秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷夏点描 暮らしの晩夏

2012年08月04日 | Weblog
露しげきみ山の笹に分け入りて歩みし三嶺のいにしへ思ふ

夏山の涼しき風を求めども日照りに木々の病葉哀れ

九鬼のさとおきなはひとり息災に畑仕事に笑顔ただよふ



病葉を落せし大樹天に立つ

喜雨待つや次第に雲の集まりし

風去りぬ読書三昧夏ふかし

軒下の糸瓜の花や五輪さき

蝉しぐれ庵にしみ入る読書かな


猛暑続きの日々であるが、もうすでの8月晩夏も残り少なくなり

7日には立秋になる

暦の上では初秋に近づいているわけなのだ、だが、猛暑!下は暑いなあ!

やまは日陰に入るとすずしいかぜに汗がひく、あさばんは窓を開けっぱなしに

していると、さむくなり、下手すると風邪をひいてしまうほどだ


なつはやまにかぎる、なにもしないにかぎる、ひがらいちにち、きをみつめ

みどりをながめ、くもをみて、かぜをかんじて、くうきをにおい、とりのこえを

きいて、せみをいつくしみ、ほんをよみ、こうこうとさえわたるつきとかたらい

ほしにいのり、よふけのせいじゃくをきき、うまいさけにかんしゃして

こどくをともにしてうたたねる、なにもしないこと、いいねえ