2か月余りにおよぶ自粛生活も、どうやら終わりが見えてきた。リハビリやジムにも行かず、自宅にこもって読書とnet三昧。運動は5分間のテレビ体操ぐらいなもので、体重は2キロほど増えてしまった。正直いって、身体のリズムは崩れ、昼夜逆転の不摂生な時を過ごすこともあった。「Stay home」から「Stay alert」へ、「Calm」から「Move」だ!
ポストコロナは、以前の暮らしを取り戻せるどうか心もとない。経済の回復云々よりも、中小企業、個人事業主、非正規雇用で働く人々がこうむったダメージはかなり深刻で、こっちの手当が先だろう。消費経済の実質的なカンフルにもなる。(外国人労働者は?)
しかしながら、保障・支援やセーフティーネットなど、国側の対応の拙さ、手当の薄さはいかんともし難く、国力のフレームその軟弱さを露呈した。私たちの暮らし向きが、今後、潤いと明るさに満ちたものになるか、明確な指標を示すものも何もない。ほんとに日本人は忍耐強いと思う。
改ざんに隠蔽、瞞着にはぐらかし、お為ごかしの財政、無定見なアメリカ隷従、もはや安倍政権について何かを語る気がしない。(やはり黒川某の処分も官邸主導だった)
それにしても今回の、地検トップと新聞記者の賭け麻雀問題。ギブアンドテーク? 外出自粛の時期に? ほとほと呆れてものが言えない。司法もマスコミも、確固たるイメージが私の中にあったが、今や砂上の楼閣、いや目前でみるみると崩れ落ちる、スカスカの牙城でしかない。
他方、行政、立法における中枢にいる方たちも、信の置ける人たちだとは到底思えない。この国を形づくる枢要の人たちは、まるで既得権益の病毒に犯され、社会的な機能不全に陥っている。人間性としての免疫機能、自浄作用も喪失し、まさに倫理瀕死の体を晒している。
愚痴を吐くばかりになりそうで、かえってこちらの人品が問われそうだ。この辺にしておこう。