春がすぐそこに来ている。そんな気持ちにさせるのは花の力だ。花の命だ。
この時季になると、毎年池袋サンシャインの展示場で、花の生産者たちと関係者の展覧会が催される。3,4年ぶりに妻のお供で行ってきた。この時期にこれだけ見事に咲いた花々を見ることができるのは僥倖である。
出遅れたせいで頒布の整理券を貰えず、展覧会に供出された花を求めることはできなかった。多彩かつ上質の花々が手頃な価格で買えるとあって、さぞかし女性たちの(男性少々)まなじりは厳しいものがあったろう。
興にのってやや浮き足たつも、五句ひねりだす。
見て飽かぬ光の春へ花々や
息をのむ萬花絢爛生命萌ゆ
狂うほど花匂いたち咽ぶ我
花爆発や池袋サンシャイン
咲誇り群れ匂ふや睨みつけ