は気の良い方なんではないかなと思う。

もう廃刊になっちまいましたが、昔『OUT』っつうアニメ雑誌で、その品の良さで評判となり(ちなみにその評判広めてたのは芦田氏)、『みちるおぜうさま』と親しみ籠めてファンから呼ばれてた事を思い出すっつか。(笑)
あんま捻くれたお話書かない(書けない?)方なんですよ、昔から。
好き嫌い分かれるとは思いますが、ナミの扱いあんま悪くなく書かれる方なんで、私は嫌いでないです。(笑)


その他色々、心に残った場面……

・お櫃の蓋裏に付いた御飯粒を奪い合う3人。(笑)
・力合せて舟を漕ぐルフィとゾロ。
・ってか話中やたらルフィとゾロが気が合ってて微笑ましい。
・2人しておでん奪い合ったり。(ルパンと次元みたい)
・涙ダラダラ流して美味さに感動したり。
・鎖に繋がれ一心同体、そのまま敵に自己紹介、「俺はルフィ!ちなみにこいつはゾロ!」「よう!」(爆笑)
・ルフィが急停止する度、ゾロの頭にぶつかる鎖の重り。
・「遅刻遅刻!!デートに遅れちゃうわ~!!」…勝平ちゃんは演技巧いなぁ。
・「何でこんな奴等と手を組んだのかしら」と悪態吐きつつ、しっかり皆を助けるナミさん。(この頃はまだ手を組んでるだけな積りだったからね~)
・ルフィとゾロを繋いでる鎖の鍵を開けてやったり(この時の「はい終了!」って言い方が好きだ…しょうがないわね~みたいな)。
・ウソップの命助ける為に一芝居打ったり。
・「ふ、ふん!こいつらなんか、本当はどうだっていいんだから!!…まぁでもついでというかノリというか…死んじゃったら夢見悪いし、用心棒として使えなくも無いし…それだけなんだからねっっ!!」と、助ける度に自分の心中で断り入れてる様な、そんなナミさんの態度に萌え!!(腐)
・今気付いたが、自分はツンデレタイプに弱かった!!!(←何を今更…)
・所で誰か『ツンデレ』の正しい意味教えて。ひょっとして用法間違えてる?(汗)
・胸から宝の地図を出すナミ…思わず視線がっっ。
・地図を炙り出すナミ…流石!
・その後地図を燃やしてしまうナミ、「さぁ~!目指せグランドライン!!」…流石!!(爆笑)
・チームワークが良くて、観ていて楽しかった。
・ウソップが身を挺してナミを庇ったり。
・崖登る時、ゾロがナミの手を取って助けたり。
・「何だ…死んでねーのか。」…何だよ、その残念そうな口振りは?(苦笑)
・「おでん屋を継ぐ」と、安直に結論出させなかった事に好感。
・「早く行け!!この食い逃げ野郎共…!!」……爽やかな〆方だったと思う。
・今回軸の1本は『食い逃げ』ですか…巧いなぁ。
・エンディングにサンジを出したのは、最も効果的なファンサービスだったと思う。(出し方良かったよなぁと)


……何か此処まで読むと「すげぇ褒めてんじゃん」って感じですが。(苦笑)
1本の作品として良く纏まっていた事についての評価です。(←偉そう)

後は好みの問題でしょう。(笑)


ちなみに「もう1度観たいですか?」と聞かれたら、「TVでやってた場合、観ようとするかもね」と答えるでしょう…ビデオ借りて何度も観ようとは思わない、済みませんが。

やっぱりね…子供向けに作ってあるから…大人が観るには恥しいんですよ。(照笑)


けど記事書く為に久し振りに借りて観て…懐かしかったですね~。
楽しかったですよ、うん♪


ちなみに以前或る方から伺ったんですが、この作品は東映最後のフルセルアニメーションだったらしい。
そうか…観ていて目がチラつかなかったのはそのせいかと納得した訳で。

時代の流れ的にセルアニメはもう作れないんでしょが(ゴミ問題等も有るしね~)、やっぱり好みで言うならCGアニメは好きくない。
コメント
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