秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(三百十五円のお時間)

2010年09月03日 | Weblog
『草刈り機で、草、刈りたいきん、燃料買うて来てくれえや~』
88才に到達した、叔母さんが、膝を摩りながら、言った!

家の中で、時々転ぶ、叔母さんが、言った。
庭先でも、転べる、叔母さんが、言った。

『何を言うん!危ないだろ~!したらいかんよ!』
目の前で、大声で叱った、普段は淑女な私。
『いけるわ~。なるなとこは、刈れるわ~肥ぐろしとかないかんわ~』

少し、標準語に通訳しますと、
『大丈夫~。平坦な場所なら刈れるわ~肥集めを作っておかなければ、いけないわ~』
となります。


で、本日、夕方。
燃料を持参し、またまた、数回めの、叔母さんちの、草刈り作業と、なりました。
場所は、家から少し下った藪の中。
お手伝いは、いつもの、近所のおばあさん~。
私が、機械で刈って行き、妖怪‥?間違えました。ゴメンなさい~
老婆2名が、茅を集めてイキマス!
日照りが、続き、夕立もなく、草は固くなっています。
途中で、休憩のお茶を飲みたくても、取りに行く、人間がいない!
地を這うように、茅を集めている、バアサンに、
『ちょっと、家に帰って、お茶、持って来て!喉渇いて、仕事にならんわ!!!』
などと、叫べる筈もなく、ひたすら、1時間と45分、眉間にシワを作りながら
頑張った、健気な、プチ高齢化の、ワタクシでした。
『もう、いんでも〈帰っても〉ええぞ~あそこの残っとる草だけ、しまいしてくれたら
後は明日、カマで刈れるわ~』
とサラリと言った、88女…

指示通り、動いた、健気なワタシ…

帰宅後、待っているのも、老犬…

夕刻の、散歩は、手の平の痺れを克服しながら、必死で歩いた、飼い主でした。

画像は、近所の、肥ぐろです。
高齢のご夫婦二人で、毎年、見事な肥のタワーです。
もう、一枚の画像は、落合集落から見た、中上集落です。
もっと、ズームしたいのですが、携帯なので、ゴメンなさいね。
アメリカで、頑張っていられる、Y様。
故郷の実家、小さい画像ですが、確認出来ましたか?

最後に、アイスのソーダバーを食べながらの、二人の会話を
お届けします〆通訳は、省略します〆

《まあ~、アイスクリームか~》
『これは、どこに売りよったぞえ、わたし、見たことないわ~』
《どこにでも、あろが~》
『わたし、買うて、持っていんにょったら、溶けるの~』
《腹に、スーッとシミルの~、気持ちええの~》
『なんぼ、するんぞえ~?』

12本入り、三百十五円で、味わえた、熱につおい、老婆の至福のお時間でした〆

イケるか!ワタシ!
体力低下~!
なんで、畑にだせば、元気なんだ?老婆達
もっしかして、元気を、吸い取られているのか~?も?

という事で、
本日も、高齢者漬けの、菜菜子の一日でありました!
ソーダアイス♪
ウマシ~!























コメント
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