『静かなるドン』という大河の畔にあるロストフ
勝利の女神ニケは河の上の夜空にいて、ボールを蹴り追いかける男たちの闘いをみていた
ユーラシアの東の果てからきた、目のほそい蒼き男たちは、結束を強くし、心をひとつにしていた
そんな彼らに好感をもったニケ 同郷のエウロペの末裔たちの不甲斐なさを嘆いた
東方からきた男たちに、ニケはなにを思ったのか、活力と勇気をあたえてくれた
エウロペの男たちに奮起と、真の勝利を得るための刻苦と、歓喜をしらしめるために
ニケという女神は、ずっと微笑んでいたんだ。ベルギーの強者にね。
ならば最終の、決戦の勝利までも、彼らにあたえてほしい。
頼むから、女神ニケよ。
東方の蒼き男たちにも、微かな笑みをとどけてくれ
彼らの闘いの神話は、永遠に語り継げられ、その末裔たちをずっと奮い立たせるから。
われは願う
女神ニケはそこに、戦うことによる先の平和をみて、微笑んでいるだろうことを。