この「RMC Tokina 400mm F5.6 MF」の近接撮影結果だけを見ると解像度の低い単焦点レンズのように思ってしまいますが、これは、マクロレンズを除く大半の単焦点レンズが中遠距離で解像度を発揮するように設計されているためで、特に望遠では遠景を引き寄せて大きく写す用途が多いので、このように望遠で最近接距離で小さな被写体を撮影することは想定外でしょう
が、しかーし、10~20m先の翡翠など10cm程の被写体を撮ろうとすれば解像度を少しでも高く、さらに撮影倍率が不利な「インナーフォーカス」レンズの倍率を上げたくなるのが人情です
そんな時「エクステンションチューブ」(接写リング)を使えば遠距離のオイシイところと同じ解像度レベルに、しかもエクステンションチューブの分だけ撮影倍率も上がっちゃう「一石二鳥」の方法です
【注意】:エクステンションチューブの長さによってピントの合う範囲が近くになった分だけ、中遠距離のピントが合わなくなります。撮影距離に合ったエクステンションチューブが必要になります
「RMC Tokina 400mm F5.6 MF」最短距離4mでの撮影
同じ距離から約50mmのエクステンションで撮影
レンズのフォーカスリングを「無限遠」にして、ピントはエクステンションで合わせて撮影
拡大したにも関わらず色収差は大幅に減って、ボケボケだったのがスッキリくっきり&倍率もアップ!
「KENKO 2X NAS Macro TELEPLUS MC7レンズなし」Extension:45mm, 5m
このテレプラス、50mmレンズ用のヘリコイド接写リングを兼ねていて20mmの繰り出しが可能です
そこでレンズを取り外せば45~65mm可変のエクステンションチューブに早変わり