瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん83

2013年09月08日 17時47分21秒 | 漫画&アニメ
祝!!東京五輪2020年開催決定!!!
…前日迄のマドリード優勢報道は一体何だったんだ?
今日は朝刊届くのが遅く、新聞社決定する迄刷るの待ってたんだろうなと。
問題多々有れど、今年1番の明るいニュースになりそうで喜ばしい。
といったところで前回の続きで御座います。


・第83回「追いかけてヨコハマ、響子さんが逃げる!?」脚本:小西川博 コンテ:小島多美子 演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭

…響子さんに迫る陰謀の魔の手!しかし渦中の本人はその影にすら気付けず居た。
なんて表現だと響子さんには内緒で両家の見合いを企む三鷹と、響子さんの母親がとてつもなく悪役に感じてしまう。(笑)
しかし母親の立場からすれば、20代後半も過ぎて独身のままな娘を心配する気持ちは解るというもの。(あ、なんか耳が痛い)
そこへやって来て母親から見ればルックス良し資産持ち社交的な性格と、超優良物件な男が我が娘に結婚申し込んでいたら、そりゃあ当人を騙してでも見合いに引き出すだろう。
手段はアレだが娘を思う母の愛故。
片や響子さんの父親は相手がイケメンという事も有って気に喰わない。
こちらも父親の心情として良く解るもの。(笑)
ところでその頃三鷹のライバルである主人公は、響子さんのご両親から存在すら気に懸けて貰えず…哀れ。(涙)

さてこっからは今回のストーリー。
前回から1週間後、約束通りなら今日はかすみさんが、太郎と花子を迎えに来る日。
五代が花子を背中におぶり布団を干してたそこへ、彼のお婆ちゃんがめかしこんだ姿で現れた。
お婆ちゃんの言う事にゃ、今日は朝早くから同窓会へ出かける予定なんだと。
その為に上京したんだって、第81回で話してましたね、そういえば。
いやしかしちょっと待て、五代の婆ちゃんが一刻館に着いたのって、太郎と花子を預かる前だったよね?
それから約1週間も一刻館で過しつつ、時々キャバレーで遊んだりしてたんすか!
同窓会参加を名目にするなら、もうちっと遅くの上京でも良かったわな。
婆ちゃん経験者の割りに、子守ちっとも手伝ってくれんし。(笑)
アニメで登場させたはいいけど原作では出て来ない為に活躍のさせ方が解らず、だから今回早々に同窓会へ向わせカメラ外に出したんだろうなと。

五代の婆ちゃんが御友人の迎えの車で走り去ったあと、響子さんも出かける仕度を整え玄関に現れた。
見れば婆ちゃんに負けず劣らず(?)、美しく装った御姿。
まるで見合いにでも行くような…五代の不安は的中し、響子さんを迎えに三鷹の車が一刻館前で停まった。
自分の母親から「お父さんの誕生日を祝って、ホテルで家族水入らずの食事」と説明を受けていた響子さんは、虚を衝かれる。
…三鷹の奴……まさか響子さんを騙して…!?
気色ばむ五代だが、彼と違って三鷹は響子さんの母親からの覚えが目出度い。
妨害しようにも手立て無く(太郎と花子の面倒も見なくちゃいけないし)、2人を見送る五代だった。

一刻館他住人達の悪意無き囃しを聞き流すも、五代の心は鬱々と落ち込んで行く。
『響子さんに限ってそんな……けど響子さん、案外流され易いから……』
心配なら追っ駆けてけば良いと思うも、彼の性格だからしょうがないね。
だがそんな頼りない彼に代り、小さな騎士が響子さんの傍に付いていた。
実は太郎君が内緒で三鷹の車に入り込んでたんですね~。
よく気付かれずに車中に居られたな。(笑)

ホテルに到着した響子さんは、何時もニコニコ歯がキラキラ(流石)な三鷹の両親と初顔合せ。
してやったりな表情を浮かべる自分の母親に、さり気無く怖い顔して見せる響子さん。
片や響子さんの父親は(以下割愛)
それぞれの思惑を乗せ、いざ見合いの席へ…向おうとしたところで、響子さんの母親は娘の傍に小さな子供が居る事に気付いた。
途端、嫌な顔に変る響子さんの母親。
母親が「大事な見合いの席に連れて来るなんて、相手様に失礼じゃないの!」と文句を零すのを聞きながら、響子さんは五代に助けを呼ぶ言い訳が出来た事を密かに喜ぶ。
丁度同じ頃、一刻館では姿が見えなくなった太郎を五代が捜索していた。

