ある事が原因で、私は精神的苦痛を抱えることになった。その原因を、いま詳細にここに書くことはできない。原因はごく限られた私的な事柄に属するのだが、当事者が国家権力と結託しているために、事実関係を特定した書き方は許されないからだ。
ふつう精神的な苦痛は、人によって感じ方や程度は様々であろうし、その解消の仕方も百人百様である。誰かに相談して、話を聞いてもらい済ませられることもある。悲しいかな、私にはそのような人はいない。いやいや、いないこともないが、相談して解消できるものでもないし、迷惑千万である。
それ以前に、自分の理性の力で折り合いをつけて、感情をコントロールする。そのような方法で、精神的苦痛が和らぐのであれば、それに越したことはない。
ただ、私の場合は、そうした方法では解消できない。このブログに書くことで苦痛を軽減できるものと思ったが、それさえも権力の圧力で制限を加えられているため、苦痛の質が私自身のアイデンティティに関わるものとなった。
読者にとっては、訳の分からない私憤、ルサンチマンを読まされているような気分になっているであろう、大変申し訳ないとおもう。
とりあえず、そうしたことをここに記しておく。精神的苦痛からの解放が、独力によって達成されることを祈願したい。ルシア・ベルリンを読んでみようか。