瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん82

2013年09月04日 20時12分00秒 | 漫画&アニメ
一足早く「今年を表す漢字一文字」を予想してみる。
今年は――「猛」!!
色んな事が猛々しかった一年で終りそう、なんて先読みはさて置いて、前回レビューの続き。
漸くMXの再放送に追着いた!(しかし今週金曜また放送有るんだけど…)


・第82回「満点パパ! 五代くんの子育てストーリー」脚本:高屋敷英夫 コンテ・演出:茂木智里 作画監督:鈴木俊二

…結婚してもいないのに一男一女のパパになってしまった五代。
正に一難去ってまた一難、苦難が整理券持ってやって来る様な彼の人生。
取敢えず押し付けられた子供達を抱え、一刻館に戻って来た五代は、響子さんや他住人達に訳を話す。
相も変わらず四谷・朱美・一の瀬さんは真面目に取り合ってくれず、「隠し子じゃないのぉ?」なんて茶化すが、母性愛の強い響子さんは一目で子供達を気に入り、「ずっとここに居ても良いのよv」なんて優しい笑顔を見せるのだった。
……っておいおい。(汗)
不思議に思うんだが、響子さんって一人っ子なのに、小さい子供の面倒見るの上手過ぎる。
母性愛はルーミックヒロインの殆どが持ってる特質で、男性読者が強く憧れる要素にもなっている、が、現実的に響子さんの家族構成を考えると有得ない気がする。
漫画だから現実的に考える必要無いんですけどね。(笑)

話を先に進めましょう。
一刻館に居候を許して貰ったものの、それは一時的な措置である。
次の日キャバレーに出勤した五代は、上司の飯岡さんからかすみさんの住所を聴き出す。
その際他のキャバレー嬢から、彼女は懇意の客と逃げ出す常習者だとの噂を聞いた。
常習者…パパがいっぱい!?なんだか凄まじい人生である。
「幼い2人の子供を捨てて客と逃げるなんて、それでも母親か!?」
憤然とする五代は渡された地図を頼りに、かすみさんの家を探し出す。

演出の話になるけど、走る地下鉄の描写がリアルで良いと感じた。

既に男と逃げてる不安が大きかったが、意外にもかすみさんはまだ自宅に居た。
それも呑気にシャワーを浴びてる最中で、彼女から覗きと間違えられた五代は、お湯をかけられびしょ濡れになる。

「…部長さん…なすてこんな所に?」
「……取敢えずシャワー止めてくれませんか?」

(原作通りだが)ここの会話には笑った。(台詞違ってたら御免)

かすみさんが言う事にゃ(彼女の方言がまた良い)、今度の旅行中に元客の男を旦那にする積りらしい。
だからそれまで太郎と花子を1週間預かっていてくれ、と…勿論五代は「冗談じゃない!」と怒る。
2人がもめてるそこへ、太郎からのポケベルが鳴った。
「花子のむずかりを止めるには、どうしたら良いか?」との相談に、「立て抱っこして背中を優しく叩け」と答えるかすみさん。
思わずポカンとしてしまう五代だが、かすみさんに我が子を捨てる積りは無かった、居ない間も親子はポケベルで結ばれていたのだ。

…良い話だなぁ~~~???
ポケベル、この時代には、もう出てたんですね~。
てか母親が店を移るたび客と逃げる事に、子供が慣れてしまってるのがおかしい。
現実視線で見て不幸の筈が、キャラが逞しいお陰で、そう思えないという。(笑)

その後五代は家を飛び出したかすみさんを上半身裸のまま追ったものの取り逃がしてしまい、不本意ながら一刻館に戻って太郎と花子の面倒を見るのだった。

一方その頃ライバルの三鷹は両親に直接、明日菜お嬢様の他に好きな女が居る事を告白。
すると流石は三鷹の両親と言うべきか(笑)、信じられない軽さで両家揃っての見合いを受け入れる。
「こんな事なら早く響子さんの事を紹介するんだった!!」と拍子抜けする三鷹。(笑)

ちなみに三鷹の父親役は、三鷹役である神谷明さんが演じておられる。
つまり1人で2役演じてるわけだけど、三鷹は面堂等の二枚目声、三鷹父は毛利のおっちゃん等の三枚目声と、ちゃんと演じ分けておられる。
流石ベテラン声優と感心致します。

両親からゴーサインを得た三鷹は響子さんの母親と意気投合、両家揃ってのホテルでの見合いを企むのだった。
危うし響子さん!!――だが何も知らない響子さんは、呑気に子供達とお昼寝中だった。

「自分の置かれた立場解ってんのかね?」

ここでの朱美さんの台詞は寝ている子供達だけでなく、響子さんにもかかるように漫画では描かれており、おかしみを誘っている。
が、アニメで観ると、いまいちそのおかしみが伝わり難い。
夜に五代と響子さんが泣いてる花子をあやし、ふと2人見詰め合った場面で響子さんが「おもらし…」と呟くのも、漫画ではメチャクチャ爆笑出来たんですが、アニメではそこまでのインパクトは薄い。
漫画と違ってコマでは観せられないアニメの難しさだね。

しかし今回は原作2話分を使って、スムーズな流れに仕上がってた様に思う。
めぞんの場合やはり1回につき、原作2話を使用するのが、丁度良いんでしょうね。
ただ前回同様、話の中でのお婆ちゃんの存在理由に疑問。
本人が言う通りてっきり「経験者」である事を活かして、子守を手伝ってくれるのかと思いきや、花子が夜泣きしてるのにも構わず、ぐーすか寝てるんだもんな。(笑)

今回の作画は久方振りに鈴木俊二さんが担当。
この方の描く響子さんの腰つきは大変色っぽくて好きである。
ただこの回位から段々とリアル絵に傾いてくのがね…人によって好み分かれるだろうなと。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さんで、タイトル読みは響子さん。もうこの頃には、この一刻館メンバーで固定となったようで。


コメント
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