ミス・メリーのクリスマス雑学講座♪

今年もブログ主に代わってクリスマスソングを歌うわよ♪

2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2024年12月31日 17時37分24秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
あと少しで2024年も終わり、2025年の幕開けね!
皆、乾杯の用意は整ってる⁉
メリーは白のスパークリングワインを準備したわv
ところでワインは何で出来てるか知ってる?「勿論ブドウでしょ」って、その通り!
第11夜目の今夜に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は──「ブドウ」よ!!

「ブドウ」はブドウ目ブドウ科の蔓性落葉低木、房状に多数実る果実はそのまま食べられる他、果汁を絞って発酵させワインにして飲まれる…て言うか、生で食べるより、干し葡萄やジャムや菓子などに加工して食べたり、ジュースやワインにして飲む方が、世界的にはポピュラーだそうよ。
「ブドウ」を醸造してワインを造る技術は、古代メソポタミア文明で既に確立されていたとか…当時は珍重品で、上流階級が口にするか神様への奉納品に限定されてたみたい。
ワインの原産地は中近東、そこから交易商人達により、古代ヨーロッパや中国に伝わったと云われるわ。
ヨーロッパでは、紀元前3000年頃に、現在のアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの辺りで、「ブドウ」の栽培が行われた記録が有るから、そこがヨーロッパワインの起源かもしれないわね。

古代ギリシアや古代ローマ帝国が勢力を伸ばす時代に、ワインは盛んに飲まれる様になり、各地で「ブドウ」の栽培が行われたの。
ギリシャ神話には、豊穣と葡萄酒と酩酊の神デュオニソス(古代ローマではバッカス)が、エーゲ海諸島に「ブドウ」の植え方、醸造方法を広めた伝説が有るわ。
ところがローマ帝国が崩壊すると、その間の政治の混乱に影響を受けて、「ブドウ」の栽培は衰退、ワインは消滅のピンチに陥ったの。
それを救ったのがキリスト教の修道院!
キリスト教において赤ワインはイエスの血を表す物、典礼での必須アイテムだったから、各地の修道院で細々生産し続けた…そのお陰で「ブドウ」栽培とワインの醸造方法は受け継がれ、やがてキリスト教が世界へ拡がるにしたがい、各地で盛んに「ブドウ」が栽培される様になったってわけ。
キリスト教徒がワインを神聖視する背景には、イエスキリストが十二使徒を集めてパンとワインを口にした、いわゆる最後の晩餐伝説が在るの。
今でもカトリック教会のミサや、正教会の聖体礼儀、聖公会・プロテスタントの聖餐式で、パンとワインは欠かせない──聖なる日のクリスマスに纏わる植物に、「ブドウ(ワイン)」を挙げたメリーの意図が解って貰えたかしら?
「赤ワインがイエスの血を表す物なら、白ワインやロゼワイン等、他の色のワインはキリスト教的にタブーなの?」って?…それは鋭い質問ね!
正教会の典礼では赤ワインに限られてるそうだけど、西方教会では赤でも白でもワインならOKとする意見も多いらしいわ、神の御子の血だし、人間の血と色が違っても別に不思議じゃないわよねv

…テーマが「ブドウ」と言うより「ワイン」に傾いてしまってるから、ここで「ブドウ」その物のクリスマスって言うか新年の仕来りを挙げるわ。
スペインでは大晦日の夜、首都マドリードに在るプエルタ・デル・ソル広場の時計台が新年を告げる12回の鐘の音に合わせ、12粒の「ブドウ」を食べる習慣が有るんですって。
鐘の音はテレビ中継で伝えられるから、家に居る人でも聴く事が出来る。
12回の鐘の音に合わせて「ブドウ」を12粒食べ切ると、幸運が訪れるって云うわ。

この習慣が始まった由来には、1909年に「ブドウ」生産者が行った「大晦日にブドウを食べると幸運になる」キャンペーンの影響とか、1880年頃「ブドウ」とシャンパンで年末年始を祝う上流階級への当てつけに庶民がやり始めたとか、諸説有るみたい。
いずれにしろスペインの楽しい年越しの行事になったのならハッピーね♪

さて、2024年最後のクリスマス・ソングを紹介するわ、最早恒例化してるけど、やっぱりこの歌──「Auld Lang Syne(懐かしき昔)」♪
日本では「蛍の光」の原曲として知られる、スコットランドの民謡にして準国歌…現在知られてる歌詞は、スコットランドの詩人のロバート・バーンズ作だそうよ。
歌はこちらを参考にね。
今夜の話はこれでお終い、2025年元日まで、メリーと一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【Auld Lang Syne】




Should auld acquaintance be forgot♪
And never brought to mind♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪

And days of auld lang syne my dear♪
And days of auld lang syne♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪


And there's a hand my trusty fiere♪
And gies a hand o' thine♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪

For auld lang syne, my dear♪
For auld lang syne♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪



【訳】
旧き友は忘れたまま、
決して心に戻る事は無いのか?
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?

懐かしき昔の日々よ、我が愛しき者よ
懐かしき昔の日々よ
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?


この手を取れ、我が信友よ
そして手を貸してくれ
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしき昔の為に

懐かしき昔の日々、我が愛しき者の為に
過ぎ去りし懐かしい昔の為に
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしい昔の為に



…こんばんは、びょりです。
一年が終わるのは本当にあっという間ですね。
ちなみに我が家では聖クリスマスに赤ワイン、元日に白のスパークリングワインを飲むのが習慣です。
画像は三越デパートのクリスマスディスプレイ、流石は天下の三越、お洒落!
コメント
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