AWA@TELL まいにち

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日本語教育専攻の学部生を見直した、そんなお話

2016年12月01日 | 日本語教育
日本語教育実習の授業で、模擬授業を進めている学部生のみなさん。

上田さんは偉そうに後ろから見ています。


で、プリントを配って学習者さんに書かせてるのね。

そのあとの答え合わせ。


集めてチェックするわけではなく、単に、口頭で「1番は、○○○ですね。○○○。繰り返していってください。○○○」

と答え合わせを進めていきます。


反省会のときに、書いているのをチェックしないと、とんでもないことになってるぜ、と話してきかせ、

実際に学習者さんが聞き取って書いたものを板書に示しながら、これでもリピートをちゃんとするんだから、と説明しました。


例えばね、


 (1) じっそ      ちちょ


 これは、何を書きとったものでしょうか?   答えは「辞書(じしょ)」


 次はちょっと難しいよー

 (2) ボスペン   バルぱン    パリペン

  答えは、「ボールペン」


 最難関はこれ。

 (3) はばゃ     はんひやきょっ



 ・・・・・・・答えはね、「八百(はっぴゃく)」



 日本語教育専攻の学生さん、(1)は書いているときから、(2)もすぐわかりました。(3)は困難を極めたようですが、

学習者さんは、音を文字に転写するときのミスが常々起こるわけで、初級の段階では音だけで答え合わせを済ませると大変なことが起こるよ、っていうことでした。


 まだまだやらなきゃいけないことはたくさん。でも、学部生の皆さん、いい勘してる、そう思ったのでした。
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