小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

啓蟄のひと月まへに亀ゐづる

2019年02月08日 | 日記
二十四節気のひとつ、「啓蟄」はだいたい雛祭りが終わったころにやって来る。陰暦の暦ゆえ、今年は何日か調べたところ、3月6日とのことだ。 ご承知だろうが、冬の間、土の下に籠っている虫等が這い出ることを「啓蟄(けいちつ)」という。家に閉じこもる「蟄居」の「蟄」と、「穴を開く」の意の「啓」の字をあてて、「啓蟄」とは意味深い漢字といえよう。春の陽気がいよいよ本格化して、冬籠りしていた獣たちも動きはじめると . . . 本文を読む