五代が電話に出て話すシーン、ふと訪れた静寂の間が良い按配。
「太郎君を迎えに来て」、彼女が言外に匂わせた、『早く私を迎えに来て!』というメッセージに、五代は気付くのです。
響子さんは自分の意思でそこに居るわけでなく、一刻も早く逃げたいと思っている事に。
直ぐに出かける積りが他住人達は宴会の真っ最中。
こういう時こそお婆ちゃんが居れば助かるのに…!(いや助からないか?)
かすみさんは未だ子供達を迎えに来ず、五代は花子をおぶったまま、ホテルへ急いで迎えに行く。
ところがライバルも然る者、響子さんの安堵した様子から、五代がこちらへ向ってる事を察知し、彼女だけを庭に連れ出すのだった。
それに一歩遅れて五代が現場へ到着、面会した響子さんの母親は、清々した様子で太郎を彼に押し付けた。
その相向いには年配の夫婦が座っている、響子さんの母親が口にした謝罪の中で、五代は2人が三鷹の両親である事に気付き、今日設けられた会が見合いな事を覚る。
太郎の口から響子さんは三鷹と庭に出た事を知らされた五代は急いで後を追う。

しかし途中で彼の行く手を妨害する罠が!
なんと五代の婆ちゃんの同窓会も、このホテルで開かれていたのだ!!
話に邪魔だから排除したものと考えてたのに、ここでのトラップに利用するとは意外だった。(笑)
自分の孫を集まってる友人達に紹介すると、婆ちゃんに無理矢理引っ張られる五代。
年配の御婦人達にもみくちゃにされる五代。(笑)
実にアニメ的な演出だが笑わせて貰った。

その頃、響子さんは五代が迎えに来るのを今か今かと待ち焦がれていた。
だが彼女よりも三鷹の方が五代の姿を先に捉える。
彼は響子さんを素早く隠し、五代に相対して、「今夜は彼女を帰さない」と大胆に挑発。
そうはさせじといきり立つ五代だが、太郎と花子が池に落ちそうなのを助ける隙に、三鷹は響子さんを連れて、横浜の海が見える眺めの良いホテルレストランへと、ドライブに出かけた。
五代だけでなく、ちゃんと三鷹さんも彼らしくスマートに、子供達を助けてるのが良い。(笑)
一方五代は子供達を助けようとして、自分が池にぼちゃんと嵌りました…哀しい格差だ。

その後びしょ濡れのままホテル内を駆けずり回り(顰蹙)、車で走り去る響子さんと一瞬見詰め合ったものの、五代は結局響子さんと三鷹の行方を追うのを諦め、とぼとぼと一刻館に帰り着く。
夕刻を過ぎたのに、かすみさんは未だ、迎えに来ていなかった………信じて良いの?

夜の帳が下りる頃、響子さんは横浜の港を眺める席で、三鷹とグラスを合わせていた。(この場面、かつてのEDだった、ファンタジーを思い出させる)
三鷹が強引なのは何時もだが、今日の彼の態度は度が過ぎる、その事に怖ろしさを感じる響子さん。
響子さんと違って彼は他人の気持ちに敏感だから、彼女の心が五代寄りなのに気付いてしまってる。
気が付けば彼も30歳、普通に考えても焦る気持ちは良く解る、待たせ過ぎだよ響子さん。(笑)
「今夜は食事だけで終える積りは無い、このホテルに部屋を取っている」
三鷹の言葉に怯える響子さん。
だが彼は無理矢理抱く気は無い、響子さんが自分に心を向けるのを待つと言う。

「今夜が駄目なら、明日も部屋を取ります。
 明日も駄目なら、その次の日も…貴女の心が開くまで、僕は部屋を取り続けます。」
余程の金持ちでなければ吐けない台詞ですね。(笑)
真面目に言ってる本人には申し訳無いが、クサ過ぎて聞いた瞬間爆笑してしまった。
いよいよ土壇場に追い込まれてしまった響子さん。
次回、彼の情に絆され、朝帰りしてしまうのか!?
響子さんもそうだが、五代最大のピーンチ!!
そんな彼に止めを刺すよな婆ちゃんの酷い言葉。
「裕作ぅ~~~!!響子さんの事は諦めろぉ~~~!!!」って、それは肉親の言葉としてあんまりだ。
原作でも響子さんに「愛の重みが同じなら、金持ちの方を選べ」なんて進言したりもしたが、本音孫の恋路を誰よりも応援しているのが婆ちゃんである。
なのにこんな心無い台詞はぶつけないだろうと。
脚本家か演出家が知らんけど、言わせたのは大変不味かった。
ここまで婆ちゃんを出した意味が全く不明、何の手助けもしないなら出さんで欲しい。

作画は今回動画が粗かった。
アップは良いけど、引くとキャラの横顔が崩れてたり。(最初の玄関での響子さんとか)
花子と太郎の仕草は無茶苦茶可愛かったですが、特に花子の寝返りシーン。
子供らしい無邪気さがとても良く描けてたと思うが、シッカロールは肺に吸い込むと危険だぞ。(汗)

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さんと何時ものメンバー。五代の婆ちゃんは一体何時まで一刻館に居るのでしょう?


コメント
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