goo

低所得、低学歴ほど肥満が多いってか? @ 三浦展『貧困肥満』

 


 先日の出張の際 電車の中で読んだ本。

 小泉さんの新自由主義改革の下、不安定雇用の拡大・経済格差の拡大・貧困化が進んだことは、好むと好まざるとにかかわらず、認めざるを得ないと思うけど、そうした時代を背景に、世に出た本ですね。

 著者の言いたいことは、低所得・低学歴ほど、BMI指数が高い人が多い、つまり「下流は太る」ということです。それを様々な実例と統計で読ませます。

 3度の食事が、コンビニとファミレスに依存している人ほど、太っているというのは感覚的によく理解できますが、しかし価格的には、コンビニもファミレスも、割高ですよね。

 これからは、コンビニやファミレスすら利用できない、そして肥満になることすらできない、「本当の貧困層」が増えてくるような気がするなあ。

 いやいや、すでに、日本でも餓死する人は出てきているよね。

  

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 北陸で船に乗... 「二級酒でい... »
 
コメント
 
 
 
実は食育の貧困さが原因かも (きじねこ)
2014-02-05 21:54:13
 いつも興味深い記事をありがとうございます。
 日本人の体質からすると、1日に米2合(肉体労働の方は3~4合、年配の方は1.5合)+納豆100gor豆腐1丁+青菜1把+肉か魚50g(100円缶詰で十分)でほぼ満点の栄養が摂れるのですよね。
 世界一高い米の日本であっても、米は栄養価の割に安く、上記の食事は自炊すれば400~600円です。
 こういう栄養の知識があれば、ほぼ無収入で無い限り、飢えたり不健康に太ったりしないと思います。
 栄養の知識がない人ほど米を食べず、うす甘いパンやラーメン、お菓子を好み、太っている印象があります。

 日本人の体質にあった、正しい食育が、健康の増進と貧困の解消に寄与すると思ってます。

 もっとも私は、栄養の知識はあっても毎日「米の汁」2,3合は欠かさないのでよろしくないのですが‥
 
 
 
なるほど・・!! (ku129)
2014-02-06 07:20:25
きじねこさん
いつもありがとうございます!

たしかにそうですね。所謂「一汁三菜」ってことですね。

そういう僕自身も、「米の汁」は毎日2合ですが・・・(笑)
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。