▲バルセロナの公園で見た不思議な植物。花が散ったあとでしょうな。
コレステロールの新しい薬を処方され、血圧のものと共に、1日に二粒を飲むようになった。風邪をひきはじめた時だったので、体調が余計に崩れて3、4日間寝て過ごした。それでも身体はだるく、喉の痛みと微熱はおさまらない。薬の副作用もあったのかもしれない。
それに加えて、腹の調子は思わしくなく、通じが悪いのだ。腹を下したかの切迫感があるのに、トイレに駆け込んでも最終段階に至らない。
兎にも角にも一週間以上も寝てすごす生活は生まれてこのかたなく、浮草のように漂っている感じで、心はゆらゆらとして集中力を欠く。そんな折に、自分よりも年下の知人の訃報があったりして、気持ちが塞ぐことばかり。こんなことをブログに書いてどうなるものでもなく、身体に精彩が欠くことを書くのも気が引けてくる。
歳をとることで未体験ゾーンに入るというか、想像にも及ばないことをこれから経験するのだ、と感慨を新たにする。
そんなこんなで、ふわふわとした寄る辺のない浮草亭日乗をしたためても、埒は明かないのだが・・。
余生は僅かなんだと、我ながら何を思ったのか、恥ずかしながら未読の『カラマーゾフの兄弟』を手にとった。まだ2部までだが、あの「大審問官」まで読み終えたところで、思考回路にちょっと外気を入れたくなって、筆をとった次第。
体力のいる読書だが、なにか脳内が活性化しつつあることは確かだ。いい方向に舵をきれたらと願う。
『 カラマーゾフの兄弟 』をお読みになっているそうで... 。そして、【 体力のいる読書だが、なにか脳内が活性化しつつあることは確かだ。いい方向に舵をきれたらと願う。 】と ありましたが、私、ご提案がございます!! もしかしたら、もう とっくにお読みになったかもしれませんが、遠藤周作氏の『 ぐうたら人間学 』を[ もう一度? ]お読みになるってのは ~(・・?))
【 腹を下したのか切迫感があるのに、トイレに駆け込んでも最終段階に至らない。 】なんて、
私、【 いざや、便、出さん 】を思い出しました (*^◯^*) お身体の調子を崩された時は、ユーモアたっぷりの本を読んで リラックスするもの悪くない、と思いますよ (^_^)v ともあれ、お身体くれぐれもおだいじにしてくださいませ。心からお見舞い申し上げます。
「日本人とユダヤ人」の著者は、実は山本七平であることは有名でしたが、その変名にはこんな面白い意味が隠されていたのですね! いやー、びっくりどっきりどんぶらこ。抱腹絶倒しました。
遠藤周作のものは、シリアスなものは大体読んでいますが、ご指摘のユーモア本はそういえば避けていたかも・・。健在であったときに、面白エッセイは週刊誌の連載で読んでいた記憶があります。
『 ぐうたら人間学 』、そんな本ありましたっけ。ぐうたらは、大好きです。ブログにも「怠惰礼賛」を書きましたし、梅崎春生の『怠惰の美徳』など、「怠惰」を冠した編集本が次々と出回っているようですよ。
『 ぐうたら人間学 』をぜひとも読んでみたく思いますが、いまはカラマーゾフを半分ほど読んだところ。欲望と信仰がうずまく濃縮な人間模様も、これまた面白いです!
いろいろと、体の血行が良くなる面白いコメント、ありがとうございました。