大晦日。うし女が二人
やっぱり独身で、帰省した。
『食う寝るそして食う』
この一連のパターンは、お変わりなく、何よりでした。
今年は、毛布を取った取らないで、喧嘩をしないように、毛布を二枚出して、セットした。
親もキチンと学習する。
うし女・長女は、二日から 仕事だったので、次女と、初参りに出掛けた。
『今年こそ、浴びるような幸福を得る為に~行くぞ~神様~ダッシュだ!本堂!』
とお参りマックスな母の隣で
次女が ボソッと呟いた。
…
…『初参りしたら、なんか ええことって あるん…?』
…ん
…ん
母は 一言二言、お返事した。
「それを言ったら、神も仏もないよ。とりあえずは、ピシッと手を合わせてからじゃないん?」
ふと 祖谷弁の
《それがどしたん?》
と言う言葉が、浮かんだ。
何かしらの熱弁を語る集まりの中に居ながら、(一対一の時もある)ずっと話の流れを
聞きながら、冷めた表情の奴が居て、ぽつりと放つ
《それがどしたん?》
この言葉を、標準語に当て嵌めると、難しい。真逆の言葉なら、早い話は、
同調か、褒めるとか、そんな感じ。
君の話、いいねえ~
その話の先は、どうなった~
そんな相槌とは、全く真逆な、冷ややかな、
《それがどしたん?》
これを言われると、話は続かない。シラけた雰囲気となる。
それがどしたん?を口癖にしながら、孤独な大人になった人を知っている。
彼は、町に出て行ったが、相変わらずみたいだ。
今年の春は
市議選挙が、ある。四年間、あぐらをかいていた方々も、そろそろ動きだしている。
相変わらず、どうでもいい内容に対し、突いて足踏みしている、お粗末な議会内容。
市議になるのが、ゴールだったみたいな方々もいる。
新年早々、話がそれた。うし女の座っていた、場所に、ポテトチップスのカケラ
寝ながら、食ったのか?
布団の中から、
コンタクトレンズのカケラ
虫かと、思うたわ!
氷の中に
村がスッポリと入っているみたいな、寒さです。
読者の皆様、
気ままな拙い宿借り便乗エッセイですが、今年もよろしくお願い致します。
破魔矢の三千円は 買えなかった ケチな新年の お菜菜でした。
二礼二拍手一礼
かしこ
※良い子の皆さんは、お菓子は座って食べましょう