中谷防衛大臣が5月8日の記者会見で、次のように明らかにしました。
『Q:先日、大臣はオーストラリアのアンドリューズ国防相との電話会談で、オーストラリアが計画する次期潜水艦について、共同開発の手続きに参加するよう要請されました。今後、政府としてどのように対応されますか。
A:連休中ですが、5月6日に、日豪の防衛相会談がありました。電話でしたけれども、アンドリューズ国防大臣から、日豪の防衛協力を発展する重要性及びオーストラリアの将来潜水艦の戦略的重要性につきまして言及がありました。その上で、「通常型の潜水艦に関する日本の長年の実績と技術力を踏まえ、オーストラリアの将来潜水艦を、日本と共同して設計・建造することが可能か検討したい」との説明がありました。このため、「日本に、オーストラリアの将来潜水艦の選定に向けた手続きに参加してほしい」との要請がありました。私の方から、「政府としては、今回のオーストラリアからの協力要請を受けまして、わが国としての対応について、関係省庁間で検討を行っていきたい」という旨の返事をしたところでございます。』
艦船類は、戦車や航空機同様に、高度なノウハウや機密の塊です。
特に、潜水艦は、運用している世界各国とも、極めて高い機密保持が行われております。
何故ならば、潜水艦は海に潜る「ステルス艦」であるからです。
日本の最新の潜水艦では、通常型潜水艦では世界最高水準の潜水深度と航行能力、次世代のリチウムイオン電池を搭載し、攻撃力も大幅に向上しております。
オーストラリアは、空母などの造船技術はあるものの、潜水艦の建造に関してノウハウは余り保持しておりません。
また、宗主国の英国は地球の反対側と言って良い程に遠く、米国も軍事力の低下で最早、頼れる相手ではないのです。
オーストラリアは、自国の防衛や発展繁栄の為には、経済的な結びつきだけではなく、安全保障の分野でも、南シナ海の海洋進出を強める中国を念頭に、日本の支援と協力が不可欠です。
そのために、潜水艦の近代化を進めなければならず、日本の潜水艦導入を、どのような形であれ、成功させなければならないのです。
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