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食事処としては最高 @ 宇野気「松の」

 


 JR七尾線に揺られ この高名の鮨屋に伺いました。七尾線に乗るのって32年ぶりだなあ・・。店は、駅前の通りを、2分ほど金沢よりに戻ったあたりにあります。電車から降りた高校生以外は、人っ子ひとりいない大通りですが、この店の前だけ、車がたくさん停まり、店内の賑やかな声が聞こえてきます。しかも車のナンバーは「品川」「なにわ」「宮城」・・・・。こりゃ相当な人気店ですねえ。

 店内は、正面にL字方のカウンター、右に小上がり、2Fにも座敷があるようです。大将に一人であることを告げると、右端のTVの下のカウンターを勧められました。ここいら辺りの席は、もう一人の職人さんの担当エリアの模様。

 カウンターのケースには サザエ、万寿貝、赤貝が、文字通りてんこ盛りに入ってます。貝類がこんなにたくさんケースに鎮座している鮨屋って初めてですね。つけ台の下には 穴の空いた水道管が通してあり、そこから水が流れ落ちています。うーーん 懐かしい~っ。昔の鮨屋って こういう手洗い用の水道管 よくあったよね。久し振りに拝見しました。

 握りは 2100円、3150円、4200円の3コースとのこと。2100円(10貫)と瓶ビールを注文。瓶はスーパードライしか置いてないようです。

 当日は2階にも客がおり、結構忙しい様子。ビールはすぐにでてきたが、なかなかこちらの注文には取り掛かれない様子。目の前で握っている職人さんが「ちょっと待ってね。順番だからね」とのこと。

 順番であることは 言われなくてもわかりますが、明らかに年上の客に「ちょっと待ってね」はねーだろう ・・と心の中で思いながらも、口には出さずに待つことしばし。。。(やっぱり 僕って小心もの・・)

 ようやく こちらの注文を握り始めました。握り始めたとたん、機関銃のように 次々と出てきます。で、この店の鮨の特徴は、寿司ネタが巨大で、しゃりが極小ということ。巨大な刺身に米粒の塊がくっついているて感じ。

 イカにいたっては、長い「いかだ」のようなイカが、グルリと360度しゃりを取り囲み、海苔巻きならぬ「イカ巻き」状態。まあ、こういうデカネタ鮨を喜ぶ客が多いってことだろうね。他の魚の鮨も ことみな左様な次第。

 鮨をつまんでいるというより、ごはんつきの魚の巨大切り身を なんとか口の中に押し込んでいるって感じ。さすがにバイ貝やサザエは、巨大にしようがないから、普通のサイズでした。ここでようやく「美味い!!」って実感できました(笑)。 

 さらに、握り寿司のはずだが、押し寿司まででてきます。これもうおにぎりのような巨大さ。卵にいたっては、巨大なカステラ状態。もうお腹いっぱいで食べきれないよう(涙)。

 こういう鮨屋って 食べざかりの高校生なんかがいる地元のファミリー客は大歓迎だろうね。食事処としては最高の鮨屋です。一方、鮨をつまみながら、飲みたいご仁には不向きかな。しゃりの酢も塩もかなり控えめだしね。

 でもね 宇野気で鮨屋をやるからには、この路線が正解だと思うよ。だいたい、仕事帰りに一杯飲みにくるサラリーマンはこの界隈にはいないだろうしね。みな、マイカーで金沢まで通勤だしね。事実 閉店時間は夜20時です。

 結局 大将には握っていただけませんでしたが、初めてのフリの客に対しては当然かな。2100円コース(10貫)、追加のブリとサザエ、そして瓶ビール大瓶1本で3250円!でした。

 宇野気駅までの帰り道「満腹すぎて もう 動けないよー」状態で なんとか駅までたどり着きましたあ(笑)。また今度「寿司を腹いっぱい食いてーーーっ」ってなったら 伺いますね。 



 

 

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