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笠市2丁目界隈~年寄りの挨拶は 重みがある @「鮨 山さん」笠市店


 この店の場所を 言葉で説明するのは難しい。北安江町商店街の端っこの「安江町北」の交差点、わかるかなあ? この交差点は六叉路なんだけど、この交差点からすぐです。

 店構えは 失礼ながら いかにも流行っていないというか 「斜陽」というか「散華」の雰囲気すら滲み出ている感じです。この店の前は それこそ何百回と車で通っていました。今日も、駅前から武蔵に向かって歩こうと思ったけど、最高気温28度の夏日で、日差しを避けて、此花商店街の日陰をだどって行こうとして、この店にたどり着いたのでしたあ。

 50がらみの大将と、その母君と思しきお年寄りで切り盛りされています。なかなか年季の入った店です。ビールを頼むと、その母君が ご丁寧に お盆に グラスとビールの乗せて ゆっくりゆっくり近づいてきました。で、ちゃんと「いらっしゃいませ」と挨拶をしながら、カウンターに座っている僕に ビールをついでくれました。

 思わず、背筋がピンとして、「あっ ありがとうございます」と言いながら、グラスを両手で持ってしましました。こういう店の お年寄りの挨拶って 重みがあるよね。こういうの好きだなああ。

 ほどなくすると、父君(先代ですよね)も登場。息子とご両親でやっている店なんだあ。いい雰囲気だね。

 このご両親 どうみても80歳代とお見受けしましたが、ちゃんと店を切り盛りする現役です。息子の大将からみれば、「かったるい動き」でイライラするでしょうが、そこは家族、絶妙のコンビネーションでした(笑)


 大将の話では 休みは元旦だけで、それ以外364日営業だそうです。夜は基本的には22時まで。でもお客様がいるかぎり、2時でも3時でも開けてるそうです。

 この日は 寿司ランチ(850円 休日でもあります)と 瓶ビール 追加の梅貝(なぜが3貫)で 2800円でした。

 内訳をレトロスペクティヴで分析すると


 寿司ランチ 850円
 ビール   600円
 突き出し  300円 (山椒の利いた蜆の佃煮 いい味!!)
 バイ貝握り 350円×3 

 ということかな。

 梅貝は バイ貝の 味も香りもそんなにしなかったけど、この手の店では むしろそれが普通ですよね。

 この店を始めて55年だそうです。こういう町場の個人経営の寿司屋って 経営は苦しいだろうけど、いつまでも頑張ってほしいです。また 伺いますね。

↓祝日なので、日の丸を揚げてました


 そういえば 僕の母親も 祝日には日の丸を掲げる人だった。政治的には全く無色透明だったけどね。ひたすら律儀さゆえですね。

 

 

 
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