秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(BGMとお茶摘みのお時間です~♪)

2012年05月24日 | Weblog
毎年、毎年の初夏の祖谷山の歳時記。
《お茶摘み》
バアバ様が、
『茶も伸びよるわのうや~お茶摘まないかんのうや~!』
と毎日、高知で悔やむので、エエ奴なワタシは考えた。

番茶は無理。仮に、一日、六人位の方々に、日当を支払って摘んで貰ったとしても
三、四日間をかけて、天日に干す事が、出来ない。どう考えても、無理。
…で本日はワタシの公休日。昨日、ヒラメイタ事。
『今日は、バアバの家のお茶摘みしよう~!』
…で 一人で7時間。
お茶摘みをした。

お昼休憩 10分っ!コヤスミ※おやつタイム無しっ!
天気は上々~気分はひたすら、お茶摘みバージョンっ!
しばらく摘んでいると、退屈になった。BGMは上空のカラスの鳴き声位だから
ちと 音楽でも聞きながら、馬力をあげなくちゃ~!携帯電話の中の
お気に入りの曲をセットしたっ!一枚でも多く、頑張ってバアバ様のお茶を摘んであげるんだ~

静かな 静かな朝。
太陽は 照り付ける。
逸る気持ち。
行くぞ~お茶摘み~携帯ミュージックスイッチオンっ!

『アイラブユ~
今だけは 哀しい歌 聞きたくないよ~
アイラブユ~
逃れ逃れたどり着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから~
二人はまるで捨て猫みたい~~~~♪』

……
……
手の動きが…止まる。作業が なんか まったりと なる……

BGMを間違えた。
選曲ミスだ。

すぐに スイッチを切って、考えた。

『お茶摘みに合う曲って、何がええんだろう?』

ワタシの携帯には、どちらかと言えば、バラード系か、フォーク系が多い。
竹内まりやの、『告白』や、『駅』や、松任谷由実の『卒業写真』を聞きながら
お茶摘みは、ちと合わない?
中島美嘉のORION
中島美嘉のALwAYS
やっぱり 手が止まる?
結果 自分でハミングしながら、摘むことにした。
『夏も近づく八十八夜~♪野にも山にも若葉がしげるぅ~♪』
※若葉 茂ってます。

『摘めよ~摘め摘め~摘まねばならぬ~摘まにゃ♪ヴヴヴの茶にならぬぅ~~♪』

ワタシ…アホかも?

そして、早めに作業は終わり、隣町の茶工場に急いだ。1時間は、かかる。
今年は、番茶を諦め、機械にお任せして、加工処理して頂くことにした。
これを祖谷の人達は、
『ほんせいのお茶』にすると言うが、漢字が解らない。ほんせいって、どう書くんだろう?
本製?
品製?

本正?誰か 知りませんか?すみませんが、教えて下さい。と、お季紫も 申しております。
少しだけの お茶だけど、自分の家のお茶を見れば、バアバも悦ぶのでは ないだろうか。
昨日の事も 今朝の事も、バンバン忘れていく、バアバは、なぜか
去年のお茶摘みの後で片付けた、お茶摘みのネットの場所は、覚えておりました。

『ありゃあの~あそこよ~かみのまの、冷蔵庫の横のダンボールの中よの~~
そんがなもん、どうするんぞ~?』
従姉妹は 言った。
『菜菜子が一人で摘んでくれたって~』
『まあ~!!!まことや~』
『今年は番茶にせんと、ほんせいにすると~!』
『そりゃあ、皆それに、しよるわの~菜菜子、一人で煎って もむんじゃのう~!偉いの~!』

読者の皆様
上記の会話 どこが、へんてこりん?だったでしょう?
わかった方々は、通ですね。 か し こ














































コメント (2)
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