秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(桜の蕾と独り言)

2012年04月12日 | Weblog
前略。祖谷山の桜はまだ、蕾です。
ワタシは隣町の満開の桜を浴びながら、お仕事に励んでいるのか?邪魔をしているのか?
とにかく、同じ仕事は、誰でも出来ますよね。毎日同じ仕事を、パーフェクトにこなして
自信満々になっている皆様…
是非、配置転換を体験して下さいませ。
自分自身の無力の無さに、落ち込みますから。
ワタシは、落ち込む前に、
『やったことない仕事、最初から出来るんだったら、化け物か妖怪じゃわ~!』
※化け物と妖怪は、何でも出来るのかは、聞いてみないので、判りません。悪しからず
…とココロの、ど真ん中で、叫ぶので、さほど、ストレスになりません。悪しからず。
上司様。ゴメンなさいね。

…祖谷は、今、
補助金天国です。
茅葺き屋根一棟に、三千万。
全部で、八つの茅葺き屋根の復元予定。
管理は、某NPO団体。

祖谷には、公共のハコモノが既に 17年前に、建っております。
このハコモノの土地は、個人の私有地。
以前、一部に畑が、ありました。
村が、半分を購入しました。
残りの土地は、借地として、村が※今は市か…
支払っております。
所有者は、他にも条件をつけます。
『娘や、嫁を職員に!』
はい、はい、わかりました。
そして、その所有者の娘、息子、嫁が、公務員。または、公務員に準じた待遇の職に着く。
選挙が、終わる度に、公務員が増え、
なぜか、Uターンした方々が多い。

ワタシは暇なんで、考えてみた。
公共工事で、土地の持ち主には、莫大なお金が、渡るのに…
空き家には、お金が支払われない…
畑も土地も、多分、そこに道路が出来たとしても、損害と言っても、その土地で
何かしらで利益を得ていたのならまだしも、何もない土地に、莫大なお金が、渡され…
空き家のスペースと
雑草だらけの土地と
どう違うんだろう。
築100年の空き家が、存在していたからこそ、完成された、
『古民家』なら そこで誰かが利益を出していくのなら、
利益の何割かは、空き家の持ち主に、還元されて当たり前なのでは、ないだろうか?
『むしのええ話』
じゃないか?
狭い村で暮らしていると、断れない時が、多々ある。
その村人の、優しさに付け込んでは?いないのだろうか?
ワタシ…間違ったこと言ってるかな?
……
……
じっと ダーリンを
見つめて 聞いてみた
……
……
ダーリンは 答えた
……
……
『わあは、めんどいのうや~!』

茅葺き屋根に
指定管理料が、支払われる方々と、
自腹で頑張らされる方々の、二つのケースの違いが、ワカラナイ。
アンポンタンだから、判らない~!

不平等じゃないか?

『東祖谷の人は、お金持ちばかりじゃなあ~!後へ後へ凄いもの、建てるなあ~!』
とワタシに隣町の方が、言った。

優しく言ってあげた。
『同じ三好市でしょ~あなたの税金も、遣われているのだよ~!』
※こいつ、合併を忘れてしまったか?

町から通う、公務員が、
『地域振興』
をおやりになり、
町から通う、社会福祉協議会の職員が、
『地区住民福祉』
の担当をおやりに なる。

東祖谷は 安泰だ

将来を見据えた、
人物が、一人もいない。
茅葺き屋根に三千万
てらおの兄さん、相変わらず
自腹の 切手代…

茅葺き屋根に三千万
ボランティアで、側溝掃除を、身体を痛めながら頑張る、集落の高齢者。

茅葺き屋根に、三千万
町の専門病院に、バスに揺られて、一日がかりで行く、高齢者。

三千万
あなたなら
何に 使いますか?

私なら 側溝掃除を
楽に出来るように、
免許を取得し、機械を購入します。


その土地で、暮らしていくのは、
夢物語とは 違います。
桃源郷と 呼ぶ村には、現実の厳しい暮らしがあります。
今 生きて いる
村人の暮らしを、
様々な暮らしの不便さを、少しでも 楽にしてあげたい

生きているのは
地元民です
綺麗事では、生計を経てられません。


最後に一句

桃源郷
金の亡者が 食い尽くす
桃源郷
村は どこに 向かうのだろう
草 々






























コメント (4)
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