目黒の白金にある自然教育園にハイキング仲間たちと行ってきた。総勢15人ほどの大人数になったので、各人は自由散策となった。
この讃岐高松藩の下屋敷があった自然教育園には何度か訪れたことがあり、鬱蒼とした森を感じさせる点では、都内の一、二位を争うはず。
リーフレットを読むと国立科学博物館付属となっていて、さすが国の管理、補助金のおかげなのか、植物好きにはたまらない貴重で珍しい品種が多い。そして、かつての武蔵野を再現したかのような、四季折々の変化が楽しめる多品種の植物が雑木林や水辺に密集している。名前のラベリングもきめ細かく付けられて親切である。
前回来たときは10年以上も前になるが、その時は鴉が異常に多く、その威圧に慄いて園内を歩いた記憶がある。どういう理由なのか、「くわぁー」の鳴き声がまったく聴こえない。その代わりに、多くの野鳥の声があちこちで聴こえる。
「水生植物園」には望遠レンズを据えて何かを待っているバードウオッチャーをちらほら見かけた。鴉がいなくなったので、渡り鳥もここで巣を作り子育てしているのであろう。水辺には鴨たちを見かけたが、サギやカワセミがいる感じがしない。餌となる魚が少ないのか・・。
むくの大木
▲やぶみょうがの実
▲紫式部