秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(春の日に恋愛を語れば…)

2012年04月25日 | Weblog
最近 うし女の二番目が、週末に帰省するという…異常現象が、増えた。
〈ずびずび生活〉の…母ちゃんの家計を、じわじわと脅かす。

取りあえず、母親なので、手料理を作ってあげる。留守宅のヴヴヴ星人の畑で盗んだ、
〈ウド〉をメインに夕食の支度をする。

鶏の唐揚げ
ウドの葉の天ぷら
ウドの酢味噌あえ
一夜干しのイカ
普通の卵焼き
※写メはありません。テキトーに各自で想像して下さい。あしからず

『母ちゃん、ウドってそのまま、湯がくん~?』

「あくがあるけん、タンサン入れて、湯がかないかんのよ~」
母ちゃんは、優しく教える。

『そうなんじゃ~サイダー入れたらええんじゃなあ~』

……?……?

「また…今度…教えてあげるわ…」

※タンサンとは 重曹です。知らないアンポンタンは うし女位?です。親の顔が見てみたい…

お料理を作っていると、次女はべったりとくっついてくる。

『母ちゃんは、調味料キチンと計っていれんなあ?スプーンに何杯って
決まって、ないなあ~ほんまに味付け、テキトーじゃなあ~?』

くっつき牛が、えぜえぜと 聞いてくる

人生もテキトーな 母ちゃんが、調味料をキチンと計る訳がないっ!
母ちゃんのテキトー料理には、恐るべし 母ちゃんの感性が隠されているのだよ。

その日の気温
その日の湿度
その日の時刻
によって、微妙に変わる相手の身体の調子に併せて、味付け加減を意識的に、かえるのだよ…
ソースのバランスも変わるのだよ。
わかったか~!娘よ!母ちゃんは、祖父ちゃんから受け継いだのは、
〈鼻〉だけでは ないっ!

※母ちゃんは将来、バアサンになったら、多分…温度も湿度も関係ない、ただの生ものに完成する!

夕食を、一生懸命食べた次女は、やっぱり…こたつと同化した。


誰もが、親の背中を見て育ち
親のしている事を見て覚え…
または、親から教えてもらって覚えたり

……
親が 教えなくても
子供達は
なぜか、出来ていくことがある。

それは
〈恋愛エトセトラ〉

なんか…不思議
人間って 不思議

男も女も
多分 大好きな人と一緒にいる時間が
1番 洗脳されているのでは ないだろうか?
結婚式で新郎が必ず言う 言葉っ!

『必ず幸福にしますっ!』

大きな 大間違い!

幸福なのは、一瞬?なのだよ
洗脳から 醒めていき
少しずつ 自分を取り戻す そして…
何年かして 互いに思う。

……
……
『…あれっ?』

あれっ?を
ダラダラと 引きずったまま
やがて 諦めていく

諦めたまま
夫婦は 互いに
《壁紙》
のような 関係になる
毎日 見ている壁紙の模様は なぜか?
生活と一体化して…飽きない。
当たり前に なる
《壁紙》の模様を書いて見て下さい と言われても
多分 正確には書けないのではないだろうか…?※言われることもないだろうけど。

暖かな 季節になった。
キラキラの太陽に 包まれて
桜の花びらが、フロントガラスに舞い降りて
ハンドルを握りながら、不意に思った

こんな 春の日に
もう少し
夫婦をやりたかったと思った。
ココロから 思った

『もう一度
君にプロポーズ』されたいと 思った
草 々




















































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