秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(奥祖谷と・ピッピッと冬のご挨拶~♪)

2014年02月11日 | Weblog

久しぶりに 一日を祖谷でまったりと過ごせた、休日でございました。
今日は 友人のお義父さんのお悔やみに、冬の名頃集落に 向かいました。
そして わたしは つくづく 悟ったのです。
わたしの住む集落は、祖谷の 銀座通りみたいな 位置?だと。

雪の質が 違う
雪の量が 違う
風が 違う
第一 気温が 低い

菅生集落までは 路面の雪も 溶けていて、所々 凍っている路面だけを 気にしながら
走って おりましたが、菅生を通過すると、一面 路面は 固い雪に変わっていて
選びようのない 一面凍結した雪の上を ただ ひたすら進むのみっ!

『名頃の人って…偉い…根性あるわな…』
などと 感無量で 走りながら、キレイな場所があったので、普通に道路で停止して
車から降りて、写メを撮る。

後方から、一台の軽四。
慌てて 車を避けようとしていたら、軽四の運転手さん、笑いながら
ピッピッと ホーンを鳴らし、横をスレスレで 通って下さった。
※昔は めちゃくちゃ男前だった人
今も ソコソコ男前だけど、トキメカナイのは?わたしが オバサンに変化した為なのか?
向こうが オッサン化して 男前オーラを無くした為なのか?

祖谷には、昔は男前だった人が 沢山いる。
祖谷美人は 女性
祖谷の男前は 祖谷美男?

で ふと 思い出した。
祖谷の人々は、車のホーンで 話をする。
しもの人々には、絶対に 出来ない?特技、いやっ、伝統に値するものかも?

数年前、剣山に 向かう途中で、一人で歩くイケメン外国人を 拾ったことが あった。
ワタシは 祖谷弁以外 話せない癖に やたらと 外国人を 乗せたがる。
…で 対向車が 避けていてくれる度に、
ピッピッと ホーンを鳴らす。
知り合いだと、愛想マックスで 手を振る
ピッピッ
ピッピッ
を 繰り返していたら、助手席のイケメン男子が イングリッシュ語で 聞いてきた。
身振り手振りで、聞きたいことは 理解できた

『サッキカラ、アナタがナラシテいるのは、ナゼですかァ???
ピッピッはナンデスカァ???』
みたいな 問いかけだった。

ワタシは 車を 一旦停止して
右手と左手をハンドルの上に乗せ、人差し指を二本 並べて(映画のE.Tの、あのメイン)
交互に交差しながら、
『ストップ~!ストップ!サンキューサンキュー~♪』を ひたすら 繰り返した

…伝わった。
イケメンは
「ソウイウ意味ネ~」
みたいな 顔をして 嬉しそうに頷いたから
多分 伝わった

祖谷の人々は
対向する度、避けていると
「ありがとう、スマンスマン」
を ピッピッに 代えて
まだ 後に すぐに 来るけん そのまま 避けとってよ~を
人差し指を 立てて
ピッと 鳴らして 笑い
「おはようさん」
は 力強く ピッピッと鳴らし
※ワタシは嫌いな人には、無視をする、

ホーンだけで
おしゃべりする
この 癖を 高知の土手で、やりそうになり
助手席の娘が 慌てて叫んだ~

『町では、鳴らしたらいかんよ~!!!』

ありがとうを
伝えにくい? 街暮らの皆様方
慣れない雪、 気をつけて 下さいね。
祖谷山は
まさに 冬の旬で ございます
かしこ