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そうは言うけれど・・ @ 内村剛介 『見るべきほどのことは見つ』


 今日は大晦日です。この1年間、拙ブログにお付き合いいただき、深謝いたします。

 ことし最後の記事は、内村剛介の『『見るべきほどのことは見つ』です。著者は、11年におよぶシベリア抑留(投獄と言ったほうがいいかもしれなですが)ののち帰国、日商岩井の商社マンになり(誰かと似てますが)、その後、北大教授になったロシア研究者です。

 読んだ感想は、ハルピン学院時代の回想を中心に、日経新聞の「私の履歴書」を延々と読まされているようで、大変読み辛かったです。それってなんでなんだろうね。

 たぶん、筆者の「誰かに伝えたい」という情熱が一切感じられず、本のタイトルどうりに「見るべきほどのことは見つ」といった「達観した」というか「世捨て人的な」立ち位置が、読む人にそういう印象を持たせるんだと思います。

 それがおなじくシベリア抑留を経験した、詩人の石原吉郎や 画家の香月泰男との 決定的な違いですね。

 そういえば昔、信州松本駅の近くに「ハルピンラーメン」って店あったよね。ハルピンって確かに旧満州なんだけど、なんかヨーロッパ的なイメージだよね。



 来る2017年が 素敵な年になるように・

 

 
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